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三重県にある同音の「大紀町」とは異なります。 |
大樹町(たいきちょう)は、北海道十勝総合振興局南部にある町。帯広市の南約60kmに位置する[1]。
「宇宙のまちづくり」を標榜し、航空や宇宙分野での実験や飛行試験を積極的に誘致し、主に大樹町多目的航空公園でJAXAや大学などの研究機関が実験を行う。カントリーサインも滑走路を背景とした宇宙往還機らしきものとなっている。ミニバレー発祥の地。
地理
西部は日高山脈に由来する山岳地帯で日高山脈襟裳十勝国立公園に属しており、東部は平地で太平洋に接する。町内を流れる歴舟川は日高山脈の源流から太平洋まで大樹町1町だけを流れる河川で、環境庁(当時)の公共用水域水質測定で1987年から2000年まで6回日本一の清流に指定され、国土庁(当時)の「水の郷百選」にも認定された[2]。沿岸部にはいくつかの沼が点在し、十勝海岸湖沼群が、環境省の「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」(重要湿地)に選定されている[3] 。
気候
太平洋に面しているものの、冬季は非常に寒冷で1月の平均気温は氷点下9度前後、連日氷点下20℃以下の冷え込みが続く。歴舟川ではしばしばダイヤモンドダストが見られる。厳冬期には短時間での気温の変動差が非常に大きい。最高気温極値は35.8℃(2015年8月5日、2023年8月26日)、最低気温極値は-29.8℃(2019年2月8日)である。なお、10分値の計測では2001年2月12日6時40分に-30.4℃を観測している[4]。
大樹町
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雨温図(説明) |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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気温(°C) |
総降水量(mm) | 出典:[1] |
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インペリアル換算 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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気温(°F) |
総降水量(in) |
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大樹(1991年 - 2020年)の気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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最高気温記録 °C (°F)
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9.0 (48.2)
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15.5 (59.9)
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17.0 (62.6)
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29.1 (84.4)
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32.7 (90.9)
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35.2 (95.4)
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34.9 (94.8)
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35.8 (96.4)
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33.4 (92.1)
|
28.6 (83.5)
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21.5 (70.7)
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16.3 (61.3)
|
35.8 (96.4)
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平均最高気温 °C (°F)
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−1.8 (28.8)
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−1.0 (30.2)
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3.3 (37.9)
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10.1 (50.2)
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15.8 (60.4)
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18.3 (64.9)
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21.7 (71.1)
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23.3 (73.9)
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20.8 (69.4)
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15.4 (59.7)
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8.5 (47.3)
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1.0 (33.8)
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11.3 (52.3)
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日平均気温 °C (°F)
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−8.8 (16.2)
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−7.8 (18)
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−2.2 (28)
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4.5 (40.1)
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9.9 (49.8)
|
13.4 (56.1)
|
17.3 (63.1)
|
18.8 (65.8)
|
15.7 (60.3)
|
9.4 (48.9)
|
2.7 (36.9)
|
−5.3 (22.5)
|
5.6 (42.1)
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平均最低気温 °C (°F)
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−16.8 (1.8)
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−16.8 (1.8)
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−9.4 (15.1)
|
−1.8 (28.8)
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3.8 (38.8)
|
8.8 (47.8)
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13.6 (56.5)
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15.0 (59)
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10.9 (51.6)
|
3.4 (38.1)
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−3.4 (25.9)
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−12.3 (9.9)
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−0.4 (31.3)
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最低気温記録 °C (°F)
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−29.1 (−20.4)
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−29.8 (−21.6)
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−26.2 (−15.2)
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−16.0 (3.2)
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−5.2 (22.6)
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−1.0 (30.2)
|
4.5 (40.1)
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6.2 (43.2)
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−1.1 (30)
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−6.6 (20.1)
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−17.5 (0.5)
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−28.1 (−18.6)
|
−29.8 (−21.6)
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降水量 mm (inch)
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33.7 (1.327)
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26.9 (1.059)
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49.2 (1.937)
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71.2 (2.803)
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107.1 (4.217)
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109.0 (4.291)
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132.9 (5.232)
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166.2 (6.543)
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202.2 (7.961)
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128.5 (5.059)
|
72.9 (2.87)
|
46.3 (1.823)
