カイル・エドマンド
カイル・エドマンド(Kyle Edmund、 1995年1月8日 - )は、イギリスの男子プロテニス選手。南アフリカ共和国・ヨハネスブルグ出身。「カイル・エドムンド」「カイル・エドモンド」とも表記される。ATP自己最高ランクはシングルス14位、ダブルス146位。これまでにATPツアーでシングルス2勝、ダブルス1勝を挙げている。身長188cm、体重83kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。 選手経歴ジュニア時代2012年全米オープンのジュニア男子ダブルスではポルトガルのフレデリコ・フェレイラ・シルバと組んで優勝。2013年全仏オープンのジュニア男子ダブルスでも同じペアで優勝を果たしている。 シングルスでは2011年全米オープンと2013年ウィンブルドン選手権でベスト4進出がある。 ジュニアグランドスラム男子ダブルス
2013年 プロ転向2013年のエイゴン選手権でツアー初出場を果たす。1回戦でグレガ・ゼムリャに敗れた。同年のウィンブルドンでワイルドカードを獲得し、グランドスラム初出場を果たす。1回戦で第24シードでベスト4に進出したイェジ・ヤノビッチに敗れた。 2014年 チャレンジャー準優勝2014年の慶応チャレンジャーでATPチャレンジャーツアーの決勝に初進出。決勝でジョン・ミルマンに敗れた。 2015年 デビス杯初優勝2015年の香港チャレンジャーでチャレンジャー初優勝を果たす。この年はこれを含めてチャレンジャーで3勝を挙げた。全仏オープンでは1回戦でステファン・ロベールを2-6, 6-3, 6-4, 5-7, 6-2で破り、グランドスラム初勝利を上げる。2回戦は試合前に棄権した。 デビスカップ2015では決勝のベルギー戦でイギリス代表に初選出される。第1戦でベルギーのエースのダビド・ゴファンと対戦し、第1,2セットを取るも、6–3, 6–1, 2–6, 1–6, 0–6で敗れた。イギリスはアンディ・マリーとジェイミー・マリーのマレー兄弟の活躍で79年ぶりのデビスカップ優勝を果たした。 2016年 トップ50入り2016年、カタール・エクソンモービル・オープンでは予選を勝ち上がると、自身初のツアーベスト8に進出。準々決勝でトマーシュ・ベルディヒに敗れた。マイアミ・オープンでは1回戦でイジー・ベセリーを破り、マスターズ1000初勝利を上げる。2回戦では世界ランク1位のノバク・ジョコビッチに3-6, 3-6で敗れた。全仏オープンでは2回戦でジョン・イズナーに敗れた。エイゴン選手権では1回戦で第8シードのジル・シモンを破ると、2回戦でポール=アンリ・マチューを破り、ベスト8に進出。準々決勝ではイギリスの先輩のアンディ・マリーと対戦し、4-6, 6-3, 1-6で敗れた。デビスカップ2016では準々決勝のセルビア戦に出場。第1戦で元世界ランク8位のヤンコ・ティプサレビッチを破り、デビスカップ初勝利を上げる。第4戦でもドゥシャン・ラヨビッチを破り、イギリスの準決勝進出に貢献した。初出場の全米オープンでは1回戦で第13シードのリシャール・ガスケに6-2, 6-2, 6-3でストレート勝ち、3回戦で第20シードのジョン・イズナーに6-4, 3-6, 6-2, 7-6(5)で勝利し、自身初のグランドスラム4回戦進出を果たした。4回戦では世界ランク1位のノバク・ジョコビッチに2-6, 1-6, 4-6で敗れた。10月24日付の世界ランキングでエドマンドは40位となった。 2017年 グランドスラム3回戦進出2017年全豪オープンでは初めて2回戦に進出するもパブロ・カレーニョ・ブスタに敗れた。全仏オープンでは初の3回戦進出を果たした。 2018年 全豪ベスト4 ツアー初優勝2018年全豪オープンでは1回戦で第11シードのケビン・アンダーソンを破って波に乗ると、勢いのまま続く2回戦、3回戦を突破。ベスト8入りをかけた4回戦でもアンドレアス・セッピを降してベスト8進出を決め[1]、続く第3シードのグリゴール・ディミトロフとの対戦となった準々決勝でも6-4, 3-6, 6-3, 6-4でディミトロフを破りノーシードからのベスト4入りを果たす[2]。準決勝で第6シードのマリン・チリッチに2-6, 6-7(4), 2-6で敗れた。4月のハサン2世グランプリで、ATPツアーで初めて決勝進出するもパブロ・アンドゥハルに敗れた。5月のエストリル・オープンで、キャメロン・ノーリーとのペアでダブルスでのツアー初優勝を記録。ムチュア・マドリード・オープンではマスターズ1000で初のベスト8進出。大会後のランキングで19位となり初のトップ20入りを果たす。10月のヨーロピアン・オープンで2度目の決勝進出、決勝でガエル・モンフィスに勝利しシングルス初優勝を果した[3]。 2019年 トップ50位圏外2019年は全体として揮わず、トップ50から落ちた。 2020年 ATP杯ベスト8 ツアー2勝目ATPカップではイギリス代表として、グループステージを突破し、ベスト8入りを果たした。 2月のニューヨーク・オープンでツアー2勝目を挙げた。 ATPツアー決勝進出結果シングルス: 3回 (2勝1敗)
ダブルス: 1回 (1勝0敗)
デビスカップ優勝 (1)
成績4大大会シングルス
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会最高成績
脚注
外部リンク |