指扇駅
指扇駅(さしおうぎえき)は、埼玉県さいたま市西区大字宝来にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)川越線の駅である[1]。 歴史
駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。上下線主本線だけの配線である。また大宮方は一直線で住宅街を抜けるのに対し、川越方は緩やかに南へカーブしながら築堤を上り、すぐに荒川橋梁へ至る。 大宮駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス受託)である。指定席券売機、Suica対応自動改札機が設置されている。なお、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝および日中・夜間の一部時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる[3]。 現在の駅舎は2014年(平成26年)3月9日から供用されているもので、エレベーター・エスカレーターが設置された。それまでは下りホームに面した地上駅舎(同時開業の南古谷駅や日進駅旧駅舎と類似していた)であり、上りホームとは跨線橋で接続していた。また、上りホームには通勤通学時の混雑対策で、降車専用改札と出口が設置されていたが、橋上化工事により撤去された。 川越車両センターからの出庫のため、朝夕に当駅始発の上り列車が設定されている[1]。すべて各駅停車だが、以前は朝に1本だけ通勤快速も設定されていた。一方、下りの当駅終着の列車は、埼京線との直通運転開始時は多数が設定されていたが、現在はまったく設定されていない。 のりば
なお、当駅から西川越駅以西へ直通する列車は設定されていないため、高麗川方面は川越駅で乗り換えとなる。
利用状況2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は9,367人である。2009年(平成21年)3月14日に開業した西大宮駅が当駅から1.4キロメートルと比較的近く、利用客が一部流れたため、当駅の利用者は減少した。 JR東日本および埼玉県統計年鑑によると、1987年度(昭和62年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下のとおり。
駅周辺南口ロータリーは埼玉県道57号さいたま鴻巣線に面している。当初は狭く、タクシーのみの乗り入れだったが、1993年(平成5年)に拡張整備工事が行われ、路線バスも乗り入れが可能になった。この公共ロータリーの隣には、近隣の学校のスクールバスが利用する広場も存在する。 旧駅舎は南側のみに設けられ、駅北側への移動経路は、駅東側にある県道との踏切と、駅西側の歩行者・自転車専用の小さなトンネルのみだった。このため、朝夕の踏切付近は、自動車・自転車・歩行者が行き交い非常に混雑していた。この混雑を緩和するため橋上駅化工事を行い、2014年(平成26年)3月9日に新駅舎と北口の供用を開始。続いて北口ロータリーとアクセス道路の整備を実施し、2015年(平成27年)5月15日に供用を開始した。 秀明英光高等学校、埼玉県立大宮武蔵野高等学校の最寄り駅であり、ラッシュ時は主に高校生で混雑する。西大宮駅開業前までは埼玉栄中学校・高等学校の最寄り駅でもあった。 駅前の県道沿いに店舗が並んでおり、指扇地区の中心的な街になっている。駅の周囲は住宅地になっているが、駅の西側は荒川に程近く、荒川堤防近くは田畑が広がる。 駅北側は上尾市の南西部に程近く、上尾駅より当駅が最寄りとなる上尾市域が存在する。
バス路線
「指扇駅北口」停留所にて、以下の路線バスが発着する。
「指扇駅」停留所および「西遊馬」停留所(埼玉県道2号さいたま春日部線沿い)にて、以下の路線バスが発着する。
隣の駅当駅 - 南古谷駅間は4.7キロメートルで、これは川越線内で最も長い。 脚注記事本文出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料
利用状況
関連項目外部リンク
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