増谷 康紀(ますたに やすのり、1961年7月5日[8] - )は、日本の男性声優、ナレーター[3]。北海道札幌市[1]、雨竜郡妹背牛町出身[2]。青二プロダクション所属[5]。
略歴
小学生の頃は雨竜郡妹背牛町に住んでいた[2]。
物心がつく前の小さい頃は目立ちたがりだったようで、近所にあった祖父母の家に遊びに行き、雑誌に掲載されていた替え歌などを、こたつの上にあがり歌っていたという[9]。その時は全然覚えていないが、心の奥底には人前で何かをして見せることへの喜びが残っていたかも知れないという[9]。小学・中学・高校の頃は、特に趣味も持たなかった地味な子供で、いじめもあっていたという[9]。
アニメ・特撮については子供の時から好きだった。
しかし好きなことと仕事は別と思い、北海道大学工学部精密工学科卒業[1]後、声優になる前は東芝半導体事業部[1]の会社員[8]として技術職をしていた[9]。その後、30歳を節目に「好きなことで勝負しないと勝てない」と思い、目指し方(養成所)のことが具体的に分かるなどが重なり、声優になることを決めた。
青二塾東京校14期生[5]。同期に神谷浩史、稲田徹、丹下桜、豊嶋真千子らがいる。
同塾に入塾した当初、自己都合で退職する場合、職場に迷惑が掛からないよう、辞職を願い出てから1ヶ月間は担当していた仕事の引継ぎなどをする事になっていた[11]。養成所の入所オーディションを受け、合格の発表を貰ってから辞表を提出したため、1993年4月末のゴールデンウィーク前まで東芝に通っていた[11]。
アルバイトとしては、1年目は台湾小料理の店をしていた[12]。その店は制服に特徴があり、デザインがほとんど、『ドラゴンボール』の亀仙流の服のようで背中に「悟」の一文字で、コスプレのようであったという[12]。その後、後述の通り、大学に劇団に所属していたため、その関係で回って来るアルバイトは、着ぐるみに入る仕事であった[12]。最初にしたのはハローキティの着ぐるみに入るアルバイトであった[12]。戦隊ショーのスーツアクターも何度かしており、『太陽戦隊サンバルカン』のバルシャークをしていた[12]。
アニメでの初主演は『アミテージ・ザ・サード』のロス・シリバス役となる[13]。
『富士見二丁目交響楽団』のドラマCDで主役の一人桐ノ院圭を演じ、そのファンの集いにて出会った桐ノ院ファンの女性と交際し結婚、その経緯について同CDフリートークにて明かしている。
アマチュア時代からニフティサーブのアニメフォーラムで「ニンジャマスター」のハンドルネームで活動していた。
人物
なかなかの美声の持ち主[13]。声優としては、多数のアニメ、ゲーム、洋画、CDドラマに出演し幅広い役柄を演じている[8][3]。一方、ナレーターとしては、多数のテレビ番組にも出演している[3]。
大学生時代はアニメ研[13]、劇団に所属していた[14][15]。その時は高校時代からの同級生だった女の子が演劇が好きなだけなのだが、劇団に入団しよかようかどうか決めかねていると言うのを聞いていた[15]。その時期、その人の事を憎からず思っており、「自分が先に入って誘えば、その人も決心がつくのではないか」と考えたこと、受験で抑圧されていた反動で、勉強以外の新しい何かを始めたいと思ったためであった[9][15]。入団した後に何度が誘ったが、その女の子は、健康上の理由で入団するのを断念してしまったという[15]。その後は約4年間演劇をしていたという[9]。
趣味はパソコン[5]。特技はモノマネ[1]。日本漢字能力検定2級、日本語検定1級、基本情報技術者試験(旧:2種情報処理技術資格)の資格を取得している[5]。
2つ違いの兄がいる[16]。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1993年
-
- 1994年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 1999年
-
- 2000年
-
- 2001年
-
- 2002年
-
- 2003年
-
- 2004年
-
- 2006年
-
- 2007年
-
- 2008年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2014年
-
- 2015年
-
- 2016年
-
- 2017年
-
- 2018年
-
- 2019年
-
- 2020年
-
- 2021年
-
- 2022年
-
- 2023年
-
- 2024年
-
劇場アニメ
- 1994年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 2001年
-
- 2002年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2014年
-
- 2015年
-
- PERSONA3 THE MOVIE #3 Falling Down(桐条武治)
- 2016年
-
- 2017年
-
- 2019年
-
- 2022年
-
OVA
- 1990年
-
- 1993年
-
- 1994年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 2001年
-
- 2002年
-
- 2003年
-
- 2008年
-
- 2011年
-
Webアニメ
ゲーム
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 1999年
