阪南大学(はんなんだいがく、英語: Hannan University)は、大阪府松原市天美東5-4-33に本部を置く日本の私立大学。1951年創立、1965年大学設置。大学の略称は阪南、阪南大、阪大。
その名称から大阪府阪南市にキャンパスがあると勘違いされることもあるが、メインキャンパスおよび大学本部の所在地は松原市である。
建学の精神・理念・目的
建学の精神
「すすんで世界に雄飛していくに足る 有能有為な人材、 真の国際商業人の育成」
教育目的
教育基本法の精神に則り、学校教育法の定めるところに従い、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させ、意欲と自主性に満ち、総合的な分析・判断能力をもって国際化・情報化時代に活躍できる人間性豊かな人材を育成すること(学則第1条)
ミッションステートメント(大学の使命)
阪南大学は、自由と清新の気風のもと、チャレンジ精神旺盛な意欲ある学生を育て、幅広い教養を持つ国際的なビジネスパーソンとして成長させることを使命とします。
沿革
- 1939年(昭和14年)1月 - 大鉄工学校創立
- 1941年(昭和16年)
- 3月 - 財団法人大鉄学院設立
- 4月 - 大鉄工業学校開校
- 1948年(昭和23年)4月 - 大鉄工業学校を大鉄高等学校に改称(改組)
- 1951年(昭和26年)2月 - 財団法人大鉄学院を学校法人大鉄学園と改称
- 1964年(昭和39年)
- 1月 - 大学設置準備委員会発足
- 7月 - 大学設置準備委員会が大学名を阪南大学と決定
- 1965年(昭和40年)
- 1月 阪南大学産業経済研究所設置
- 4月 阪南大学開学(商学部商学科)
- 1972年(昭和47年)4月 経済学部経済学科を設置
- 1986年(昭和61年)4月 商学部に経営情報学科を設置。情報処理研究センター設置
- 1994年(平成6年)4月 法人名を学校法人大鉄学園から学校法人阪南大学へ変更
- 1996年(平成8年)4月 商学部を流通学部と経営情報学部に改組
- 1997年(平成9年)4月 国際コミュニケーション学部(文化コミュニケーション学科、国際観光学科)を設置。南キャンパス開設。大学教育研究所設置
- 2000年(平成12年)4月 阪南大学大学院企業情報研究科企業情報専攻修士課程開設
- 2004年(平成16年)4月 国際コミュニケーション学部の文化コミュニケーション学科を国際コミュニケーション学科に改称。阪南大学サテライトを設置。中小企業ベンチャー支援センター開設
- 2010年(平成22年)4月 国際観光学部(国際観光学科)を設置
- 2011年(平成23年)4月 大学教育研究所を廃止し、大学教育センターを設置
- 2014年(平成26年)3月 あべのハルカスキャンパスを開設
- 2024年(令和6年)4月 学部と学科の改組が実施(経済学部を除く)。それに伴い現在の流通学部と経営情報学部が改編され新たに経営学部と総合情報学部へ、国際コミュニケーション学部と国際観光学部が統合され国際学部に変更され、国際観光学部の学生募集については2024年3月をもって停止となった。学部学科の改組に伴い、使用されるキャンパスが本キャンパスのみとなり、国際観光学部が主に使用していた南キャンパスの研究室や教室などの全機能は大学の本キャンパスに移転されるが建物自体はそのまま残されている。[1][2]
基礎データ
所在地
- 本キャンパス(大阪府松原市天美東5-4-33)
- あべのハルカスキャンパス(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス23F)
象徴
公式マスコットキャラクター
大学創立50周年を記念して、2013年11月3日に誕生。キャラクターの制作は学生や教職員へのイメージ調査から始まり、数多く寄せられたイラスト原案のなかから人気の高かったキャラクターを選出。
ここから、有名なキャラクターを数多く送り出しているイラストレーターの福本若芽が書きおこし、誰からも愛される可愛いペンギンのキャラクターとして誕生。
学長からプレゼントされた帽子をかぶり、大好きなひまわりを手に、公式シンボルマークのリバティーウィング(自由の翼)のように、地元大阪はもちろん、全国各地へと羽ばたき、イベントや行事、式典などに参加して大学をPRしている。
