Share to: share facebook share twitter share wa share telegram print page

ガルル小隊

ガルル小隊(ガルルしょうたい)は、吉崎観音作の漫画ケロロ軍曹』およびその関連作品に登場する架空の小隊である。ここでは各小隊隊員についても記述する。

概要

ガルル中尉を隊長とし、タルル上等兵・トロロ新兵・ゾルル兵長・クローンケロロ(アニメではケロロ大尉。以下同じ)の隊員で構成される、ケロン星の軍隊「ケロン軍」の小隊の一つ。選び抜かれた優秀な軍人からなるエリート部隊かつA級侵略部隊。後にクローンケロロ(ケロロ大尉)の代わりにプルル看護長が入隊した。

ケロン軍がケロロ小隊の地球侵略遅延を問題ありと判断し、彼らを更迭してその引継ぎとしてガルル小隊が地球を侵略しにきたが作戦は失敗し、撤退した(ケロロ小隊は更迭されず、今も活動を続けている)。ケロロ小隊のライバル的な小隊で、全員ケロロ小隊の面々となにかしらの関係がある(それぞれの関係は各隊員の節を参照)。

ケロロ小隊を敗北寸前まで追い詰めたり、原作のオマケ漫画では一個小隊のみでキルルを撃破したりと相当の実力を持っている。

年齢順
ガルル(ギロロの兄)→プルル、ゾルル(ケロロギロロドロロの同級生)→タルル(タママの後輩。この小隊に入った時の見た目は大人になっている)→トロロ(タルルより下)
階級順
ガルル(中尉)→ゾルル(兵長)→タルル(上等兵)→トロロ(新兵)
  • プルル(看護長)は非戦闘員であるため明確な階級は不明。また、ケロロ大尉を含めるとケロロが1番上になるが、一時的な隊員なのでここでは省く。

