<日本プロバスケットボールリーグ
2006-07年のbjリーグをまとめたもの。2006年11月4日開幕。大阪エヴェッサが優勝し、bjリーグ初の2連覇を達成した。
概要
参加チーム
- 「ブロック」および「東」「西」
- オールスターゲームにおける選抜チーム名(「EAST=東」「WEST=西」)を使用。
- ホームゲーム数:各チーム20試合
- 「ブロック」内:3(対戦チーム数)×4試合(ホーム開催)=12試合
- 「ブロック」外:4(対戦チーム数)×2試合(ホーム開催)=8試合
- 名称
- 仙台89ERS: 仙台エイティナイナーズ
- 新潟アルビレックスBB: 新潟アルビレックスバスケットボール
- 大阪チームは本来「大阪ディノニクス」として出場する予定だったが、スポンサーの意向で別運営会社となり、チーム名も変更された。
- ホーム
- ホームタウンは都道府県で記載。
- ホームゲームをホームアリーナがある都道府県以外でも開催しているチーム
- チーム名、チームカラーは当時のものを表示。
新規参入
2006-07年度シーズンに新規参入するチームの公募を開始した結果、栃木県、横浜市、富山県、香川県などの20団体から問い合わせがあり、エクスパンションを決定。以下2チームの新規参入を決めた。
ドラフト
開催内容
試合方式
レギュラーシーズン
- ホーム&アウェーにより8チームが、同一ブロック所属チームとは8回総当たりで、別ブロック所属チームとは4回総当りで、合計40試合を行う。なお、ブロック分けは次の通りである。
- 順位は、上記ブロック分けとは関係なく、40試合の勝敗等(勝敗が同じ場合には、(1)得失点差→(2)1試合当たりの平均得点で順位を決める)により1位から8位までの順位を決める。そして、レギュラーシーズンで4位以内に入ったチームがプレイオフに進出する。
- ホームゲーム数は20試合で、JリーグJ1リーグ戦17試合、J2リーグ戦24試合と比べて少な過ぎることはないが、ほぼ週末2試合が連続ホームゲームまたは連続アウェイゲームとなり、ホームとアウェイが交替して17回(月2-3回)あるJ1に対して、ホームゲーム開催週末が約10回、すなわち1ヶ月に2回程度しかなく、3週のうち1週しかホームゲームがない場合があるので、時としてアウェイが連続する間延び感がある。
プレイオフ
- ファーストラウンドで1位チームと4位チーム、2位チームと3位チームが対戦し、先に勝利したチームがファイナルに進出する。そして、ファイナルで勝利したチームが優勝チームとなる。
- 2005-06年度の決勝ラウンドについては日程的な問題から、準決勝2試合と3位決定戦及び決勝戦(各1試合ずつのみ)を2006年4月29日と30日に有明コロシアムで開催された。
- 優勝チーム以外の順位については、プレイオフファイナル敗戦チームが2位に、3位決定戦勝利チームが3位に、3位決定戦敗戦チームが4位になる。プレイオフに進出できなかったチームはレギュラーシーズンの勝率等により5位~8位になる。
bj-KBL チャンピオンシップゲームズ
開催実績
チーム
|
自治体
|
アリーナ
|
座席数
|
ホームゲーム観客数
|
試合数
|
合計
|
平均
|
最大
|
最小
|
仙台 |
仙台市 |
市体育館 |
5733席 |
12 |
31850人 |
2654人 |
3158人 |
2293人
|
仙台市 |
青葉体育館 |
1612席 |
2 |
3852人 |
1926人 |
2123人 |
1729人
|
塩竈市 |
市体育館 |
席 |
2 |
2616人 |
1308人 |
1512人 |
1104人
|
登米市 |
登米総合体育館 |
席 |
2 |
3363人 |
1682人 |
1690人 |
1673人
|
山形県 |
山形市総合SC |
席 |
2 |
2389人 |
1195人 |
1296人 |
1093人
|
ホーム計 |
20 |
44070人 |
2204人 |
3158人 |
1093人
|
新潟 |
新潟市 |
朱鷺メッセ |
約5000席 |
10 |
42153人 |
4215人 |
4515人 |
3656人
|
長岡市 |
市厚生会館 |
席 |
4 |
9573人 |
2393人 |
2603人 |
2221人
|
柏崎市 |
市総合体育館 |
席 |
2 |
4556人 |
2278人 |
2465人 |
2091人
|
小千谷市 |
市総合体育館 |
席 |
2 |
3850人 |
1925人 |
2027人 |
1823人
|
上越市 |
