docomo with series LUMIX Phone P-02D (ドコモ ウィズシリーズ ルミックスフォン ピー ゼロ に ディー)は、パナソニック モバイルコミュニケーションズ によって開発された、NTTドコモ の第三世代携帯電話 (FOMA )端末 である。docomo with series のひとつ。OSはAndroid 2.3 を搭載している。
概要
パナソニック のデジタルカメラ ブランド である、LUMIX を冠とするはじめてのスマートフォンとなる。その名のとおりLUMIXのデジタルカメラのノウハウを前面にだし、写真撮影機能に注力している。形状は通常のスマートフォンと同様にストレート、フルタッチのタッチパネル を搭載し、背面には大型のカメラレンズ、大型のシャッターボタンが配置されており、一見コンパクトデジタルカメラのような形状となる。デジタルカメラにおいては有効約1320万画素のCMOS カメラを採用し。画像処理のエンジンには「Mobile Venus Engine」を搭載することで景色や肌の色、明るさといった被写体に応じて最適な画像処理を行うことが可能となる。またシーンを自動判別してくれる「おまかせiA」モードでの撮影も可能となっている。
フィーチャーフォンのLUMIX Phoneにも搭載されている、撮影された写真の管理アプリケーションであるピクチャジャンプ機能も搭載されており、写真の一覧から写真を選び、その写真を上下左右にフリックすることで、写真のメール送信やブログ 、mixi 等のSNS 投稿なども可能となっている。
またCPUにはデュアルコアを搭載しているほか、ワンセグ 、おサイフケータイ 、赤外線 、WiFiと高機能なスマートフォンとなっている。通信機能としては、FOMAハイスピード の14Mbpsに対応するほか、WiFiではIEEE802.11b /g/nに対応し、最大150Mbpsの高速通信が利用できるほか、WiFi テザリング にも対応しているため、本端末を親機として、パソコンやニンテンドーDS 、PSP などの子機を最大5台まで接続し、それぞれインターネット接続を行うことができる。ただしXi (Long Term Evolution)には対応していない。
明るすぎる屋外などでディスプレイを見やすくする「パワーLED」機能を搭載しており、これは画面をフリックするだけで起動することが可能となっている。
コネクタ類は充電/通信の為のmicroUSBのみで、防水対応(IPX5/7)として、ゴムパッキンで密閉できるコネクタカバーになっている。イヤホンやマイク使用時はBluetooth接続か、microUSB用、またはmicroUSBを通常のイヤホンやマイク端子に変換するアダプタを使用する。
SIMカードはmicro SIMカード対応となる。
本機種以後、パナソニックのスマートフォンブランドがELUGA シリーズに統一されたため、LUMIX Phoneシリーズのスマートフォンはこの機種が最初で最後となっている。
メール・ブラウザ
ブラウザではFlash Player 10.3、JavaScript 、HTML5 がアドオンされており、パソコンとほぼ同等の動きのあるサイトの閲覧が可能となっている。
メールにおいてはGmail やPOP 、IMAP のメールがサポートされているほか、iモードメール と同じ@docomo.ne.jpのプッシュ型 のキャリアメールが利用できるように、spモード アプリがプリインストールされている。Gmailにおいては複数アカウントでプッシュメールが利用できる。また音声入力メール が対応している。 それに加えspモードでは、My DocomoのID発行や、ケータイデータお預かりサービス のような電話帳のバックアップを利用することができる。 そのほかにGoogle Talk やWindows Live Messenger といったプッシュ型のインスタントメッセンジャーが利用できる。
緊急地震速報 (エリアメール )に対応している。
アプリケーション
Android OS用のアプリケーションマーケットである、Androidマーケット が利用可能であり、30万を超えるアプリケーションの中から、自由にアプリケーションをインストールできる。 その他に、NTTドコモが提供するdマーケット からもアプリケーションをダウンロードができる。なおこれらのなかで日本円に対応したアプリケーションでは、携帯電話料金課金に対応している。
バッテリー
標準で搭載しているバッテリーは1,460mAhである。その他に一回り容量の大きい1,600mAhのバッテリーや容量が2.2倍の3200mAhの大容量バッテリーがサードパーティー から販売されている。これらの大容量バッテリーは1600mAhが標準バッテリーと同サイズで、3200mAhは標準よりも厚みがあるため専用カバーをつけて使用する。
