キングスレイ・コマン
キングスレイ・コマン(Kingsley Coman, 1996年6月13日 - )は、フランス・パリ出身のサッカー選手。ブンデスリーガ・バイエルン・ミュンヘン所属。フランス代表。ポジションはウインガー。 日本語では「キングスリー・コマン」や、「キングスレー・コマン」などとも表記される。 経歴クラブパリ・サンジェルマン1996年、パリで生まれる。2004年(当時8歳)からパリ・サンジェルマンのユースチーム(下部組織)に所属し、2013年にトップチームに昇格した。背番号は38番。2013年2月13日に行われたリーグ1のFCソショー戦でマルコ・ヴェッラッティとの交代途中出場でプロデビューを果たした[1]。16歳と246日でデビューを果たし、18年前にニコラ・アネルカが記録したクラブ最年少デビュー記録を更新した[2]。しかし、2013-14シーズンはアマチュアのまま数試合に出場した後、パリ・サンジェルマンから新しい3年契約を提示されていたが、プロ契約を結ぶことを本人は拒否した。 ユヴェントス2014年7月8日、フリーでユヴェントスに5年契約で加入した[3]。パリ・サンジェルマンからユヴェントスへ移った方が出場機会が増えると考え、ユヴェントスと2019年までの契約を交わすことを選択した[4]。背番号はパベル・ネドベドらが着用した11番。8月30日に行われたセリエA開幕戦のキエーボ戦に先発出場し、18歳で同クラブの外国人最年少デビュー記録を更新した[5]。 バイエルン・ミュンヘン2015年8月30日、バイエルン・ミュンヘンへレンタル移籍した。背番号は29番。移籍期間は2017年6月30日までの2年間で、バイエルンは2017年4月30日まで買取オプションを保有する。また、レンタル料は700万ユーロ(約9億5000万円)で、買取オプションの金額は2100万ユーロ(約28億6000万円)となる。背番号は29番に決まった[6][7]。本人はバイエルン移籍について[8]入団会見で「今までもヨーロッパのビッグクラブでプレイしたことがあるが、バイエルンは僕にとって他のクラブより上だ。チームに貢献したいし、タイトルを獲得したい。全力を尽くすつもりだよ」とコメントしている。2015年9月19日に行われたブンデスリーガ第5節のSVダルムシュタット98戦で初得点を記録した。2016年3月12日に行われたブンデスリーガ第26節のヴェルダー・ブレーメン戦で珍しく全て同じ形で3アシストを記録した[9]。2016年3月16日に行われたUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦では古巣のユヴェントスと対戦し、2ndレグでは途中出場で貴重な追加点をあげて延長戦の末、勝利に貢献した。 2017年4月28日、バイエルンがユヴェントスからコマンを買い取り、2020年までの契約を締結することが発表された[10][11]。 2019年4月、練習中に同僚のロベルト・レヴァンドフスキと殴り合いの喧嘩になったことが報じられた[12]。これ以前にもレヴァンドフスキはコマンの独善的なプレーに腹を立てていたことを明かした[13]。 2019-20シーズン、チャンピオンズリーグ決勝では、先発起用されると、古巣のパリ・サンジェルマンに対し、決勝ゴールをあげた[14]。2020-21シーズン、ブンデスリーガ第6位タイとなる10アシストを決めてチームの優勝に貢献した[15]。 代表2015年11月5日、国際親善試合に挑むフランス代表のメンバーに初招集され、2015年11月13日のドイツとの親善試合に途中出場しフランス代表デビューを果たした。 2016年3月29日のロシアとの親善試合で代表初得点を挙げ、母国開催のUEFA EURO 2016に挑むメンバーにも選ばれ、6試合に出場した。 2018年のロシアワールドカップでは予備登録メンバー11人の1人に選ばれるに留まり[16]、大会出場はならなかった。 2022年、ワールドカップカタール大会決勝では途中出場、延長PK戦でフランスの2人目のキッカーを務めたがPKを失敗し、チームは2大会連続の優勝を逃した。 人物・エピソード
個人成績クラブ2022-23シーズン終了時点[22]
代表
タイトルクラブ
脚注
関連項目外部リンク
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