-
- 2000年
-
- 2001年
-
- 2002年
-
- 2003年
-
- 2004年
-
- 2005年
-
- 2006年
-
- 2007年
-
- 2008年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2014年
-
- 2015年
-
- 2016年
-
- 2017年
-
- 2018年
-
- 2019年
-
- 2020年
-
- 2021年
-
- 2022年
-
- 2023年
-
- 2024年
-
- 2025年
-
ドラマCD
BLCD
- 裏刀神記(比良坂綱家/園田涼太郎)
- Angel's Featherシリーズ(水落瀬那)
- お手討ち覚悟!(アルフレッド理事長)
- 疵 スキャンダル(桐原晃司)
- こいきな男らシリーズ(伊達悟)
- 富士見二丁目交響楽団(桐ノ院圭)
- Black or White(高遠俊一)
- 淫らな罠に堕とされて(鈴本達也)
ラジオドラマ
- 青山二丁目劇場
- 運命というやつ(2011年) - 占い師
- 指示待ち人間のどこが悪い!(2011年) - 広田課長
- キューピッドは結婚詐欺師(2012年) - 早川武彦
- 柱時計(2012年) - 執事
- すいません、私はもうすぐ着きます(2013年) - ポンチャイ
- サバイバーズ・ギルト(2013年) - 医師
- ひび割れたフルムーン(2013年) - 和也
- 未来の息子(2013年) - 理子の父
- おばあちゃんと一緒に(2014年) - 伊曽保
- カーテンと小説の向こう(2015年) - 浅田
- 桜並木(2015年) - 父
- 左腕の幽霊(2015年) - 医者
- 花の慶次 -雲のかなたに-(2012年) - 佐々成政
- 大英博物館展連動企画「モノが語る世界の歴史」(2015年、NHK) - ニール・マクレガーの声
吹き替え
映画
ドラマ
アニメ
人形劇
テレビ番組
特撮
ナレーション
ボイスオーバー
キャラクターソング
- 『デジモンアドベンチャー好敵手キャラソングファイル』(エテモン)「ラブセレナーデ」※2000年
- キン肉マンII世シリーズ(ガゼルマン)「ガゼルマンの叫び」
- 『キン肉マンII世 キャラクターソングコレクション新世代正義超人の歌』※2002年
- 『キン肉マンII世 マッスルベスト』※2002年
- 『キン肉マンII世 The Perfect Collection』※2008年
- 『 Memories 』 Angel's Feather キャラクターソング(水落瀬那×千倉杏里)※2006年
CM
その他コンテンツ
脚注
注釈
- ^ スーパードラゴンボールヒーローズ ユニバースミッション2弾まではライブラリ出演で山口健が担当していたが、ユニバースミッション3弾から登場した四星龍・ゼノを増谷が担当し、その際に通常の四星龍のボイスが増谷が担当することで変更された。
シリーズ一覧
- ^ 第3シリーズ『S』(1994年)、第4シリーズ『SuperS』(1995年)
- ^ 第1期(2002年)[29]、第2期『ULTIMATE MUSCLE』(2004年)[30]、第3期『ULTIMATE MUSCLE2』(2006年)[31]
- ^ 第1期(2004年)、第2期『エクセリオン』(2005年)
- ^ 第1期(2017年)、第2期『2nd Season』(2022年)、第3期『3rd Season』(2024年)
- ^ 第2期『-鷲尾須美の章-/-勇者の章-』(2017年 - 2018年)、第3期『-大満開の章-』(2021年)
- ^ 第1作(2020年)、第2作『アサティール2 未来の昔ばなし』(2024年)
- ^ 第一部『世直し姉弟編』(2024年)、第二部『千魔混沌編』(2024年)
- ^ シーズン1/パート2(2019年)、シーズン2/パート1(2023年)
- ^ 『真・三國無双2』(2001年)、『猛将伝』(2002年)
- ^ 『真・三國無双3』(2003年)、『猛将伝』(2003年)、『Empires』(2004年)
- ^ 『真・三國無双4』(2005年)、『猛将伝』(2005年)、『Empires』(2006年)
- ^ 『Vol.2 君想フ声』(2006年)、『Last Recode』(2017年)
- ^ 『SPIRITS』(2007年)、『WARS』(2009年)、『WORLD』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)
- ^ 『真・三國無双5』(2007年)、『Empires』(2009年)
- ^ 『真・三國無双6』(2011年)、『Special』(2011年)、『猛将伝』(2011年)、『Empires』(2012年)
- ^ 『無双OROCHI 2』(2011年)、『Special』(2012年)、『Hyper』(2012年)、『Ultimate』(2013年)
- ^ 『ドラゴンボールヒーローズ』、『ドラゴンボールヒーローズ アルティメットミッション』シリーズ(第1作、2、X)、『スーパードラゴンボールヒーローズ』
- ^ 『真・三國無双7』(2013年)、『猛将伝』(2013年)、『Empires』(2014年)
- ^ 『真・三國無双8』(2018年)、『Empires』(2021年)
- ^ 『無双OROCHI 3』(2018年)、『Ultimate』(2019年)
出典
外部リンク