鹿児島市交通局7500形電車
鹿児島市交通局7500形電車(かごしましこうつうきょく7500がたでんしゃ)は、鹿児島市交通局にて2017年3月30日より運行を開始した[2]超低床の路面電車車両である[3]。愛称は「ユートラムIII」[3]。 2018年5月24日付で「鉄道友の会」のローレル賞を受賞した[4]。 概要「鹿児島市LRT整備計画」に基づき、老朽化した500形電車の置き換えとして、2両が導入された[3][5]。 車体車両は2車体連接車であり、アルナ車両の超低床車ブランドであるリトルダンサーのタイプXをベースとしている[6]。定員は1000形電車(初代ユートラム)より10名(8座席)増の68名(26座席)となっている[3][5]。車体寸法は、長さ14.4メートル、幅2.44メートル、高さ3.75メートルであり、自重は18.5トンである[5]。 台車は新開発したSS15台車を用い、世界最小クラスのモーターを用いたことで、国内では初となる従来車と同様のWN駆動での100%超低床車を実現した[7]。運転台機器は、1000形および7000形と同じ右手操作式ワンハンドルマスコン。また室内は全席ロングシートを採用している。 2019年1月に2次車である7503と7504が登場[8]し、同年3月1日に営業運転を開始した。この2編成は窓が押し出し式から引き違い式になるなど細部が変更されている[9]。 2022年には7502にチャギントンのウィルソンとブルースターを再現したラッピングが施され、2月25日から運行を開始した[10] [11]。
運用1000形・7000形と共に固定運用となっており、各停留所の時刻表に表記されているほか、ホームページでも確認することができる。 事故2024年(令和6年)8月3日14時10分頃に鹿児島駅前電停の分岐点で谷山発鹿児島駅前行きの7502Aが別の線路に入り脱線する事故が発生した[12]。 脚注注釈出典
参考文献
外部リンク
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