センター北駅(センターきたえき)は、神奈川県横浜市都筑区中川中央一丁目にある、横浜市交通局(横浜市営地下鉄)の駅。ブルーラインとグリーンラインの2路線が乗り入れる。駅番号はブルーラインがB30、グリーンラインがG05。副駅名はモザイクモール港北前。港北ニュータウンの北部に位置する。
当駅周辺地区(港北NTセンター)は、横浜市における主要な生活拠点(旧:副都心)に指定されている[3][4]。
グリーンラインに設定されているステーションカラーは、観覧車など市民の人気スポットがあることからかわいらしさをイメージしてピンク(ベビーピンク) [5]。
概要
港北ニュータウン第1地区の核となるタウンセンターの中心に位置し、周辺は商業地域で横浜市歴史博物館もあることから、歴史遺産を生かした文化的かつ近代的な街づくりが推進されている。駅の西側には地下駐車場を持つ駅前広場が設置されている。当駅は高低差13mの2つの地区を機能的に結ぶ通路を取り込み、改札口はアッパータウンと同じ高さの3階に設置され、グリーンラインとは改札内で乗り換えが可能な構造になっている。また2階にプラットフォームが、1階に自由通路が設置されている。 将来の増築を想定し、6階建てにできるように設計されている。
駅のデザインは、「駅は、街の顔であり、玄関であり、ロビーである」という考えに基づき、自然に入っていける吹き抜け空間を持った門構えによるゲート性、人々が交歓しあえる居心地のいい内部スペースを持った内部空間によるロビーとしての役割が表現されている。また改札内コンコースの天井に採光と換気を兼ねた円形のトップライトを2カ所設け、センター南駅の三角形のトップライトと対比させるとともに、コンコース・プラットフォームの外壁に連続したガラス窓を多用して、自然の光を取り入れた明るい駅舎として作られた[6]。また、『BG〜身辺警護人〜』などテレビドラマのロケ地としてもよく使用されている。
歴史
駅名の由来
港北ニュータウンのタウンセンター地区(「中央地区」とは異なる)の第1地区側(北側)に立地することに由来する[7]。
駅構造
地形の都合で、駅北側はトンネル内、駅南側は高架となっている。ホームは2階、改札口は3階にある。それぞれの路線で島式1面2線のホームを持つ。
駅長所在駅。センター北管区駅として当駅 - 中山間を管理している[8][注 1]。
ブルーラインは、1993年(平成5年)の駅開業から2004年(平成16年)10月のダイヤ改正まで、土曜・休日ダイヤにおいて最終1本のみ新横浜方面からの当駅止まりの列車が存在していた[9]。ブルーライン・グリーンラインとも、センター南寄りに留置線が設けられており、グリーンラインは平日のみ朝6時台に当駅始発日吉行きが1本設定されている[10]。
のりば
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。
- 当駅 - センター南駅間はブルーラインとグリーンラインが並走する区間であるが、線路別複々線のため、両路線のホームは独立している。 このため、当駅と同様、センター南駅でブルーラインとグリーンラインを相互に乗り換える場合も階段やエスカレーターを上り下りしてホームを移動する必要がある。
駅構内施設
上記店舗は併設するショッピングタウンあいたいの店舗一覧からは除外されている[12][13][14]。
利用状況
各線の2023年度の1日平均乗降人員は以下の通りである。
- ブルーライン:39,911人(乗車人員:19,160人、降車人員:20,751人)
- グリーンラインが開業すると、ブルーラインを利用してあざみ野経由で東京都内へ向かっていた乗客の一部がグリーンラインに移乗してきたため、2008年度の乗車人員は大きく減少したが、翌2009年度からは再び増加傾向にある。
- グリーンライン:35,291人(乗車人員:17,569人、降車人員:17,722人)
年度別1日平均乗降人員
近年の1日平均乗降人員推移は下記の通り。
年度別1日平均乗降人員[統計 1]
年度
|
ブルーライン
|
グリーンライン
|
合計
|
1日平均 乗降人員
|
増加率
|
1日平均 乗降人員
|
増加率
|
1日平均 乗降人員
|
増加率
|
1999年(平成11年)
|
17,398 |
|
未開業
|
17,398
|
|
2000年(平成12年)
|
24,377 |
40.1%
|
24,377
|
40.1%
|
2001年(平成13年)
|
24,345 |
−0.1%
|
24,345
|
−0.1%
|
2002年(平成14年)
|
24,772 |
1.8%
|
24,772
|
1.8%
|
2003年(平成15年)
|
25,723 |
3.8%
|
25,723
|
3.8%
|
2004年(平成16年)
|
26,876 |
4.5%
|
26,876
|
4.5%
|
2005年(平成17年)
|
28,369 |
5.6%
|
28,369
|
5.6%
|
2006年(平成18年)
|
30,630 |
8.0%
|
30,630
|
8.0%
|
2007年(平成19年)
|
38,346 |
25.2%
|
34,573 |
[備考 1]
|
[要出典]
|
|
2008年(平成20年)
|
31,007 |
−19.1%
|
11,082 |
|
42,089
|
|
2009年(平成21年)
|
36,798 |
18.7%
|
25,847 |
133.2%
|
62,645
|
48.8%
|
2010年(平成22年)
|
36,686 |
−0.3%
|
28,515 |
10.3%
|
65,201
|
4.1%
|
2011年(平成23年)
|
36,793 |
0.3%
|
29,726 |
4.2%
|
66,519
|
2.0%
|
2012年(平成24年)
|
38,371 |
4.3%
|
32,102 |
8.0%
|
70,473
|
5.9%
|
2013年(平成25年)
|
41,400 |
7.9%
|
35,607 |
10.9%
|
77,007
|
9.3%
|