教育および研究
組織
学部・コース(2024年4月から)
学部・コース(2024年3月まで)
- 流通学部
- 流通学科
- ブランド・マーケティングコース
- サービスマネジメントコース
- スポーツマネジメントコース
- 経済学部
- 経済学科(2018年度入学生より9パッケージから下記の10パッケージに改編)
- 公務キャリアパッケージ
- 金融キャリアパッケージ
- グローバル・キャリアパッケージ
- ビジネス経済学パッケージ
- ビジネス統計分析パッケージ
- ビジネス法パッケージ
- まちづくりパッケージ
- くらしの経済パッケージ
- 日本経済パッケージ
- グローバル経済パッケージ
- 経営情報学部
- 経営情報学科
- 経営・会計コース
- マーケティング・eビジネスコース
- マルチメディア・システムコース
- マルチメディアネットワーク分野
- 情報システムプログラミング分野
- 国際コミュニケーション学部
- 国際コミュニケーション学科
- 国際文化領域
- 国際関係領域
- メディア領域
- 心理学領域
- 国際観光学部
- 国際観光学科
- 観光文化教育研究領域
- 観光計画教育研究領域
- 観光事業教育研究領域
2024年4月に学部学科の改組を実施。経営情報学部と流通学部が統合され、新たに経営学部と総合情報学部が、国際コミュニケーション学部と国際観光学部が統合され国際学部が設置された。国際観光学部の学生募集については2024年3月をもって停止された。
大学院
- 企業情報研究科
- 企業情報専攻(修士課程)
- ブランド・マーケティング分野
- 観光ビジネス分野
- 情報分野
- 国際経営分野
- 経済分析分野
教育
学内システム
学生生活や学内業務をサポートする学内システム(HInT→阪南UNIPA)を整備している。
国際協定校
学生生活
学園祭
大学祭は毎年度11月上旬に3日間にわたって開催される。メインとなる企画は歌手によるコンサート、お笑い芸人によるライブ、俳優・女優によるトークショーなどである。
中庭のステージでは学生による司会で、美人コンテストや歌うま選手権、ダンスショーやビンゴ大会などが行われる。
また、地域住民や子どもが楽しめるよう、毎年子ども向けのイベントが多数開催されている。
スポーツ
大学組織
- 阪南大学同窓会
- 阪南大学生活協同組合
- 阪南大学後援会(保護者組織)
- 阪南大学学会(全教育職員で組織)
- 阪南大学学生会(全学生で組織)
- 阪南大学学生健康保険互助会
施設
本キャンパス
- 開設学部・大学院:流通学部・経済学部・経営情報学部・国際コミュニケーション学部・大学院企業情報研究科
- 交通アクセス:近鉄南大阪線河内天美駅から徒歩5分
- 阪南大学の本部事務局は本キャンパスにあり、区域内には大学図書館、GYCホール、コミュニティセンター、大学会館、同窓会館、クラブハウスなどが設置されている。
- 50周年記念館が2014年7月に竣工。
- 2024年4月に新校舎が設置。
南キャンパス(1997年4月 - 2024年3月)
- 開設学部:国際観光学部(2024年3月まで。4月からは国際学部として国際コミュニケーション学部と統合。)
- 交通アクセス:近鉄南大阪線河内天美駅から徒歩10分
- 国際コミュニケーション学部と国際観光学部の統合及び国際観光学部の本キャンパス移転により2024年3月をもって使用停止となるが建物自体は本キャンパス移転後も残される。
あべのハルカスキャンパス
食堂
- NAGOMI(和):本キャンパス3号館1階
- フードコートTAMAKI(環):本キャンパス3号館1階
- リバティラウンジ:50周年記念館
- カフェテリア:南キャンパス内[3]
コンビニ
学生会館
主な設備:フィットネスルーム、ホールなど
高見の里グラウンド
- 2008年1月18日に日本サッカー協会から国際試合認定施設として承認を受けた人工芝グラウンド。阪南大学サッカー部が練習グラウンドとして使用している。
羽曳野グラウンド
- 交通アクセス:近鉄南大阪線古市駅下車、近鉄バス(羽曳ヶ丘西五丁目行き)乗車、羽曳ヶ丘西五丁目下車、北へ徒歩3分
附属学校
- かつては中等部も設置されていたが、廃止された(高等学校のページを参照)
著名な出身者・教員
出身者
脚注
出典
関連項目
公式サイト