あっこと僕らが生きた夏
『あっこと僕らが生きた夏』は、有村千裕のノンフィクション作品、及び同作品を原作としたテレビドラマ。 概略第89回全国高等学校野球選手権大会で県大会ノーシードから19戦無敗で甲子園ベスト8進出の快挙を見せ、「伝説の夏」とも称された大分県代表・楊志館高等学校[1]。その裏で、進行性の上咽頭癌に侵されながらチームを支え続けた女子マネージャーの「あっこ」こと大﨑耀子(おおさき あきこ、1990年11月22日 - 2008年10月29日[2])の姿を、彼女の闘病ノートと著者の元読売新聞記者としての取材記録からまとめたもの。この年のエース投手・甲斐大樹は、福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也捕手の兄。甲斐拓也が1年生の時、彼女は3年生にあたる。 執筆に当たっては有村自身の闘病中に楊志館高校の野球部の監督から執筆の打診があったのがきっかけだという[3]。 テレビドラマ
NHK「土曜ドラマスペシャル」枠で2012年4月14日・21日の2週にわたって前後編の全2話が放送された。また、4月21日 1:30-2:43 (20日深夜)に前編が再放送された。後編の再放送は4月28日 1:30-2:43 (27日深夜)。主演は川島海荷で、2005年の「土曜ドラマ」枠の復活以来、最年少の主演となる[4]。 キャッチコピーは「死んだら…きっと、グランドの空にいるから。」。 ノンフィクションの原作に対して脚色が加えられており、学校名や役名等の設定、一部のストーリーが改変されている。これについて、原作者の有村は「ノンフィクションは事実にこだわるから、できないことがある。ドラマではあっこちゃんの夢が“実現”しているシーンがある。仲間に恵まれていた普通の高校生を描いたドラマができた」と、概ね好意的に評している[3]。 あらすじ甲子園を目指し練習に取り組む楊志館高等学校、そしてチームを全力で支え続ける2年生の野球部女子マネージャー・「あっこ」こと大宮耀子。しかし、地区大会直前にあっこに進行性の上咽頭癌が見つかり、再びグラウンドに戻る日を目指して闘病を続け、ナインも彼女を支えるべく甲子園を目指して快進撃を続ける。 翌年夏、耀子は自らの判断でがん治療を中断し、グラウンドに戻ってくる。生きる希望を捨てず、野球部を懸命に支えようとする彼女のため、ナインが一丸となって再び甲子園出場を目指す。 キャスト
スタッフ放送日程
書誌情報
ドラマDVD
関連項目脚注
外部リンク
Information related to あっこと僕らが生きた夏 |