廣瀬無線電機株式会社(ひろせむせんでんき、英:HIROSE R&E CO.,LTD)は、東京都千代田区に本社を置く電気器具・家電製品を扱う商社。
1925年(大正14年)にラジオ・部品卸商として創業し、現在は全国の家電量販店やホームセンター等への卸売事業を中心に行っている。
沿革
- 1925年(大正14年)3月 - 東京・神田淡路町に、廣瀬太吉がラジオ卸商・廣瀬商会を創立。NHKの試験放送開始とほぼ同時期であり、「NHKと共に生まれた広瀬」を標榜している。
- 1933年(昭和8年)4月 - 現在の本社所在地・外神田に移転。株式会社廣瀬商会に改組。
- 1940年(昭和15年)12月 - 廣瀬無線電機株式会社に社名変更。
- 1951年(昭和26年)11月 - ヒロセテクニカルサービス株式会社を設立。
- 1955年(昭和30年)6月 - 寿土地建物株式会社を設立。
- 1957年(昭和32年)4月 - 廣瀬太吉が紺緩褒章を受章。
- 1958年(昭和33年)5月 - 廣瀬太吉が藍緩褒章を受章。
- 1965年(昭和40年)4月 - 広瀬電工株式会社を設立。
- 1971年(昭和46年)4月 - 廣瀬太吉が勲三等瑞宝章を受章。
- 1973年(昭和48年)10月 - 現本社ビルが完成。
- 1978年(昭和53年)12月 - 株式会社廣瀬本社を設立。
- 1985年(昭和60年)1月 - ヒロセテクニカルサービスが、ヒロセテクニカル株式会社に社名変更。
- 2000年(平成12年)8月 - 創業者・廣瀬太吉が死去。
- 2003年(平成15年)2月 - 株式会社廣瀬本社と廣瀬無線電機株式会社が合併。現在の廣瀬無線電機株式会社となる。
- 2014年(平成26年)3月 - 広瀬電工株式会社の量販部門を統合。
廣瀬本社ビル
本社ビルは中央通り沿いにあり、地下は同人ショップ「メロンブックス秋葉原店」、1階は免税店「AKKY II」、1 - 4階はゲームセンター「Hey(Hirose Entertainment Yard)」(以下「Hey」)、5階にはイベントスペースが入居している。
以前は、中央通り側に子会社の広瀬商会が運営する家電小売店「ヒロセムセン」、裏通り側に子会社のヒロセテクニカルが運営する「ヒロセパーツセンター」が入居し、その後「ヒロセムセン」廃業後の跡地に「ヒロセパーツセンター」が増床(後に店名も「ヒロセテクニカル」に改称)[1]。2002年頃、「ヒロセテクニカル」が廣瀬本社ビル2号館(外神田1丁目11-12)に移転。跡地は一時イベントスペースになった後、2003年11月13日「AKKY II」が開店する。
2001年4月29日、「Hey」が2 - 3階のみで開店[2]、4階はインターネットカフェ「Necca秋葉原店」が2001年6月23日より営業していた。Neccaは2006年12月31日をもって閉店し、跡地は「Hey」が増床[3]。
裏通り側の「ヒロセパーツセンター」閉店後に「HIROSE DVD BANK」が開店し[4]、2010年10月6日に閉店する。跡地には「Hey」が12月17日に増床した。
家電量販事業
かつてグループ会社の株式会社広瀬商会が、ヒロセムセンの屋号で家電量販店として秋葉原に3店舗を展開し、秋葉原電気街の礎を築いた老舗量販店として知られている。全盛期ではエフエム東京でスポットCMを数多く流していた。現在は量販店事業から卸売業へと事業を改革。
関連会社
- 広瀬電工株式会社 - 電気工事、電材卸、住宅リフォームなど
- ヒロセテクニカル株式会社 - 電気設備システムの設計・施工、秋葉原HITEC館での電子工具・部品類の小売り
- 寿土地建物株式会社 - 秋葉原界隈の第1・第2・第3・第5電波ビルでの貸ビル事業
脚注
出典
参考文献
- “沿革”. 廣瀬無線電機 (2014年). 2017年4月22日閲覧。
- “沿革”. 広瀬電工 (2008年). 2017年4月22日閲覧。
関連項目
外部リンク
日本の家電量販店 |
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ビックカメラグループ |
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エディオングループ |
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ケーズホールディングス |
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ラオックスグループ |
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その他の大手(上位10社内) | |
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独立系他 | |
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電気街 | |
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その他関連項目 | |
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(★ - フランチャイズ契約会社、▽ - 法人格消滅会社) |
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正会員 |
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