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2003年の日本競馬

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2003年の日本競馬(2003ねんのにほんけいば)では、2003年平成15年)の日本競馬界についてまとめる。

2002年の日本競馬 - 2003年の日本競馬 - 2004年の日本競馬

概要

スティルインラブが史上2頭目の三冠牝馬

スティルインラブ桜花賞優駿牝馬(オークス)・秋華賞牝馬三冠レースを全て制し、1986年メジロラモーヌ以来、JRA史上2頭目の牝馬三冠を達成した。 メジロラモーヌの時には三冠目はエリザベス女王杯(4歳馬=当時の表記限定、2400m)であり、三冠目が秋華賞となってからの牝馬三冠馬は初めて。

ただし、三冠レースの1番人気はすべてアドマイヤグルーヴ(桜花賞3着、優駿牝馬7着、秋華賞2着)に譲った。 逆に、1番人気に支持されたローズステークスとエリザベス女王杯ではいずれもアドマイヤグルーヴに敗れた。 騎乗した幸英明騎手にとって、桜花賞が騎手デビュー以来初のGI優勝となった。

牡・牝同時三冠ならず

牡馬クラシック三冠レースではネオユニヴァース皐月賞東京優駿(日本ダービー)を制し、二冠馬となった。 騎乗していたミルコ・デムーロ騎手は、JRA史上初の外国人のダービージョッキーとなった。 三冠がかかる菊花賞には特例で騎乗が認められたが、ザッツザプレンティの3着に敗れ、JRA史上6頭目の三冠馬、そしてJRA史上初の牡馬・牝馬同時三冠達成はならなかった。 牡馬・牝馬で同時に「二冠馬」が誕生したのは1975年カブラヤオーテスコガビー)以来28年ぶりであった。

福島競馬開催の見直し

2002年までの福島競馬の開催は夏1開催・秋2開催行われたが、年間の競馬の平準化を図る目的から秋の開催のうち1開催分を春に移行した。これに伴いカブトヤマ記念が春の開催に移行したが、この年の開催をもって廃止された[1]。2004年から春の福島開催での重賞として福島牝馬ステークスが新設された[2]

できごと

1月 - 3月

4月 - 6月

7月 - 9月

10月 - 12月

競走成績

太字はコースレコード、赤太字は日本レコード。

中央競馬・平地GI

競走名 優勝馬 性齢 騎手 調教師 所属
月日 競馬場 馬主 勝時計
第20回フェブラリーステークス ゴールドアリュール 牡4 武豊 池江泰郎 JRA栗東
2月23日 中山競馬場 (有)社台レースホース 1:50.9
第33回高松宮記念 ビリーヴ 牝5 安藤勝己 松元茂樹 JRA栗東
3月30日 中京競馬場 前田幸治 1:08.1
第63回桜花賞 スティルインラブ 牝3 幸英明 松元省一 JRA栗東
4月13日 阪神競馬場 (株)ノースヒルズマネジメント 1:33.9
第63回皐月賞 ネオユニヴァース 牡3 M.デムーロ 瀬戸口勉 JRA栗東
4月20日 中山競馬場 (有)社台レースホース 2:01.2
第127回天皇賞(春) ヒシミラクル 牡4 角田晃一 佐山優 JRA栗東
5月4日 京都競馬場 阿部雅一郎 3:17.0
第8回NHKマイルカップ ウインクリューガー 牡3 武幸四郎 松元茂樹 JRA栗東
5月11日 東京競馬場 (株)ウイン 1:34.2
第64回優駿牝馬(オークス) スティルインラブ 牝3 幸英明 松元省一 JRA栗東
5月25日 東京競馬場 (株)ノースヒルズマネジメント 2:27.5
第70回東京優駿(日本ダービー) ネオユニヴァース 牡3 M.デムーロ 瀬戸口勉 JRA栗東
6月1日 東京競馬場 (有)社台レースホース 2:28.5
第53回安田記念 アグネスデジタル 牡6 四位洋文 白井寿昭 JRA栗東
6月8日 東京競馬場 渡辺孝男 1:32.1
第44回宝塚記念 ヒシミラクル 牡4 角田晃一 佐山優 JRA栗東
6月29日 阪神競馬場 阿部雅一郎 2:12.0
第37回スプリンターズステークス デュランダル 牡4 池添謙一 坂口正大 JRA栗東
10月5日 中山競馬場 吉田照哉 1:08.0
第8回秋華賞 スティルインラブ 牝3 幸英明 松元省一 JRA栗東
10月19日 京都競馬場 (有)ノースヒルズマネジメント 1:59.1
第64回菊花賞 ザッツザプレンティ 牡3 安藤勝己 橋口弘次郎 JRA栗東
10月26日 京都競馬場 阿部雅一郎 3:05.9
第128回天皇賞(秋) シンボリクリスエス 牡4 O.ペリエ 藤沢和雄 JRA美浦
11月2日 東京競馬場 シンボリ牧場 1:58.0
第28回エリザベス女王杯 アドマイヤグルーヴ 牝3 武豊 橋田満 JRA栗東
11月16日 京都競馬場 近藤利一 2:11.8
第20回マイルチャンピオンシップ デュランダル 牡4 池添謙一 坂口正大 JRA栗東
11月23日 京都競馬場 吉田照哉 1:33.3
第4回ジャパンカップダート フリートストリートダンサー 5 J.コート D.オニール アメリカ
11月29日 東京競馬場 T.レザーマン 2:09.2
第23回ジャパンカップ タップダンスシチー 牡6 佐藤哲三 佐々木晶三 JRA栗東
11月30日 東京競馬場 (株)友駿ホースクラブ 2:28.7
第55回阪神ジュベナイルフィリーズ ヤマニンシュクル 牝2 四位洋文 浅見秀一 JRA栗東
12月7日 阪神競馬場 土井肇 1:35.9
第55回朝日杯フューチュリティステークス コスモサンビーム 牡2 D.バルジュー 佐々木晶三 JRA栗東
12月14日 中山競馬場 岡田美佐子 1:33.7
第48回有馬記念 シンボリクリスエス 牡4 O.ペリエ 藤沢和雄 JRA美浦
12月28日 中山競馬場 シンボリ牧場 2:30.5