メンバー

ガルル中尉

ガルル中尉(ガルルちゅうい)は、ガルル小隊隊長

初出
原作初登場は第7巻のおまけ「第54話 史上最小之侵略。<The Lost Episode>」。アニメ初登場は3代目オープニングのアニメーション、本編初登場は第101話[注 1]。原作では、初登場時は詳細が不明で、ギロロの兄で階級が中尉という設定は第81話で明かされた。
外見
体色はで帽子にのようなマークがある。ギロロと同じく腹にマークがなく、右肩からベルトをタスキ掛けしている(ギロロとはかける方向が左右逆になっている)。帽子は特異な形で、前部分が鋭角になっている。目は黄色一色に見えるが、時折小さい黒目を覗かせる(また、原作では黒目が赤目になっている)。腕組みをし、下を向くのが決めポーズ。
経歴
 現ガルル小隊隊長。ケロン軍精鋭のエリート将校ケロン軍最高のスナイパー。「ゲロモンの悪夢」の二つ名を持つ。
人物
ギロロの兄で一人称は主に「私」だが、軍内ではなく個人としての場合は「俺」になる。弟のギロロでも付いていけないほど公私の切り替えが非常に早い。弟との年齢差に関しては不明だが、見た目が成年に達していた時期にギロロが幼年学校にいた。ギロロと同じく現在までに激しい声変わりを経験しているが、成年体になってからもしばらくは女性的な声質であった。
『ケロロ軍曹 ひみつ超ひゃっか』によれば、戦闘力や賢さ、要領をはじめとする全てのパラメーターが最高レベルの、とても高い能力を持つ人物である。そのため、他の多くの登場人物がガルルに対して畏敬の念を抱いている。その一方でガルルは、ケロロ小隊のメンバーや地球人である冬樹夏美に対しても、その能力や人格、勇敢さに一目置くなど、傲慢さとも無縁である。ただ、アニメ第183話で休暇で地球を訪れ日向家で昼食をとった際には箸使いが苦手であることが判明し、おかずを相手に悪戦苦闘するなど、決して「完璧な人物」ではない。それどころか仕事から離れた場合は弟の写真におちゃらけたしぐさでピースサインで映っていたり[注 2]、ケロボールを携帯せず外出したりと私人してはある意味間の抜けた人物でもある。
ケロロはガルルを苦手としているらしく、彼が地球に来ただけで震え上がる描写がある。ガルルが地球に来た際はクルルも「やばい人が来た」と発言している。ドロロや小雪も尋常ならざる雰囲気を感じ、タママは危険な修行を大急ぎで始め、実の弟であるギロロは冷や汗をかくという描写も見られた。
弟思い・仲間思いの面もある。たとえば原作第100話・アニメ第142話に1コマだけ登場しており、ギロロの体を案じている。また、ギロロが普段呼び捨てにする自身のことを「兄ちゃん」と呼んだ際は「兄ちゃんか…」と嬉しそうに呟いていた。アニメ第154話ではケロロ小隊がゼゼゼットトトソとの決戦でピンチになり本部にも見捨てられた際に、慰安旅行と称してそこに向かい「たまたま出くわした敵を排除するだけだ」と言いつつ援護したこともある。前述のアニメ第183話では、夏美に対するギロロの想いを察し、「これがお前(ギロロ)がペコポンで見付けたものか」と独白するシーンもある。
また、何らかの質問をされた際に回答前に無駄に「タメ(間を空ける“溜め”)」をする癖があり、ギロロにその癖を止めろと言われている。
ケロン星の実家にいた頃は、重低音コンポを購入し会話が聞き取れないほど大音量で音楽を聴いていた(原作第115話・アニメ第183話)。
ガルル小隊の隊長ではあるが地球侵略部隊引継ぎの際に、わざわざケロロのクローンを持って来たことから、「隊長の素質」はケロロより劣る[注 3][注 4]
ギロロと同じ伍長時代、少佐だったクルルの副官ないし専属部下的状態として配属されていた。しかし当のクルルが性格の問題で降格され、それら事実を双方が必要以上にしゃべらないため、この時期について詳しい事はわからない。
原作第81話・アニメ第101話における「ギロロに無茶をいい、できないと手榴弾を手渡して爆発させる」という流れはギロロ初登場時[注 5]における流れと同じである。ガルルの台詞は「まわれ〜、耳ッ!!!」である。『ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊』ではケロカ四天王の一人として登場している。

