リチャード・エドウィン・スターンズ (Richard Edwin Stearns, 1936年 7月5日 - )は、アメリカ合衆国 の計算機科学 者。1993年 、ユリス・ハルトマニス と共に「計算複雑性理論 の分野を確立した独創的な論文に対して」チューリング賞 を受賞した。1994年、Association for Computing Machinery (ACM) のフェローに選ばれた。
1961年、プリンストン大学 にてハロルド・W・クーン (英語版 ) の指導で博士号を得た。2006年現在、ニューヨーク州立大学オールバニ校 計算機科学科の名誉教授を務めている。
参考文献
R. E. Stearns and J. Hartmanis, Regularity preserving modifications of regular expressions, Information and Control 6 , (1963), 55-69. 正規言語 の範囲内の言語操作についての初の体系的研究
Hartmanis, J. ; Stearns, R. E. (1965), “On the computational complexity of algorithms” , Transactions of the American Mathematical Society (American Mathematical Society) 117 : 285–306, doi :10.2307/1994208 , JSTOR 1994208 , MR 0170805 , https://jstor.org/stable/1994208 . 計算複雑性理論 の一部を構成する時間階層定理 (英語版 ) を証明した論文(チューリング賞受賞)
R. E. Stearns: A Regularity Test for Pushdown Machines, Information and Control 11 (3): 323-340 (1967). 決定性プッシュダウン・オートマトン を扱った論文。
P. M. Lewis II, R. E. Stearns: Syntax-Directed Transduction, Journal of the ACM 15 (3): 465-488 (1968). コンパイラ設計で重要なLL法 についての初期の論文
外部リンク