中央競馬・障害

競走名 優勝馬 性齢 騎手 調教師 所属
月日 競馬場 馬主 勝時計
第5回中山グランドジャンプ ビッグテースト 牡5 常石勝義 中尾正 JRA栗東
4月19日 中山競馬場 (有)ビッグ 4:50.9

12月27日に開催予定で、2004年1月10日に延期となった中山大障害こちらを参照。

地方競馬主要競走

競走名 優勝馬 性齢 騎手 調教師 所属
月日 競馬場 馬主 勝時計
第52回川崎記念 カネツフルーヴ 牡6 松永幹夫 山本正司 JRA栗東
1月29日 川崎競馬場 (株)ローレルレーシング 2:14.8
第25回帝王賞 ネームヴァリュー 牝5 佐藤隆 川島正行 船橋
6月25日 大井競馬場 富岡眞治 2:04.6
第5回ジャパンダートダービー ビッグウルフ 牡3 武豊 中尾正 JRA栗東
7月8日 大井競馬場 (有)ビッグ 2:04.9
第18回ダービーグランプリ ユートピア 牡2 安藤勝己 橋口弘次郎 JRA栗東
9月23日 盛岡競馬場 金子真人 2:07.6
第16回マイルチャンピオンシップ南部杯 アドマイヤドン 牡4 安藤勝己 松田博資 JRA栗東
10月13日 盛岡競馬場 近藤利一 1:35.4
第3回JBCスプリント サウスヴィグラス 牡7 柴田善臣 高橋祥泰 JRA美浦
11月3日 大井競馬場 南波壽 1:09.7
第3回JBCクラシック アドマイヤドン 牡4 安藤勝己 松田博資 JRA栗東
11月3日 大井競馬場 近藤利一 2:04.3
第54回全日本2歳優駿 アドマイヤホープ 牡2 武豊 橋田満 JRA栗東
12月17日 川崎競馬場 近藤利一 1:42.8
第49回東京大賞典 スターキングマン 牡4 武豊 森秀行 JRA栗東
12月29日 大井競馬場 (有)ゴールドレーシング 2:03.7

表彰

JRA賞

  • 年度代表馬・最優秀4歳以上牡馬 シンボリクリスエス
  • 最優秀2歳牡馬 コスモサンビーム
  • 最優秀2歳牝馬 ヤマニンシュクル
  • 最優秀3歳牡馬 ネオユニヴァース
  • 最優秀3歳牝馬 スティルインラブ
  • 最優秀4歳以上牝馬 ビリーヴ
  • 最優秀父内国産馬 ヒシミラクル
  • 最優秀短距離馬 デュランダル
  • 最優秀ダートホース アドマイヤドン
  • 最優秀障害馬 ビッグテースト