タルル上等兵

タルル上等兵(タルルじょうとうへい)は、ガルル小隊の突撃兵。タママの後輩で、カララチロロの先輩。

初出
初登場は原作では第36話、アニメでは第30話で、ガルル小隊のメンバーでは最も早く登場。タママにケロロ小隊や地球人に関する嘘を吹き込まれており、桃華を「変身凶悪獣人」、ポールを「冷酷機械人間」、ギロロを「ウッカリギロロ」、クルルを「陰湿陰険人気なしクックック野郎」と呼び、さらにアニメ版では夏美を「凶暴肉弾星人」、冬樹を「泳げない走れない情けない三拍子揃ったダメ人間」、ドロロを「影が薄すぎアサシン」、小雪を「物好きのアホ忍者」、アンゴル=モアを「星破壊獣嫉妬おばさん」と呼び、結局タママ・サブロー以外のほぼすべての人物をバカにし、結局タママは最後にはケロロ・モア[注 6]を除いた全員からお仕置きを受け、さらに夏美から「変身お菓子怪獣バカタマドン」と言われ、結局タママは「ごめんなさーい」と言い大泣きした。
外見
体色は水色で帽子とお腹に左右逆色の紅葉マーク。頬にそばかすがある。当初はケロン人の幼年体の姿をしていたが、原作では第81話、アニメ本編では第101話から大人の姿になり、そばかすの位置も若干変わった。なお、アニメでは第101話以前から3代目オープニングのアニメーションにおいて大人の姿で登場している。
経歴
当初はケロン軍幼年訓練所に所属しており、先輩であるタママを「師匠」と呼んで慕っていた。後にケロン軍に入って上等兵となる(このとき階級でタママを追い越した)。ガルル小隊に配属された。なお、タママからは「ケロン軍は超エリートでないと入れない」と聞いていたが、ケロン軍には意外とすんなり入れたとのことである。
人物
一人称は「オイラ」か「俺」で、語尾に「〜っす」をつけて喋る。主に使う必殺技は目から強力な光線を発射する「タルルジェノサイド」である。
ケロン軍に入ってから階級でも戦闘能力でもタママを追い越し[注 7]、それで得意になってタママを「先輩」と呼び変え、半ば見下すといった「ザコキャラクター」のような一面を見せた。後にスーパーカブトの力でパワーアップしたタママを前にした時にはこの一面を認め、呼称を「せ…師匠」と改め[注 8]、戦わずして自分の負けを認めた。
アニメではガルル小隊としてタママと初対面したときはまだ「師匠」と呼んでおり、タママを倒してから「先輩」と呼ぶようになった。その後タママがパワーアップした時に原作とは逆に「師匠」と呼んでから「先輩」に言いなおす場面がある。さらに自分の「タルルジェノサイドGX」をタママに跳ね返された時に負けを認め、ここで呼称を「師匠」に戻した。
タママなどの年上のケロン人に対しては「○○っす」という口調で話すが、それは彼なりの敬語であり、トロロなどの年下のケロン人には「○○っす」という口調ではなく、敬語を使わず普通の口調で話している。
「今のは、ザコキャラが言うセリフ」や「黒幕の正体は、自分の師匠だった」とアニメや漫画を絡めたセリフを言う。なおタママと戦う時は大抵「〜〜アソビ」と言っていることからタルルはタママと戦うというよりか遊んでいるらしい。

トロロ新兵

トロロ新兵(トロロしんぺい)は、ガルル小隊の通信兵。

初出
原作初登場は第82話、アニメ初登場は3代目オープニングのアニメーション、本編には第100話で、人工衛星こまわりをハッキングした「謎のケロン人」として初登場。名前は第101話で明かされた。
外見
体色はオレンジ色野球のメットのような帽子をかぶり、クルルと同じくメガネをかけている(ただし、クルルのような渦巻きではなく二重丸である)。この帽子はトロロ流のこだわりである[1]。額と腹部にはアルファベットの「Y」と円形を重ねたようなマークがある[注 9]。タママと同じく幼年体。
経歴
ケロン軍のコンピュータハッキングしてスカウトされたスクリプトキディクルルが本部にいた頃、何度もケロン軍本部にハッキングを仕掛け、その度に追い返されても諦めずにアタックし続けた。
人物
一人称は「ボク」で、よく「プププ」と笑う。好物はジャンクフード。自分のことを天才だと思っており、さらに自分以外の者は使い物にならないと発言するような生意気さ・傲慢さも持つ。「相手がスッカリいい気になったトコロでいっきに突き落とすのが超クール」という考えを持っている[注 10]
ハッキングの実力は高いがクルルには及ばない[注 11]
クルルがトロロの事を思い出し「お前…俺がまだこの本部に居た頃に、何ベン潰しても必死にアタック仕掛けて来たクソガキだろ?」と言うまで、相手が「前に本部にハッキングした時に居た骨の有る奴」本人だとは気づかなかった。ちなみに、タルルが使っていた自慢のシステムとは大昔にクルルが作ったハックツールの改造版…いや、改悪版だった。
アニメ130話Bパートでは宇宙軍工場で暴走していたクルルのコピーロボットに腹を立て工場のエネルギーを全部使い巨大なエネルギー砲でエネルギーを放ちクルルのコピーロボットを倒したが、その後大爆発を起こして、工場やガルル小隊、ケロロ小隊のコピーロボットなど周りにすべての被害を与えた。
原作では、ガルル小隊がケロロ小隊に敗れた後単独で登場し、ケロロロボにコンピュータウィルス(古代ケロン軍の皇帝(エンペラー)プログラム)を入れている。ここでも一時的にクルルを出し抜くが、最後にはしっかり逆襲された。

