グノーシス福音書など、異端であるとして退けられたキリスト教の書物は2世紀から3世紀にかけてサタンの影響により書かれたものである[63]。これらに反論する初期教会の教父の書物の構成を助けたと見るべきである。[64] and to understand modern spiritual movements.[65]
バウアーによれば、イエスの誕生(en:Nativity of Jesus)に関するマタイ福音書とルカ福音書との間で相違があること、およびこれらの福音書中にあるマルコ福音書から直接とられていないと思われる要素にもなおマルコ福音書的な考え方がみられることなどから、この説は除外できるとしている。むしろバウアーは、マタイ・ルカ福音書に共通してみられる内容については、マタイ福音書がルカ福音書を元にしていると結論した。ここから、福音書中の伝承すべてがひとりの作者(マルコ)に沿って追跡できることになり、福音書の完全な創作説が信頼性を帯びはじめた[90]のである。またバウアーは、ティベリウス時代のユダヤ人の間にはメシアへの期待感はなかったと考え、したがってマルコがイエスをメシアとして描写しているのは後世のキリスト教観念による後付けにちがいないとした。さらに、福音書中の細かな描写の中に歴史的事実やイエスの実際の発言とは考えづらいものがあるのは、キリスト教コミュニティの生活が反映されたとすることで説明できると主張した。[91]バウアーはさらに、「アレクサンドリアのユダヤ人フィロンは紀元40年ごろ、きわめて高齢であったがまだ生きていた。彼が本当のキリスト教の父である。またローマの禁欲主義者セネカも、いわばキリスト教の叔父である[92]。」と結論している。
1870年代から1880年代に、ドイツの学者たちに「オランダ革新派(Radical Dutch school)[7]」と呼ばれていたアムステルダム大学に関係する学者の集団が、パウロ書簡の正当性を否定し、聖書の歴史的価値についておおむね否定的な立場をとった。このグループの中でイエスの歴史的実在を否定したのは Allard Pierson, S. Hoekstra and Samuel Adrian Naber。他の学者は立場こそ近かったが、福音書は歴史的事実を軸にしていると結論した。[97]
テュレーン大学の数学教授であったウィリアム・ベンジャミン・スミス(1850-1934)は、1894年の"Ecce Deus: The Pre-Christian Jesus"から1954年の"The Birth of the Gospel"までの一連の著書の中で、最初期のキリスト教資料(特にパウロ書簡集)は、キリストの聖性について人間個人の犠牲に重点を置いており、人間としてのイエスが存在したとするならこれは考えにくいことであると主張した。よってスミスはキリスト教の起源はキリスト教以前のイエス教派にあると主張した。言い換えれば、あるユダヤ教の教派は人間のイエスが生まれたとされている時代の数世紀前から、神聖な存在としてのイエスを崇拝していたのである[100]。この教派の証拠としてはローマのヒッポリュトスによるナアセノス(en:Naassenes)への言及、およびサラミスのエピファニウス(en:Epiphanius of Salamis)の言及、さらには使徒行伝の一部にもキリスト以前に存在したナザレ派について書かれたものがある[101]。新約聖書中の歴史的記録とされている部分は、キリスト以前のイエス物語をもとに、初期キリスト教のコミュニティによって作られたものだとした。
1999年に発表した『The Jesus Myth(イエス神話)』では別の立場で、イエスには「二つの」独立した人物像があると主張した。すなわちパウロ書簡の神話的イエスと、福音書の史的イエスである。2003年の『Can We Trust the New Testament?(新約聖書を信じてよいのか?)』では、ウェルズは以下ように自分の立場を述べている。「このガリラヤのイエスは磔刑にかけられておらず、死後の復活も信じられていなかった。死と復活――日時や場所は欠落している――をとげた、初期の書簡集にあるキリストはまったく異なった人物で、その起源も異なっているはずだ。」西方神学校の新約聖書学教授ロバート・ヴァン・ブースト(Robert Van Voorst)は、これは「転回」して史的イエスを受け入れたものだと述べた。[110]
フレークとギャンディ
ティモシー・フレークとピーター・ギャンディは、神秘主義に関する人気作家である。フレークとギャンディは、近年になってそれぞれ『The Jesus Mysteries[111]』(イエスのミステリー)『Jesus and the Lost Goddess』(イエスと失われた女神)を書き、キリスト神話説に賛同した。フレークとギャンディはヨハネの手紙二の1章7節を引き合いに出し、イエスの存在は伝説的なものであるという考えそれ自体、新約聖書と同時代に存在したと主張した。