ダートグレード競走最優秀馬

 アドマイヤドン

NARグランプリ

リーディング

リーディングジョッキー

分類 騎手の氏名 勝利数
中央競馬 武豊 204
地方競馬
ばんえい競走

リーディングトレーナー

分類 調教師の氏名 勝利数
中央競馬 藤沢和雄 63
地方競馬
ばんえい競走

リーディングオーナー

リーディングブリーダー

リーディングサイアー

リーディングブルードメアサイアー

誕生

この年に生まれた競走馬は2006年のクラシック世代となる。

競走馬

人物

死去

競走馬、繁殖馬

人物

引退

競走馬

人物

繁殖馬

脚注

参考文献

注釈

  1. ^ のちに地方競馬で現役復帰

出典

  1. ^ 「平成15年度競馬番組発表」『優駿』2003年1月号、中央競馬ピーアール・センター、2003年、74,76,79。 
  2. ^ 『日本中央競馬会50年史』日本中央競馬会、2005年、485頁。 
  3. ^ a b c d e f 『総合年表』p.263
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m 『総合年表』p.264
  5. ^ a b c ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年3月31日). 2020年10月12日閲覧。
  6. ^ a b ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年4月7日). 2020年10月12日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l 『総合年表』p.265
  8. ^ a b ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年7月7日). 2020年10月12日閲覧。
  9. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年7月14日). 2020年10月12日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m 『総合年表』p.266
  11. ^ a b ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年9月8日). 2020年10月12日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m 『総合年表』p.267
  13. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年11月24日). 2020年10月12日閲覧。
  14. ^ a b c d 『総合年表』p.268
  15. ^ a b ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年5月26日). 2020年10月12日閲覧。
  16. ^ a b ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年3月17日). 2020年10月12日閲覧。
  17. ^ a b c d ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年5月5日). 2020年10月12日閲覧。
  18. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年11月10日). 2020年10月12日閲覧。
  19. ^ 読売新聞 2003年11月25日号
  20. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年2月3日). 2020年10月12日閲覧。
  21. ^ ニュースぷらざ 美浦レポート”. 競馬ブック (2003年2月3日). 2020年10月12日閲覧。
  22. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年2月10日). 2020年10月12日閲覧。
  23. ^ a b ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年2月17日). 2020年10月12日閲覧。
  24. ^ a b c d e f g h i j ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年2月24日). 2020年10月12日閲覧。
  25. ^ a b c ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年3月3日). 2020年10月12日閲覧。
  26. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年3月24日). 2020年10月12日閲覧。
  27. ^ ニュースぷらざ 栗東レポート”. 競馬ブック (2003年4月21日). 2020年10月12日閲覧。
  28. ^ a b c ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年6月2日). 2020年10月12日閲覧。
  29. ^ a b ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年6月9日). 2020年10月12日閲覧。
  30. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年6月23日). 2020年10月12日閲覧。
  31. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年6月30日). 2020年10月12日閲覧。
  32. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年7月28日). 2020年10月12日閲覧。
  33. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年8月12日). 2020年10月12日閲覧。
  34. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年9月1日). 2020年10月12日閲覧。
  35. ^ ニュースぷらざ 美浦レポート”. 競馬ブック (2003年9月22日). 2020年10月12日閲覧。
  36. ^ ニュースぷらざ 美浦レポート”. 競馬ブック (2003年9月29日). 2020年10月12日閲覧。
  37. ^ ニュースぷらざ 栗東レポート”. 競馬ブック (2003年10月13日). 2020年10月12日閲覧。
  38. ^ ニュースぷらざ 美浦レポート”. 競馬ブック (2003年11月4日). 2020年10月12日閲覧。
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  40. ^ a b ニュースぷらざ 栗東レポート”. 競馬ブック (2003年11月17日). 2020年10月12日閲覧。
  41. ^ ニュースぷらざ 美浦レポート”. 競馬ブック (2003年12月1日). 2020年10月12日閲覧。
  42. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年12月8日). 2020年10月12日閲覧。
  43. ^ ニュースぷらざ 栗東レポート”. 競馬ブック (2003年12月15日). 2020年10月12日閲覧。
  44. ^ ニュースぷらざ 美浦レポート”. 競馬ブック (2003年12月29日). 2020年10月12日閲覧。
  45. ^ a b ニュースぷらざ 栗東レポート”. 競馬ブック (2004年1月6日). 2020年10月12日閲覧。
  46. ^ a b ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年4月28日). 2020年10月12日閲覧。
  47. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年7月21日). 2020年10月12日閲覧。
  48. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブック (2003年12月29日). 2020年10月12日閲覧。
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