2014年(平成26年)
|
40,788 |
−1.5%
|
36,122 |
1.4%
|
76,910
|
−0.1%
|
2015年(平成27年)
|
40,834 |
0.1%
|
37,252 |
3.1%
|
78,086
|
1.5%
|
2016年(平成28年)
|
43,755 |
7.2%
|
39,797 |
6.8%
|
83,552
|
7.0%
|
2017年(平成29年)
|
43,812 |
0.1%
|
40,162 |
0.9%
|
83,974
|
0.5%
|
2018年(平成30年)
|
45,051
|
2.8%
|
41,882
|
4.3%
|
86,933
|
3.5%
|
2019年(令和元年)
|
44,592
|
−1.0%
|
41,637
|
−0.6%
|
86,229
|
−0.8%
|
2020年(令和02年)
|
32,305
|
−27.6%
|
29,626
|
−28.8%
|
61,931
|
−28.2%
|
2021年(令和03年)
|
35,759
|
10.7%
|
32,761
|
10.6%
|
68,520
|
10.6%
|
2022年(令和04年)
|
38,925
|
8.9%
|
35,501
|
8.4%
|
74,426
|
8.6%
|
2023年(令和05年)
|
39,911
|
2.5%
|
35,291
|
−0.6%
|
75,202
|
1.0%
|
年度別1日平均乗車人員(1992年 - 2000年)
近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度別1日平均乗車人員[統計 1]
年度 |
ブルーライン |
出典
|
[備考 2] 1992年(平成04年)
|
1,230
|
|
1993年(平成05年)
|
1,281
|
|
1994年(平成06年)
|
2,134
|
|
1995年(平成07年)
|
3,260
|
[統計 2]
|
1996年(平成08年)
|
4,283
|
|
1997年(平成09年)
|
5,800
|
|
1998年(平成10年)
|
7,587
|
[神奈川県統計 1]
|
1999年(平成11年)
|
9,045
|
[神奈川県統計 2]
|
2000年(平成12年)
|
12,286
|
[神奈川県統計 2]
|
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
年度別1日平均乗車人員[統計 1]
年度 |
ブルーライン |
グリーンライン |
出典
|
2001年(平成13年)
|
12,390
|
未開業
|
[神奈川県統計 3]
|
2002年(平成14年)
|
12,866
|
[神奈川県統計 4]
|
2003年(平成15年)
|
13,241
|
[神奈川県統計 5]
|
2004年(平成16年)
|
13,854
|
[神奈川県統計 6]
|
2005年(平成17年)
|
14,634
|
[神奈川県統計 7]
|
2006年(平成18年)
|
15,779
|
[神奈川県統計 8]
|
[備考 1] 2007年(平成19年)
|
19,111
|
17,141
|
[神奈川県統計 9]
|
2008年(平成20年)
|
15,332
|
5,486
|
[神奈川県統計 10]
|
2009年(平成21年)
|
17,677
|
12,783
|
[神奈川県統計 11]
|
2010年(平成22年)
|
17,556
|
14,136
|
[神奈川県統計 12]
|
2011年(平成23年)
|
17,593
|
14,755
|
[神奈川県統計 13]
|
2012年(平成24年)
|
18,331
|
15,946
|
[神奈川県統計 14]
|
2013年(平成25年)
|
19,798
|
17,706
|
[神奈川県統計 15]
|
2014年(平成26年)
|
19,470
|
17,955
|
[神奈川県統計 16]
|
2015年(平成27年)
|
19,445
|
18,513
|
[神奈川県統計 17]
|
2016年(平成28年)
|
20,879
|
19,806
|
[神奈川県統計 18]
|
2017年(平成29年)
|
20,883
|
19,985
|
[神奈川県統計 19]
|
2018年(平成30年)
|
21,430
|
20,853
|
[神奈川県統計 20]
|
2019年(令和元年)
|
21,272
|
20,754
|
[神奈川県統計 21]
|
2020年(令和02年)
|
15,574
|
14,756
|
|
2021年(令和03年)
|
17,155
|
16,330
|
|
2022年(令和04年)
|
18,594
|
17,694
|
|
2023年(令和05年)
|
19,160
|
17,569
|
|
- 備考
- ^ a b 2008年3月30日開業で2日間のデータ
- ^ 1993年3月18日開業で14日間のデータ
駅周辺
バス路線
当駅は、一般路線は東急バスが、羽田空港行き直行便には東急バスと京浜急行バス、高速バスの御殿場プレミアム・アウトレット、河口湖駅行きには東急トランセとフジエクスプレス、三井アウトレットパーク木更津行きには小湊鉄道が乗り入れる。
鷺04は、フレルさぎ沼に買物に行く人が多い。
隣の駅
- 横浜市営地下鉄
- ブルーライン(3号線)
- ■快速・■普通
- センター南駅 (B29) - センター北駅 (B30) - 中川駅 (B31)
- グリーンライン(4号線)
- センター南駅 (G04) - センター北駅 (G05) - 北山田駅 (G06)
脚注
注釈
出典
横浜市営地下鉄の統計データ
神奈川県県勢要覧
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、 センター北駅に関連するカテゴリがあります。
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