ゾルル兵長

ゾルル兵長(ゾルルへいちょう)は、ガルル小隊の暗殺兵。

初出
原作初登場は第82話、アニメ初登場は3代目オープニングのアニメーション、本編初登場は第101話。
外見
体色は灰色で帽子とお腹に撒き菱マーク。体の左半分は機械化(いわゆるサイバネティックス)されている。機械化された手の甲から剣(ゾルルブレード)を自由に出し入れできる。機械化された顔には目に当たる部分が見受けられない。ケロン人の中で唯一白目部分が黒く、黒目部分が赤い。
経歴
幼い頃からドロロと謎の因縁を持つケロン人。小訓練所の頃から彼を知っていた描写があったが、実際にはケロロやゼロロの学校の生徒で(ゼロロは転校生)、ゼロロ以上に名前を覚えてもらえず(原作第140話・アニメ第336話Aパートより)、そのことに強いコンプレックスを抱いていた模様。ドロロと決着をつけるためにガルル小隊に入隊した。原作第140話・アニメ第336話Aパートでは久々に登場し、再びドロロに戦いを挑んだが、これも「アサシンのトップであるドロロを倒し、自分の名を記憶に残したい」という考えによるものであった。その際挑んだ戦いでは、ケロロに余所見をしてしまったドロロの一瞬の隙を突き倒すも、ケロロの存在感と眼圧(恐らくは「超☆隊長命令」によるもの)に圧倒されてしまい退散する。その後、無断活動と別動隊の活動妨害により軍法違反としてガルルに本部隊に連行された。ガルルによると厳罰にあたるらしい。アニメではケロン軍隠密特殊任務班「X1」にも所属していた(アニメ第189話より)。
人物
階級は兵長だが、実質的には無効(原作第82話より)。一人称は「俺」。原作では話すのが遅く、台詞の文字が時々左右逆になっている(鏡文字)。影が非常に薄く、普段影が薄いと言われているドロロにまでも完全に忘れられている不憫なキャラクター。ドロロはゾルルに対面しても思い出せずにおり、アニメでは何とか思い出そうとするも名前を間違えられてしまう。その影の薄さは超常現象レベルで隠密行動しなくても基地内のセンサーがまったく反応せず、それどころか相手の目の前に普通にいても消えるように相手から見えなくなってしまうほど。
アニメではドロロに「ダササ」「ギララ」などと間違えられ続けている。
必殺技は「零次元斬(ゼロジゲンザン)」。ドロロ同様高い戦闘能力を持ち、アニメでは小雪がゾルルの足元にも及ばないほどだった。また、都会の風景に溶け込む高い隠密能力も持つ。

クローンケロロ/ケロロ大尉

クローンケロロは、ガルル小隊の一時的な隊員であり、一時的な隊長でもあった。ケロン軍が用意していたケロロのクローンである。アニメではクローンではなくケロロ自身が記憶を消され、ガルルに操られ、ケロロ大尉(ケロロたいい)としてガルル小隊に加わった。ケロロ大尉は普段の帽子ではなくシャアのヘルメットを被っている。詳細はケロロの項を参照。ケロロの本体とは戦いたくないというケロロ軍曹とは逆の性格を持つ。