1600mAhでは今まで使っているケースをそのままの形で使い続けることができる。
Android 4.0での変更点
2013年 4月17日 にAndroid 4.0へのアップデートが開始された。
アップデートに伴う変更点・機能の追加は以下のとおり。
アプリを無効化する機能の追加
ワンタッチメモ機能の追加
ステータスバーの機能強化
略語一般、時事用語、ビジネス用語など44個のダウンロード辞書の追加。
クイック手書きから英字キーボードをワンタッチで起動できるようになる。
災害・避難情報受信への対応。
「iコンシェル」「Movie Studio」「Playブックス」「SDカードバックアップ」アプリの追加。
また、以下の不具合の修正も行われる。
電源起動時、まれに機内モード が意図せず設定される場合がある。
ホームに配置したマチキャラが表示されなくなる場合がある。
主な機能
歴史
2011年 10月18日 - NTTドコモより発表。
2011年12月16日 - 予約開始。
2011年12月23日 - 全国一斉発売。
2012年 3月26日 - Android 4.0 へのアップデートを検討中であることが公表された。この時点では2012年7月以降アップデート予定だった[ 1] 。
2012年12月20日 - Android 4.0へのアップデートを2013年1月下旬~2月下旬へと延期[ 2] 。
2013年 2月27日 - Android 4.0へのアップデートを2013年4月以降へと延期[ 3] 。
2013年4月17日 - Android 4.0へのアップデートを開始。当初の予定より約9ヶ月遅れでのアップデートとなった[ 4] 。また、これによりドコモが予定した機種のメジャーアップデートが全て実施された[ 5] 。
アップデート・不具合など
2013年7月2日のアップデート[ 6]
LINE アプリにて通知サウンドの設定が正しく反映されず、デフォルトの着信音が鳴動してしまう場合がある不具合を修正する。
電源起動時、稀にホームアプリの設定が正しく反映されない場合がある不具合を修正する。
ビルド番号が09.0279 から09.0294 になる。
2014年3月10日のアップデート[ 6]
Musicストアからダウンロードしたコンテンツをメディアプレイヤーで表示すると、タイトルが文字化けする場合がある不具合を修正する。
ビルド番号が09.0279 、09.0294 から09.0301 になる。
脚注
関連項目
外部リンク
2012-2015
Xi モデル
2011年- 2012年 (冬・春)
2012年 (夏)
docomo with series docomo NEXT series ドコモ タブレット その他
2012年 (秋・冬)
docomo with series Disney Mobile on docomo docomo NEXT series docomo STYLE series ドコモ タブレット その他
2013年 (春)
docomo with series docomo NEXT series ドコモ タブレット その他
スマートフォン for ジュニア (SH-05E )*
HW-02E
SmartTV dstick 01***
Home Wi-Fi***
2013年 (夏)
2013年 (秋・冬)
ドコモ スマートフォン Disney Mobile on docomo ドコモ タブレット ドコモ ケータイ その他
2014年 (春)
2014年 (夏)
ドコモ スマートフォン Disney Mobile on docomo ドコモ タブレット ドコモ ケータイ その他
2014年 (秋・冬)
ドコモ スマートフォン Disney Mobile on docomo ドコモ タブレット ドコモ ケータイ その他
2015年 (春)
2015年 (夏)
ドコモ スマートフォン Disney Mobile on docomo ドコモ タブレット ドコモ ケータイ その他
納入企業
「 」(マーク無):FOMAハイスピード 対応機種
「※」:PREMIUM 4G ・Xi ・FOMAハイスピード対応機種
「*」:Xi・FOMAハイスピード対応機種
「**」:FOMAハイスピード非対応機種
「***」:携帯電話回線非対応
【新色】は以前に発売された機種の新色版
シャープ (SH) パナソニック (P) HTC (HT) ZTE (Z)DELL (DL)華為技術日本 (HW) NECカシオ/NEC (N) 京セラ (K) 富士通モバイル (F) モトローラ・モビリティ(M)
201M (MOTOROLA RAZR M)X(5)
ソニー・エリクソン (SE)
S51SE (Sony Ericsson mini)
HTC (HT) 華為技術日本 (HW) DELL (DL) シャープ (SH)