ただし当時の学者は、この節はイエスは完全に物理的な肉体を持たないとする仮現説に基づくものであり、イエスが完全に創作された人物であるとするものではないと考えていた。
[112][113][114][115][116][117]
アール・ドハティ
アール・ドハティは、著書『en:The Jesus Puzzle』の中で、キリスト教の最初期の資料に基づいて自説を展開した。最初期の書簡集におけるキリストは、ユダヤの神秘主義から影響を受けた中期プラトン主義に由来する神話である、というブルーノ・バウアーと同様の主張であった。ドハティは基本的にウェルズに同意していたが、重要な例外がひとつあった。つまりドハティは、最初期の著述家はイエスは地上の人物だと考えていなかったと主張したのである。フィロンのような最初期のキリスト教徒は、
プラトン主義の宇宙論によって「高度な」霊的世界を物質的な地上世界から切り離して考えており、彼らはイエスを「霊的世界の下部」に降りてきたものと見ていた、と主張した。[118]
またドハティは、この視点は牧会書簡・ペトロの手紙二・その他様々な新約聖書外の2世紀キリスト教の書物の著者達に受け入れられたと指摘している。これらの著書が明らかに地上の出来事やイエスの物理的な歴史について書いていることを認めつつも、ドハティはこれらを比喩として考えるべきだとしている。[119]歴史上の一定の文脈にイエス・キリストを登場させたのはマルコ福音書の作者が最初であり、イエスに関する教徒からみた直接の視点が最も良く現れているのは、キリスト教の信条の最初の記述、つまり最初期の書簡集であるというのがドハティの意見である。反対者は、これらの解釈は誤ったこじつけであるとしている。[120] Doherty advanced the case through the creation of an exhaustive list of silences [121] and the connection to Marcus Minucius Felix[122]
キリスト教最初期の文書の中でも、パウロ書簡(真筆性の高いもの)は、おそらくすべての福音書よりも先に書かれたものである。
キリスト教神話説の立場からすると、書簡集がイエスの生涯や宗教活動について述べていないのはきわめて重要である。とはいえ、書簡集のいくつかの部分は、イエスが地上にいた時のことを書いたものと解釈されている。例えば「……御子に関するものである。御子は、肉によればダビデの子孫から生れ、……」(ローマの信徒への手紙 1章3節)[133]「……肉の弱さのために律法がなしえなかったことを、神はしてくださったのです。つまり、罪を取り除くために御子を罪深い肉と同じ姿でこの世に送り、その肉において罪を罪として処断されたのです。……」(ローマの信徒への手紙 8章3節)[133]「ああ、物分かりの悪いガラテヤの人たち、だれがあなたがたを惑わしたのか。目の前に、イエス・キリストが十字架につけられた姿ではっきり示されたではないか。」(ガラテヤの信徒への手紙 3章1節)[133]ポール・バーネット司教は著書『Jesus and the Logic of History』(イエスと歴史のロジック)の中で、パウロの手紙にみられるこのような細目をリストアップしている。[134]R.T.フランスも、著書『Evidence for Jesus』(イエスの証拠)の中で、パウロがイエスのことを物理的な存在として書いており、パウロの手紙の中にもイエスの生涯に関する歴史的事実の記述があると書いている[135]。
最も広く知られた人物像にはオシリス=ディオニュソス(en:Osiris-Dionysus)がある。オシリス=ディオニュソスはそれぞれの地方ごとに分化し、ゆっくりとそれぞれの神と融合されてきた。これは告げる方法ではなく、告げられた神秘こそが重要だと考えられたためである。キリスト神話説の立場から、ユダヤの神秘主義者たちがモーセやヨシュアといった先行するユダヤの英雄に合致するように彼らなりのオシリス=ディオニュソス像を作り上げた結果がイエスの創造である、という見方もあり、これはティモシー・フレークとピーター・ガンディーが『The Jesus Mysteries』で述べたものが特に有名である[111]。
1977年に、古代史の歴史家であり、人気のある作家であるマイケル・グラント(Michael Grant)は、自身の著書「Jesus: An Historian's Review of the Gospels」の中で、「イエス神話説は現代的な批評の方法論の条件を満たしておらず、ほぼ全ての現代の研究者から否定されている」と結論付けた。