リージョンプラザ |
3476席 |
2 |
5047人 |
2524人 |
2586人 |
2461人
|
ホーム計 |
20 |
65179人 |
3259人 |
4515人 |
1823人
|
埼玉 |
所沢市 |
市民体育館 |
約4300席 |
14 |
29839人 |
2131人 |
3683人 |
1318人
|
春日部市 |
ウイングハット |
3584席 |
2 |
4418人 |
2209人 |
2316人 |
2102人
|
さいたま市 |
市総合体育館 |
2954席 |
2 |
5188人 |
2594人 |
2831人 |
2357人
|
秩父市 |
市文化体育C |
席 |
2 |
2236人 |
1118人 |
1214人 |
1022人
|
ホーム計 |
20 |
41681人 |
2013人 |
3683人 |
1022人
|
東京 |
東京都 |
有明コロシアム |
10000席 |
20 |
58019人 |
2901人 |
9170人 |
1307人
|
富山 |
富山市 |
市総合体育館 |
4650席 |
6 |
14351人 |
2392人 |
2870人 |
1251人
|
富山市 |
県総合体育C |
席 |
4 |
8455人 |
2114人 |
2331人 |
1781人
|
黒部市 |
市総合体育C |
席 |
2 |
3898人 |
1949人 |
2223人 |
1675人
|
高岡市 |
竹平記念体育館 |
約2000席 |
2 |
3138人 |
1569人 |
1853人 |
1285人
|
魚津市 |
ありそドーム |
席 |
2 |
3382人 |
1691人 |
1703人 |
1679人
|
南砺市 |
市福野体育館 |
席 |
2 |
2254人 |
1127人 |
1177人 |
1077人
|
滑川市 |
市総合体育館 |
席 |
1 |
1234人 |
1234人 |
人 |
人
|
上市町 |
町総合体育館 |
席 |
1 |
1122人 |
1122人 |
人 |
人
|
ホーム計 |
20 |
37834人 |
1892人 |
2870人 |
1077人
|
大阪 |
大阪市 |
中央体育館 |
10000席 |
6 |
28056人 |
4676人 |
5625人 |
4091人
|
守口市 |
市民体育館 |
約3000席 |
6 |
12419人 |
2070人 |
2164人 |
1975人
|
門真市 |
なみはやD(メイン) |
約6000席 |
4 |
16458人 |
4115人 |
5105人 |
3580人
|
門真市 |
なみはやD(サブ) |
約2300席 |
4 |
7403人 |
1851人 |
1971人 |
1733人
|
ホーム計 |
20 |
64336人 |
3178人 |
5625人 |
1733人
|
高松 |
高松市 |
市総合体育館 |
2830席 |
16 |
35099人 |
2194人 |
2823人 |
1594人
|
丸亀市 |
市民体育館 |
3000席 |
4 |
8994人 |
2249人 |
2428人 |
2005人
|
ホーム計 |
20 |
44093人 |
2205人 |
2823人 |
1594人
|
大分 |
別府市 |
ビーコンプラザ |
3925席 |
6 |
16892人 |
2815人 |
3193人 |
2610人
|
別府市 |
べっぷアリーナ |
3738席 |
4 |
9824人 |
2456人 |
3440人 |
1950人
|
大分市 |
県立総合体育館 |
席 |
2 |
4433人 |
2217人 |
2403人 |
2030人
|
日田市 |
総合体育館 |
席 |
2 |
2186人 |
1093人 |
1184人 |
1002人
|
宇佐市 |
かんぽの郷宇佐 |
席 |
2 |
2488人 |
1244人 |
1348人 |
1140人
|
福岡県 |
豊前市民体育館 |
席 |
2 |
2473人 |
1237人 |
1390人 |
1083人
|
福岡県 |
福岡市民体育館 |
席 |
2 |
4280人 |
2140人 |
2430人 |
1850人
|
ホーム計 |
20 |
42576人 |
1886人 |
3440人 |
1002人
|
全体 |
総入場者数39万7788人(8チーム計) |
160 |
397788人 |
2486人 |
9170人 |
1002人
|
- ※ホームコートは「ゴシック」で表す。ホームゲームの開催数が多いコートを一番上に書いた。
