上甲凌大
上甲 凌大(じょうこう りょうた、2001年1月29日 - )は、愛媛県西予市出身のプロ野球選手(捕手・育成選手)[2]。右投左打。横浜DeNAベイスターズ所属。 経歴DeNA入団まで愛媛県立宇和島東高等学校3年時にプロ志望届を提出するが、その後取り下げた[3]。プロ志望届提出後の取り下げは、現行のプロ志望届制度が始まってからは上甲が初めて[3]。高校在学時の全国大会への出場はない。 高校卒業後は、広島県東広島市の社会人野球チーム・伯和ビクトリーズに入団[4]。企業チームであるため、午前中は社業に就いていたが、体調に異変を感じるようになり、2021年6月にバセドウ病と診断される[5]。5か月の間、治療とリハビリに励み野球から離れていたが[6]、11月に行われた第92回都市対抗野球大会に出場すると2打席連続本塁打を記録するなど主力選手として活躍[4]。チームには3年間在籍していたが、チームの軸となる先輩捕手が既に在籍していたため、捕手としての出場機会は限られていた。より野球に専念できる環境を求め、同社を退職[4]。 伯和ビクトリーズを退部後は、地元の愛媛県に戻り、独立リーグ・四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツに入団[4]。 2022年10月20日に行われたドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズから育成1位で指名され[7]、11月13日に支度金280万円、年俸340万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ[8]。背番号は127。愛媛からのドラフト指名は、2011年に読売ジャイアンツから育成2位で指名された土田瑞起以来11年ぶり[7]。同日、TBS系列で放送された『速報ドラフト会議 THE運命の1日』で取り上げられた。11月27日の新入団選手記者発表会では色紙に「初心」と記し「今のこの気持ちを忘れず、コツコツと積み重ねて一軍の正捕手になりたいと思います。愛称はハマのJでよろしくお願いします」と挨拶した[9]。 DeNA時代2023年はオープン戦で一軍に合流したものの、ここでは結果を出せなかったが[10]、7月22日までにイースタン・リーグで47試合の出場で、打率.286、3本塁打、15打点を記録し、7月23日に支配下登録されることが発表された[11]。背番号は66[11]。しかし、この年は一軍公式戦への出場は果たせずシーズンを終えた[10]。最終的にイースタン・リーグでは64試合の出場で、打率.241、3本塁打、16打点の成績だった[12]。 2024年も一軍出場の機会なく、イースタン・リーグ49試合の出場で、打率.205、0本塁打、7打点と打撃成績を落とした[13][14]。11月15日に育成選手契約に戻され[15]、背番号も127に戻った[16]。 選手としての特徴DeNAスカウトの吉見祐治は、仮契約の際に「強肩強打の大型捕手。チャンスに強い打撃が持ち味で長打も期待できる」とコメントした[8]。 詳細情報独立リーグでの年度別打撃成績出典はリーグウェブサイトからリンクされる「一球速報.com」[17]。
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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