新約聖書の本文批評と、初期キリスト教の起源と発展を専門としている不可知論者の教授、Bart D Ehrmanによれば、初期キリスト教時代を研究するほとんどすべての学者は彼が存在したと信じており、Ehrmanは、イエス神話説支持者の著作は通常、学問的資格を持たないアマチュアや非学者によって書かれているため、一般的に質が悪い、または学術機関で教えたことがない、[9]と述べている。
Ehrmanは、彼の著書「Did Jesus Exist? The Historical Argument for Jesus of Nazareth」の中で、18世紀の終わりにアイデアが最初に論議されて以来、「神話家」がイエスの存在に対して行った議論を調査した。
^。「革新的な解決方法は、イエスの信頼できる情報の可能性を捨てることであった。ここからキリスト神話説が生まれたのである。これに従えば、イエスは歴史上の人物として実在せず、福音書に出てくるキリストはメシア信仰のコミュニティによる社会的な創作だったということになる。」Farmer 1975, p. 43(ウィキペディアユーザーによる訳)
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<イエスの>非実在仮説への結論はウェルズ自身から出された。最新の著書『The Jesus Myth』で、ウェルズはこの仮説から撤退している。ウェルズはいまやイエスの実在に関して、失われた初期の「Q福音書」(マタイとルカが使用したとされる、仮説上の資料)に由来するなんらかの歴史的基礎があることを認めている。ウェルズは、イエスが存在するであろうことは早期に十分な信頼性をもって示されているが、そのイエスは後に正典の福音書が描くキリストではないと述べている。ウェルズの転回が非実在仮説についての世間の議論にどのような影響をもたらすかはいぜん注目すべきである。」, Van Voorst, Robert E, "NonExistence Hypothesis," in Houlden, James Leslie (editor), Jesus in History, Thought, and Culture: An Encyclopedia, page 660 (Santa Barbara 2003)(ウィキペディアユーザーによる訳)
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パウロその他の初期キリスト教徒にとって知恵文学の解釈により教わったことへの裏付けになったのは、このような知識であろう。つまり贖い主であるイエス(「イエス」は、「ヤーヴェは救う」という意味がある)が地上へとやってきて、遠い昔に殺された……タルムードがつねに原典とする伝統は、イエスを紀元前2世紀のいずれかの時期の人物とすることで、これらの古代の犠牲者の中に位置づけた。ウェルズ "The Jesus Legend, Catholic Truth on the Historicity of Jesus"(ウィキペディアユーザーによる訳)
^
「パウロが提示したような1世紀頃のキリスト教団に関する資料がほとんどないことは、2世紀の神学を研究する人々の間で長く知れ渡っていた。したがってこの立場の研究者達は、この不連続性を説明する必要に迫られることになった。パウロ以前、1世紀の神学者達に代表される流れを何が断ち切ったのだろうか?この神学者のグループはにはタティアノス、テオフィロス、ミヌキウス・フェリクスなどがいた。これらのグループは(私の主張では)最初期のユスティノスの思想に基づいており、具体的な歴史上の創設者も考えられておらず、また受肉の概念・ゴルゴタの丘・人間の復活・死から帰った聖なる存在なども考えられていなかった。これらの概念の大きな欠落や、考えられる原初の信仰運動からのあきらかな逸脱は、現代の研究者が説くような、やや弱い論理では説明しきれない。だが研究者たちは自らの思いこみによって骨抜きにされているのだ。研究者たちは、ひとそろいの資料や伝承を他の材料から読み取ろうとしている。パウロなどの初期の教父たちの断裂・分裂・分化などはもとから存在しなかった、というのが最も妥当な説明である。むしろ、これら<の断裂しているように見える記述(訳者による補)>は、帝国全体で一般的に信じられていたことをそれぞれ異なるで表現したものなのだ。この流行は実にゆっくりとした合体・発展の末に、福音書によって作られた、さらに人の心に訴える強力な人物に基づいた一般概念になった。 Earl Doherty, reply to Gakusei Don find original!(ウィキペディアユーザーによる訳)
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