窪川駅
窪川駅(くぼかわえき)は、高知県高岡郡四万十町琴平町にある、四国旅客鉄道(JR四国)・土佐くろしお鉄道の駅である。駅番号はJR四国がK26、土佐くろしお鉄道がTK26。標高210 m[2]。 四万十町の代表駅であり、全特急列車が停車する。観光特急列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は当駅で折り返す。 概要JR四国の土讃線と、土佐くろしお鉄道の中村線の2路線が乗り入れ、土讃線は当駅が終点、中村線は当駅が起点である。また、1駅隣の若井駅を線路名称上の起点とするJR四国の予土線の列車も、全て中村線経由で当駅まで乗り入れているため、事実上3路線の接続駅となっている。 1951年(昭和26年)11月12日に日本国有鉄道(国鉄)土讃本線(現在の土讃線)の終着駅として開業し、その事実上の延長として中村線が1963年(昭和38年)12月18日に部分開業した。中村線を土讃本線の一部とせず独立させたことが赤字83線・特定地方交通線に指定される原因となり、国鉄分割民営化後の1988年(昭和63年)4月1日に中村線は土佐くろしお鉄道に移管された。 土讃線の特急列車は、当駅で折り返す「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」以外の8往復全てが中村線と相互直通運転を行っており、乗務員は当駅で交替する。 なお、普通列車の直通運転は行われておらず、全て当駅で乗り換えとなっており、須崎・高知行と中村・宿毛行の最終列車は18時半台、宇和島行最終列車に至っては17時半台と非常に早い[3]。 歴史
駅構造地上駅であるが、JR四国と土佐くろしお鉄道の駅舎は別々となっている。土讃線から中村線への乗り換え時のみ、構内のホームにある中間改札が使用される。 四国旅客鉄道(JR四国)終日社員配置駅。ただし、しまんトロッコ運転日では駅係員が「しまんトロッコ」の入換作業に従事するため、12時台は一時的に窓口が閉鎖される。 みどりの窓口、自動券売機設置。土佐くろしお鉄道の乗車券類は発売しないが、若井接続予土線連絡乗車券は当駅の窓口・券売機でも発売している。ただし、若井駅は土佐くろしお鉄道の管轄駅であるため、同駅で下車する場合は土佐くろしお鉄道の窓口で乗車券を購入する必要があるほか、青春18きっぷ利用者で当駅から乗車して予土線家地川駅以遠に向かう場合も同様に、土佐くろしお鉄道の窪川 - 若井駅間の乗車券が必要となる。 駅舎は平屋建てで、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有する。駅舎とホームとの間は跨線橋で連絡する。特急列車は2・3番のりば、「しまんトロッコ」も含めた宇和島方面の列車は単式ホームの4番のりばから発車する。日中は2番のりばに普通列車が1両停まっている。他にも留置線が4番線の向こう側に、引上線が中村方面側に設けられている[2]。 かつてkioskが営業していたが2016年6月24日をもって閉店した。観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」運行開始に合わせて駅舎内が改装され、喫茶店が営業している。 土佐くろしお鉄道簡易委託駅。早朝・夜間は駅員不在となる。自動券売機などの設備はない。 駅舎は2階建てで、JR四国の駅舎の北隣にある。ホームは1番のりばで単式ホーム1面1線を有する[2]。このホームに停車する列車は中村・宿毛方面行きの普通列車のみである。なお、夜間は3両の普通列車が1番のりばに泊する。1番のりばはJR四国とは線路がつながっていないため、土佐くろしお鉄道とJRを直通する特急列車はJRホームに発着する。 のりば
利用状況
駅周辺
バス路線
隣の駅
脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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