後に初期のタイムシェアリングシステム(現在ではマルチユーザー・オペレーティングシステムと呼ばれる)や分散コンピューティングなどについても研究開発している。1960年代の終わりごろまで、権限ベースの情報処理(セキュリティを高める方式のひとつ)にも興味を持ち、研究所では特殊なコンピュータ Cambridge CAP を設置した。
「ウィルクス教授はEDSACの設計者および開発者として最も知られている。EDSACはプログラム内蔵式の世界初のコンピュータである。1949年に開発されたEDSACは水銀遅延線メモリを使った。彼は、1951年の Preparation of Programs for Electronic Digital Computers の著者としても知られている(Wheeler、Gill と共著)。その中でプログラムライブラリという考え方が事実上初めて紹介された」
The Preparation of Programs for an Electronic Digital Computer by Maurice Wilkes, David Wheeler, and Stanley Gill; (original 1951); reprinted with new introduction by Martin Campbell-Kelly; 198 pp.; illus; biblio; bios; index; ISBN 0-262-23118-2. Available through Charles Babbage Institute
Automatic Digital Computers. John Wiley & Sons, New York, 1956, 305 pages, QA76.W5 1956.
A Short Introduction to Numerical Analysis. Cambridge University Press, 1966, reprinted 1971. ISBN 0-521-09412-7 paperback; ISBN 0-521-06806-1 clothbound.