プルル看護長

プルル看護長(プルルかんごちょう)は、ガルル小隊の看護兵

人物
ケロロギロロドロロ(ゼロロ)の幼馴染で原作とアニメでは設定が異なっている。パートナーはいないが、アニメ第170話では月神散世と一時的にパートナー関係だったことがある。
体色は菫色で、帽子(この帽子には尖った部分がある)とおなかにハートマーク(向かって左側がピンク、右側が黄色)。巨大な注射器を所持しており、治療に、攻撃に、お仕置きにと多彩に使いこなす。ケロロ達と同い年だが、彼女はトロロ同様、幼年体である。
クローンケロロ(ケロロ大尉)の代わりにガルル小隊に入隊した。小隊の紅一点である。一人称は「私」。
原作での設定
原作には第15巻「あのコがキちゃったよ!…の巻」にて登場(本編を除けば第13巻「超劇場版ケロロ軍曹 外伝 KILULU DISPOSAL」が実質的な初登場となる)。帽子の色は
ケロン軍第6722905987期兵。性格は気配り上手のしっかり者で、面倒見が良いが、少々気の強い所もある。民間のOLになっていたが、気が変わりケロン軍に入ったとされる。OLを勤めていただけあり、机仕事はお手の物である[2]
装備している注射器の先端は針(ただし、竹槍並に太い)になっており、頭だろうが顔だろうが平気で突き立てるところがアニメとは異なる[注 12]
アニメに比べて登場機会は少ない。
アニメでの設定
アニメでは5代目オープニングのアニメーションで初登場し、本編での初登場はオープニングが5代目になった同日に放送された第130話。帽子の色はピンク誕生日はケロン星の周期で1970ケロン年7月1日(第260話より)。また、第180話で生体恋化に関する設定が原作から受け継がれている。
前述したとおりケロロとは同級生なので彼と同い年[注 13]と見られるが、外見は帽子を除いて幼年体のままである(尻尾がある)。またギロロ、ドロロとも同級生だが、ドロロ(ゼロロ)の名前は言われなければ思い出せなかった。
性格は原作とほとんど同じである[注 14]が、ケロロやタママなどの男の子には少し呆れている[注 15]。また、ケロロから惚れられているような一面もある(第217話など)が、プルルがケロロの事をどう思っているかは不明[注 16]。基本的には仕事をキチンとこなせるタイプで、あっという間に片付けられるほどだと本人は語っている(第239話より)。激怒した時はおでこのハートマークが二つに分かれ、その間から「闇」という文字が浮かぶ。
装備している注射器の先端は球状になっており、突き刺す場所もお尻に限られる。犠牲者は例外なく「オウ、イエース!」と謎の叫びを発して悶絶してしまう。
第157話から、ケロロ小隊の健康管理のために一時的にケロロ小隊に配属される。その後も度々ケロロたちのところへ遊びに来たり(第170話Bパート)、事務仕事を手伝ったり(第239話Bパート)、モアとバーゲンに出かけたり(第254話Bパート)、自身の部屋でケロロを説教したり(11代目オープニング)していることから、その後も地球に滞在しているようであり、また、惑星カリントで負傷したバリリ小隊がわざわざ地球に搬送されている(第262話)ことから、地球における任務も不定期ながら継続している様子がうかがえていた。第344話Aパートではガルル小隊の新たな任務地である「惑星ザワトコロ」行きを誘われ、これにより地球を離れることを決めたが、宇宙空間まで自分を追ってきて宇宙宅配ピザの宇宙船に轢かれたバリリの看護のために、結局またしばらく地球に留まることになった。趣味は、温泉巡りであり、よく日向家にお土産を持ってくる。
第180話から年齢のことを気にしている[注 13]という設定が追加されており、「おばちゃん」「おばさん」「おばさま」などと呼ばれると「トラウマスイッチ」が入ったドロロと同じ状態に陥ってしまう。なお、生態恋化でも上記の状態に陥っていた。肌にはかなり濃いメイクをしているらしく、スッピンになると、シワが沢山あるらしい。
5thシーズンでは「プルルがジョリリに恋をしている」という誤解を受けることが多かったが、本人に全くその気はない。第214話Bパートではケロロ小隊からそう勘違いされ、第239話Bパートではお見合い相手のバリリ准尉から勘違いされた挙句にその勘違いをバリリがケロン軍本部に報告した為、軍全体から勘違いされる結果になった。逆に第254話Bパートでは「ガルルがプルルに片思いしている」というケロロ小隊の勘違いと、ガルルがジョリリと「何か」を取り合って一悶着を起こした事実から、プルルが「何か」=「自分」と思い込んだまま悶着を止めようとして大勢の前で恥をかく羽目になった(「何か」は実際には七味唐辛子であった)。『ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊』ではケロカ四天王の一人として登場している。
幼年期
幼年期時代のエピソードは劇場版第2弾の同時上映『ちびケロ ケロボールの秘密!?』で初めて明かされた。この頃被っていた帽子には尖った部分がなく、をつけていた。ケロロ、ギロロ、ゼロロと行動を共にすることが多々ある。
テレビシリーズには9代目エンディングで初登場。本編初登場は第157話の回想シーン。第162話では現在の仕事を選んだ理由が幼年期のジョリリとの出会いであったことが判明した。「ちびケロ」などの頃から、彼女の気の強さとしっかりとした性格が目立ってきたのはこの頃であった。また、注射器で突くのが好きになったのは、幼年期時代、ケロロ達と対立していた上級生に棒で突いたのがきっかけである。
アニメ第230話Bパートでは風呂に入っている際にケロロたちに覗かれたことで、「ケロロさんのエッチ~!」とお湯をかけた後に盥をぶつけていた。
生体恋化
生体恋化(アホトロン・フォーム)することで地球人の姿になることができる。ピンクの髪をツインテールにした若い女性の姿をしている。外見は夏美に似ている。劇中ではステルス機能のついた異星進入用新型スーツだと語られており、A級侵略部隊しか支給されないためF級のケロロ小隊には支給されることはない。

