エリナ・スビトリナ
エリナ・ムィハイリウナ・スビトリナ・モンフィス(Elina Mykhailivna Svitolina Monfils, 宇: Еліна Михайлівна Світоліна Монфіс, 発音 [eˈl⁽ʲ⁾inɐ s⁽ʲ⁾wiˈtɔl⁽ʲ⁾inɐ][1]; 1994年9月12日 - )は、ウクライナ・オデッサ出身の女子プロテニス選手。2018年WTAファイナルズの優勝者。これまでにWTAツアーでシングルス14勝、ダブルス2勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス3位、ダブルス108位。身長174cm、体重60kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。 来歴5歳からテニスを始める。ジュニア時代は2010年全仏オープンジュニアシングルスで優勝し2010年にプロに転向。 4大大会では2012年全米オープンで予選を勝ち上がり初出場し、1回戦で第12シードのアナ・イバノビッチに 3–6, 2–6 で敗れた。 2013年全仏オープン1回戦でロミナ・オプランディを 6-3, 4-6, 6-1 で破り4大大会の初勝利を挙げた。2回戦でヴァルヴァラ・レプチェンコに 6-7(5), 1-6 で敗れた。7月のバクー・カップではツアー初の決勝に進出し、シャハー・ピアーを 6–4, 6–4 で破り初優勝を果たした。全米オープンでは1回戦で第17シードのドミニカ・チブルコバを 6–4, 6–3 で破る殊勲を挙げた。 2014年全豪オープンでは1回戦でスベトラーナ・クズネツォワ、2回戦でオリビア・ロゴウスカを破り4大大会で初めて3回戦に進出した。3回戦ではスローン・スティーブンスに 5–7, 4–6 で敗れた。 2015年全仏オープンでは第19シードとなり4回戦でアリーゼ・コルネを 6-2, 7-6(9) 、で破り初めて4大大会でベスト8に進出した。準々決勝ではアナ・イバノビッチに 3–6, 2–6 で敗れた。 2016年8月のリオ五輪で初めてのオリンピックに出場した。シングルス3回戦で第1シードのセリーナ・ウィリアムズを 6-4, 6-3 で破る殊勲を挙げベスト8に進出した。準々決勝でペトラ・クビトバに 2-6, 0-6 で敗れた。 2017年はドバイ・テニス選手権で決勝でキャロライン・ウォズニアッキに6-4, 6-2で勝利しプレミア初優勝。2月27日付のランキングで10位となりトップ10入りを果たす。9月11日付のランキングで自己最高の3位を記録している。 2018年10月のWTAファイナルズでは決勝でスローン・スティーブンスを 3–6, 6–2, 6–2で破り優勝し、初のビッグタイトルを獲得した。 2019年ウィンブルドン選手権では自己最高のベスト4に進出した。準決勝でシモナ・ハレプに 1-6, 3-6 で敗れた。全米オープンもベスト4に進出した。 2020東京オリンピックで銅メダルを獲得。ウクライナの女性テニス選手として初のメダルとなる栄冠。 2022年に始まるロシアによるウクライナ侵攻以降は試合後にロシアやベラルーシの選手と握手することを拒否することを公言しており、2023年5-6月に開催された全仏オープンではシングルス準々決勝の対戦相手であるベラルーシのアリーナ・サバレンカと握手することを拒否したほか、サバレンカが侵攻の質問を回避するため3、4回戦後の会見を拒否したことに対する罰金を課されなかったことを批判した[2]。 プレースタイル芝・クレーコートを得意とする[3]。安定したグラウンドストロークを打つベースライナー。バックハンド、特にダウンザラインはコートの両サイドに突き刺さる。コートでの動きがよく、非常に正確な打撃を打つことができる。サーブはさほど速くはないが安定している。2016年・2017年シーズンにサーブを改善した。ネットでボレーするのが苦手。しかし反射神経はよくコートでの加速も早い。 WTAツアー決勝進出結果シングルス: 17回 (14勝3敗)
ダブルス: 2回 (2勝0敗)
ホップマンカップ: 1回 (1敗)
4大大会シングルス成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
※: 2019年全仏2回戦の不戦勝は通算成績に含まない 脚注
外部リンク
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