- ※前半戦ホームゲーム平均入場者数(10試合平均)
- 東京 3215人
- 新潟 2983
- 大阪 2847
- 大分 2328
- 高松 2076
- 埼玉 1985
- 仙台 1883
- 富山 1737
プレイオフ
2006-07年度のプレイオフは4月21日にセミファイナル、22日にファイナルを開催。
主催:株式会社日本プロバスケットボールリーグ・株式会社フジテレビジョン
特別協賛:ECC総合教育機関
スコアテーブル
対戦 |
Aチーム |
スコア |
Bチーム
|
セミファイナル |
大阪エヴェッサ レギュラー・1位 |
69-63 |
大分ヒートデビルズ 同・4位
|
新潟アルビレックス 同・2位 |
67-79 |
高松ファイブアローズ 同・3位
|
3位決定戦 |
大分ヒートデビルズ セミファイナルⅠ・敗者 |
90-72 |
新潟アルビレックス セミファイナルII・敗者
|
決勝戦 |
大阪エヴェッサ セミファイナルⅠ・勝者 |
94-78 |
高松ファイブアローズ セミファイナルII・勝者
|
最終順位
レギュラーシーズン最終順位
順位
|
チーム名
|
成績
|
勝率
|
ゲーム差
|
得点
|
失点
|
得失点差
|
1位 |
大阪エヴェッサ |
29勝11敗 |
0.725 |
0.0 |
85.8 |
80.2 |
+5.6
|
2位 |
新潟アルビレックスBB |
25勝15敗 |
0.625 |
4.0 |
83.2 |
75.8 |
+7.4
|
3位 |
高松ファイブアローズ |
25勝15敗 |
0.625 |
0.0 |
83.3 |
80.0 |
+3.3
|
4位 |
大分ヒートデビルズ |
22勝18敗 |
0.550 |
3.0 |
82.6 |
81.2 |
+1.4
|
5位 |
仙台89ERS |
19勝21敗 |
0.475 |
3.0 |
83.0 |
84.1 |
-1.1
|
6位 |
埼玉ブロンコス |
15勝25敗 |
0.375 |
4.0 |
81.4 |
82.9 |
-1.5
|
7位 |
富山グラウジーズ |
13勝27敗 |
0.325 |
2.0 |
78.6 |
84.9 |
-6.3
|
8位 |
東京アパッチ |
12勝28敗 |
0.300 |
1.0 |
82.7 |
91.5 |
-8.8
|
シーズン最終順位
bjリーグオールスターゲーム
出場選手
結果
シーズン |
勝者 |
結果 |
敗者 |
MVP
|
2006-07 |
EAST |
126-97 |
WEST |
ジェロッド・ワード
|
スリーポイントコンテスト
順位 |
選手 |
予選 |
決勝
|
1 |
マット・ギャリソン(新潟) |
15p |
12p
|
2 |
岡田優(高松) |
9p |
9p
|
3 |
長谷川誠(新潟) |
13p |
|
4 |
アンディー・エリス |
7p |
|
5 |
呉屋貴教(富山) |
4p |
|
6 |
城宝匡史(大阪) |
6p |
|
ダンクコンテスト
順位 |
選手 |
予選 |
決勝
|
1 |
ラシード・スパークス(高松) |
50p/50p |
49p/50p
|
2 |
ジェロッド・ワード(富山) |
50p/45p |
44p/49p
|
3 |
トニー・ジョーンズ(東京) |
50p/35p |
|
4 |
ゴードン・ジェームス(埼玉) |
45p/49p |
|
Bj-KBL チャンピオンシップゲームズ
結果
1勝1敗かつ得失点差も同じであるため両者優勝となった。
表彰
最優秀選手
ベスト5
個人タイトル
- 最多得点:ジョン・ハンフリー(東京アパッチ)1試合平均25.9点
- 最多アシスト:ラシード・スパークス(高松ファイブアローズ)1試合平均4.73本
- 最多リバウンド:ゴードン・ジェームス(埼玉ブロンコス)1試合平均14.25本
- 最多スティール:ラシード・スパークス(高松ファイブアローズ)1試合平均2.40本
- 最多ブロックショット:ジェフ・ニュートン(大阪エヴェッサ)1試合平均2.29本
- 最高3ポイント成功率:庄司和広(埼玉ブロンコス)成功率44.4%
- 最高フリースロー成功率:青木康平(東京アパッチ)成功率93.3%
月間MVP
その他
- 最優秀コーチ:青木幹典(高松ファイブアローズ)
- 最優秀レフリー:ティム・グリーン
- ベストブースター:富山グラウジーズ
- チームアシスト:仙台89ERS
- コミュニティーアシスト:新潟アルビレックスBB
関連項目