御坂山地
御坂山地(みさかさんち)は山梨県南部、甲府盆地と富士山北麓及び桂川(相模川)流域との間に東西に延びる山地。東から高川山(976m)、三つ峠(1,785m)、御坂山(1,596m)、黒岳(1,793m)、節刀ヶ岳(1,736m)等の山が有る。御坂山近くに御坂峠が有り、甲府盆地と富士五湖がある郡内地方を結ぶ。北東の笹子峠で奥秩父山塊の大菩薩連嶺の山系に接続する。西は富士川近くに達し、南西は本栖湖付近で天子山地に連なる。新生代新第三紀中新世の御坂層[2] の堆積岩類とそれを貫く花崗岩で形成されている[3]。富士五湖周辺の南側の南都留郡富士河口湖町側の主要な山域は富士箱根伊豆国立公園の特別地域の指定を受けている[4]。御坂山地最西端にあたる大畠山と蛾ケ岳(ひるがたけ)付近の山稜地域及び、山腹の凹地に水を湛えた四尾連湖とその周辺は四尾連湖県立自然公園の指定を受けている[5]。 地理甲府盆地と富士山北麓との間の東西に延びる山域[3]。笛吹市の黒岳の北側の斜面にはカムイみさかスキー場がある[6]。 主な山御坂山地の主な山を、東からの順で以下に示す。最高峰は、標高1,793 mの黒岳[3]。
主な峠
源流の河川東と北東の山域は相模川水系の桂川などの支流の源流となる山で太平洋側の駿河湾へ流れる[6]。西側と北西側の山域は富士川水系の笛吹川などの支流の源流となる山で太平洋側の駿河湾へ流れる[6]。南側の山域は、本栖湖、精進湖、西湖、河口湖へ流れる河川の源流となる山である[6]。 交通・アクセス山域の東側を国道137号が縦断し、御坂山の西側で御坂トンネルが貫通し、その東側に国道137号の旧道の山梨県道708号富士河口湖笛吹線が通り御坂山の東で旧御坂トンネルが貫通する[6]。山域の中央付近を山梨県道36号笛吹市川三郷線が縦断し、鳥坂峠の東側で新鳥坂トンネルが貫通し、大石峠の東側で若彦トンネルが貫通する[6]。山域の西側を国道358号が縦断し、右左口峠近くの西側で右左口トンネルが貫通し、三方分山の東側で精進湖トンネルが貫通する[6]。南側の足和田山の尾根伝いに東海自然歩道が通る[6]。山域の南麓に国道139号が通る[6]。山域の南東麓に中央自動車道富士吉田線と富士山麓電気鉄道の富士急行線が通る[6]。山域に西麓に東海旅客鉄道(JR東海)の身延線が通る[6]。 御坂山地の風景脚注注釈
出典
参考文献
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