浜田聡
浜田 聡(はまだ さとし、1977年〈昭和52年〉5月11日 - )は、日本の政治家、医師、実業家。参議院議員(1期)。参議院総務委員会委員[1]。 経歴若年期・教育京都府京都市山科区出身、東京都在住[2]。かつては岡山県倉敷市に住居を置いていた[2]。 京都市立大宅小学校、京都市立大宅中学校、洛南高等学校を卒業後、1年間の浪人を経て、東京大学教養学部理科二類入学。2001年、東京大学教育学部身体教育学コース卒業。2003年、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了[3]。 医師京都大学医学部医学科に再受験で入学し、2011年卒業[4][3]。 青森県の十和田市立中央病院で初期研修医として勤務後、岡山県の倉敷中央病院、川崎医科大学総合医療センターに勤務[5][3]。川崎医科大学総合医療センター勤務中に常勤放射線科専門医となる。倉敷医療生活協同組合・玉島協同病院などにも非常勤で勤める[6]。 政治活動2016年東京都知事選挙でNHKから国民を守る党公認で立候補した立花孝志の政見放送を見たことがきっかけで党の活動に興味を持ち、2018年元日に立花にメールで第19回統一地方選挙への立候補の意向を伝えた[7]。 2019年4月7日投開票の岡山県議会議員選挙にNHKから国民を守る党公認で倉敷市・都窪郡選挙区から立候補し落選[8]、同年7月21日の第25回参議院議員通常選挙も党公認で比例区から立候補したが次点で落選した[9]。8月25日投開票の埼玉県知事選挙、9月29日投開票の東大阪市長選挙にも党公認で立候補しいずれも落選する[4]。 10月10日、立花が参議院埼玉県選挙区補欠選挙に立候補を届け出たことにより、公職選挙法の規定により参議院議員を退職(自動失職)したため、同月21日の選挙会において次点の浜田が繰上補充による当選が決定し[10]、同月23日付の官報で繰上補充による当選が告示された[11]。当選後は党政策調査会長に就任。 2023年4月7日、立花は記者会見を開き、政治家女子48党(旧NHK党から党名変更)党首の大津綾香を除名処分とし、新たな代表者に参議院議員の齊藤健一郎を充て、自身は代表権を持たない党首に復帰、幹事長には浜田を充てると発表した。一方で大津もこれに先立って会見を開き、党首辞任を否定し、双方の主張の違いが表面化した[12]。 8月9日に齊藤らは党名を「NHKから国民を守る党」に戻す方針を決め、翌10日に参議院の会派名が「NHKから国民を守る党」に変更された[13]。一方で9月5日に中央選挙管理会は、齊藤が届け出た「NHKから国民を守る党」への党名変更と党代表者の変更に関し、認めないと決定した[14]。選管は齊藤による届け出について「権限のある代表者によって提出されたのか疑義が解消されないため」と理由を説明した[14]。 11月14日、総務省は大津が届け出た「みんなでつくる党」への党名変更を受理したと発表[15]。参議院会派「NHKから国民を守る党」は名称変更しない[15]。 12月13日、浜田はみんなでつくる党から離党し、新たに政治団体を立ち上げることを表明した。ただし、齊藤との参院会派は継続するとしている[16]。 2024年1月17日、総務省は9政党が政党交付金の受給申請を届け出たと発表。みんなでつくる党は、期日までに齊藤と浜田の届け出書類への署名に同意が得られず、政党助成法上の政党要件を喪失した[17]。19日、党は齊藤と浜田を除名したと発表した[18]。 政策・主張以下の他、暇空茜が主張する「WBPC問題」の追及にも参加している。 NHK問題党の公約であるNHKのスクランブル放送化を推進している[19][20][21]。 医療政策医師の立場から子宮頚がんワクチンの推進を訴えている[20][21]。 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)同教会が主催するシンポジウムにたびたび参加し、解散請求に反対している。また、岸田文雄に対し、「統一協会の意見ももっと聞くべき」と発言している。 憲法緊急事態条項について、大日本帝国憲法の緊急勅令を参考とすることを提案している[22]。 日本共産党に対する発言2023年3月6日の参議院予算委員会で、日本共産党を「暴力革命によって自由と民主主義を破壊する勢力である」として同党の「非合法化も選択肢」と主張した。この発言に関し、末松信介予算委員長より「特定政党を批判する場ではない」と注意を受けた[23][24]。 候補者アンケートへの回答2019年第25回参議院議員通常選挙での候補者アンケートの回答は以下の通り。
人物
統一教会との関係
所属団体・議員連盟学会議員連盟
選挙歴
脚注注釈
出典
外部リンク
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