2014 FIFAワールドカップ・アジア4次予選
このページは、2014 FIFAワールドカップ・アジア予選の4次予選の結果をまとめたものである。グループAからはイランと韓国が、グループBからは日本とオーストラリアが、それぞれワールドカップ本大会出場を決めた。またウズベキスタンとヨルダンがアジア地区プレーオフに進出した。 方式3次予選の各組上位2チーム、計10チームを5チームずつ2組に分け、各組でホーム・アンド・アウェーの総当たり戦を行う[1]。各組上位2チームが本大会出場権を得る。各組3位は5次予選(アジア地区プレーオフ)に進出する。 2012年6月3日・6月8日・6月12日・9月11日・10月16日・11月14日および、2013年3月26日・6月4日・6月11日・6月18日に実施された(各チーム8試合。毎節とも、各グループ1チームずつが試合を行わない)[1]。なお、この最終節の日程はFIFAコンフェデレーションズカップ2013の日程と重複するという問題があり[2]、これに対しアジアサッカー連盟は2011年3月23日、「FIFAコンフェデレーションズカップ2013に出場する日本が4次予選に進出した場合、最終節に日本の試合が行われないように日程を割り当てる」という措置を取ることを発表した[3]。 シード順組み合わせ抽選会は2012年3月9日の日本時間午後5時からマレーシア・クアラルンプールのAFC本部で開始された[4]。抽選会はアジアサッカー連盟(AFC)公式HP上で生中継され、264,959人が視聴した[5]。日本ではCSテレ朝チャンネルで生中継された。抽選を引き当てるドロワ代表として元日本代表CB宮本恒靖、元イラン代表MFマハダヴィキアが登場した。 シード順については、抽選会時点の2012年3月7日のFIFAランキングに基づいてシード順が定められた[6][7][8]。 組み合わせ抽選の手順は以下の通り[9]。
シード順およびポット分けは2012年3月7日発表のFIFAランキングに基づいており以下の通り[10]。カッコ内の数はシード順の決定に用いたFIFAランキングである。
最終予選の展開グループ Aイラン、韓国、ウズベキスタンが直接出場権の2チームを争う三つ巴の展開となった。 イランは序盤、アウェーでレバノンに[11]、ホームでウズベキスタンに敗れるなど、出場圏外の3位と苦戦が続いたが[12]、最後は1-0で韓国を下し、逆転で首位突破を決めた[13]。 韓国は最終戦でイランに敗れたことで同日にカタールを下したウズベキスタンに勝ち点で追いつかれたが、得失点差でわずかに「1」上回り、辛くも本大会出場権を獲得した[14][15]。 3次予選を首位通過したウズベキスタンは中盤まで首位を守ったが[12]、韓国との直接対決に勝てなかった[16]ことが響き、惜しくも初出場を決めることはできず、AFCプレーオフに回ることになった。韓国ホームの試合はオウンゴールが決勝点となる不運な形であった[16]。 3次予選で韓国から大金星を挙げた[17][18]レバノン、AFCアジアカップ2011ベスト8[19]のカタールは勝ち点を積むことができず、出場権争いに加わることができなかった。 グループ B3次予選で不調[20]だった日本が開幕から首位を独走。ホームでの2連戦をいずれも完勝で飾ると[21][22]、オーストラリアにアウェーで引き分けたものの[23]、その後も勝利が続いた[24][25]。4勝1分で迎えたヨルダン戦で最終予選初黒星を喫した[26]が、2013年6月4日、ホームでオーストラリアと引き分け、開催国のブラジルを除いて世界最速で5大会連続の出場が決定した[27]。後半ロスタイムで同点に追いつく劇的な展開であった[28]。最終戦も勝利、開幕から一度も首位を譲ることなく最終予選を終えた。 オーストラリアは終始低調で、日本が出場を決めた第8節時点でわずか1勝、直接出場権圏外の3位に沈んでいたが、第9節のヨルダン戦[29]、第10節のイラク戦に連勝し[14]、一気に2位に浮上。最終的に3勝4分1敗・勝ち点13であった。 ヨルダンはホームで日本やオーストラリアに勝利するなど強さを見せ[30]、第7節時点で2勝1分3敗ながら2位につけた[31]。しかし、アウェーでの極端な弱さが目立ち、日本には0-6[32]、オーストラリアには0-4で敗れるなど全敗。最終的にB組3位で5次予選に回った。 オマーンはオーストラリアに2つ引き分ける[33]など健闘を見せ、第8節時点で2位に位置したが、オーストラリアに逆転され、最終戦のヨルダン戦で引き分け以上であればプレーオフに進めたが、0-1で敗れ4次予選での敗退が決まった。 試合結果グループ A
出典:
順位の決定基準: 順位決定方式
グループ B
出典:
順位の決定基準: 順位決定方式
トピックス
脚注注釈出典
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