脚注

注釈

  1. ^ ただし、それ以前に第100話終了時の次回予告ナレーションを担当している。
  2. ^ 11代目オープニングでもピースサインをしている。
  3. ^ 少なくとも地球侵略部隊隊長としてはケロロに取って代われるものではない模様。
  4. ^ アニメ版ではクローン設定は存在せず、ケロボールを渡そうとしないケロロへの強攻策としてケロロを生まれ変わらせるという描写が取られた。
  5. ^ 原作第12話・アニメ第4話Aパート。厳密にはそれぞれ前話の終わりから登場している。ギロロはタママに対して同様の命令を行っている。
  6. ^ 原作ではケロロが完成させたガンプラをモアに披露し、それをモアが褒めちぎるという場面で締め括られているため、両者はお仕置きに加担しなかった。
  7. ^ 手加減した「シャイニングタルルジェノサイドEX」で一度はタママを倒した。
  8. ^ しかし原作第169話で「タママ先パイ」と言っているシーンがある。
  9. ^ 『ケロロ軍曹 ひみつ超ひゃっか』の表紙絵では「Y」の形の上下が逆になっている。
  10. ^ しかし、クルルに同じセリフを返された後、「同感だ」と言われ逆襲されたことがある。
  11. ^ 事実、トロロが使っていたハックツールはケロン軍にいた頃のクルルが遊びで作ったものの改造(クルルいわく「改悪」)版である。
  12. ^ ケロロいわく「ドスッとした」ことや悲鳴から察するに、相当痛いらしい。
  13. ^ a b 作中で地球人の40代を思わせる描写がされているケロロと同世代と考えられる。
  14. ^ 第260話Aパートでケロロ小隊のメンバーを説教したりする所から、彼らのまとめ役のような存在である
  15. ^ 彼等である男の子が行動をした際には、愚痴っぽく言っている。
  16. ^ ただし、仕事とはいえケロロの頼み事は基本的に断らない上、6代目OPではモアとケロロの取り合いをしているような描写があるため、満更でもない模様。

出典

  1. ^ ひみつ超ひゃっか 2007, pp. 44, 「おしえて!ガルル小隊」
  2. ^ ひみつ超ひゃっか 2007, pp. 48, 「おしえて!ガルル小隊」

参考文献

  • 吉崎, 観音 著、ケロロランド 編『ケロロ軍曹ひみつ超ひゃっか』角川書店、2007年10月。ISBN 9784049250534 

関連項目

Kembali kehalaman sebelumnya