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1,146 (45.118)
|
降雪量 cm (inch)
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162 (63.8)
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139 (54.7)
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130 (51.2)
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44 (17.3)
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3 (1.2)
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0 (0)
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0 (0)
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0 (0)
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0 (0)
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0 (0)
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25 (9.8)
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123 (48.4)
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627 (246.9)
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平均降水日数 (≥1.0 mm)
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5.7
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5.0
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7.2
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8.6
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9.4
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8.6
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10.6
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11.5
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11.1
|
9.6
|
8.6
|
6.5
|
102.4
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平均月間日照時間
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162.6
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157.9
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187.2
|
177.6
|
174.8
|
137.9
|
116.1
|
122.7
|
136.2
|
163.0
|
154.8
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154.0
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1,844.8
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出典1:Japan Meteorological Agency
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出典2:気象庁[5]
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隣接している自治体
人口
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大樹町と全国の年齢別人口分布(2005年)
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大樹町の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 大樹町 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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大樹町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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8,814人
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1975年(昭和50年)
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8,434人
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1980年(昭和55年)
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8,356人
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1985年(昭和60年)
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8,118人
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1990年(平成2年)
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7,483人
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1995年(平成7年)
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7,075人
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2000年(平成12年)
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6,711人
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2005年(平成17年)
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6,407人
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2010年(平成22年)
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5,982人
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2015年(平成27年)
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5,738人
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2020年(令和2年)
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5,420人
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総務省統計局 国勢調査より
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町名の由来
アイヌ語の「タイキウシイ(tayki-us-i)」(ノミ・多い・ところ)から[6]。由来について1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では次のように紹介している[7]。
この町を貫流している日方川(引用注:
歴舟川の別名)の河原は、むかしよく野宿した所であるが、どうしたわけか川原の砂の中にノミが多くいたのでこう名づけたといわれている。
また、アイヌの間では次のような伝説が伝わっている。以下は葛野辰次郎(葛野エカシ)によるものである[6]。
昔、十勝アイヌの村に盗賊団がやってきたとき、ひとりのおばあさんが、ノミの神様に助けて下さいとお祈りしたところ、ノミたちが盗賊達にたかって、盗賊団はみんな逃げ出してしまった。それ以来その村にはノミという名が付いた。
このほか、「大木が群生するところを意味する『タイキウシ』が由来」とするものもあるが、文法上誤りであり疑わしい。
歴史
開拓史
1883年(明治16年)に「大樹農業の先駆者」と呼ばれる依田勉三らが入植し開拓がはじまった[1]。
一方で江戸時代にはアイボシマ地区で砂金が発見されており、1635年(寛永11年)頃から砂金堀が始まり、やがて砂金堀師たちによって集落が形成された[2]。1900年以降になると砂金堀師たちの数は200人を超えゴールドラッシュとなった[2]。
年表
経済
基幹産業は酪農、漁業である。
雪印乳業(現・雪印メグミルク)大樹工場が置かれている。なお、2000年の雪印集団食中毒事件はこの大樹工場で発生した。
日本政策投資銀行の試算によれば、新たなロケットの発射場が大樹町に整備された場合、設備投資や観光客の増加などで道内全体に年間267億円の経済効果が及ぶと試算される[10]。
立地企業
協同組合組織
金融機関
郵便局
- 大樹郵便局(集配局)
- 尾田郵便局
- 石坂郵便局
- 旭浜簡易郵便局
- 大樹駅前簡易郵便局
- 生花簡易郵便局(生花郵便局廃止に伴い、2021年4月9日開局。[11])
官公署
自衛隊
北海道の機関
- 北海道十勝総合振興局
- 帯広建設管理部大樹出張所
- 森林室大樹事務所
- 産業振興部十勝農業改良普及センター十勝南部支所
独立行政法人
公共機関
警察
消防
姉妹都市・提携都市
教育
交通
空港
鉄道
かつては広尾線が通っていたが、1987年(昭和62年)2月2日に廃止されている。町内には十勝東和駅、大樹駅、石坂駅が設置されていた。
バス
道路
PR活動
- 1998年(平成10年)に名前に「大樹」がつく人に対して特別住民票を発行した。
- コスモスの「コスピー」というイメージキャラクターが、大樹町のホームページに登場している。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
文化財
- 大樹遺跡出土の遺物(北海道指定有形文化財)(大樹町図書館蔵)
- 十勝ホロカヤントー竪穴群(北海道指定史跡)
- 大樹町トーチカ[15]
観光
祭り
- 歴舟川清流鯉のぼり(4月最終日曜から5月5日)
- 歴舟川清流まつり(8月第1日曜日)
- 柏林公園まつり(9月第3日曜日)
- カムイコタン公園まつり(10月第1日曜日)
人物
出身有名人
ゆかりのある人物
- 堀江貴文(宇宙事業の拠点として、2015年12月に住民票を移すが、2020年4月27日に大樹町民をやめるとTwitterで表明したため、現在町民であるかは不明)
寒冷地研究
2011年に東京都江東区にあるLIXIL住生活財団(住宅・建材産業に関する調査・研究や人材育成等の事業に対し助成・支援する公益財団法人。理事長・潮田洋一郎)により、町内の芽武地区にあった競走馬の牧場(旧「大樹ファーム」跡地)を利用して、次世代住宅の研究を大学などの団体と共同で進める研究施設「メム メドウズ(Memu Meadows)」が設立された。大樹町は-30度にもなる寒冷地であり、2016年現在、6棟の寒冷地用実験住宅が敷地内に建てられている[16]。
2018年11月、施設内の実験住宅や牧場を継承するリノベーション建築をホテルへとコンバージョンする「MEMU EARTH HOTEL(メム アースホテル)」が誕生した[17]。
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
大樹町に関連するカテゴリがあります。