港南台駅(こうなんだいえき)は、神奈川県横浜市港南区港南台三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)根岸線の駅である。駅番号はJK 03。
歴史
当初の計画では根岸線は当駅の南方を通ることとされており、この駅も設置される予定はなかった。しかし根岸線のルートを北側にずらす必要が生じ、港南台付近を住宅地として開発していた日本住宅公団との話し合いの結果、ルートの変更を公団が受け入れる代わりにこの駅の設置が決定された。
駅の設置にかかわる費用については根岸線の磯子以南を建設した日本鉄道建設公団と日本住宅公団が共に負担することとなり、また鉄道が新しい住宅地内での往来を遮断することがないように、本来は切り通し内を走らせることで対応するはずだった線路を、駅構内に港南台トンネルなどを建設のうえ、その中に通すなどの配慮もあった[3]。
年表
駅名の由来
日本住宅公団が区画整理事業者として駅周辺を「港南台」の名で開発していたため、その通称から採ったもの。開業当時の所在地名は港南区日野町であった。建設中の仮称は「湘南日野駅」とされていた[9]。
駅構造
開業時から島式ホーム1面2線を持ち橋上駅舎を備える。ホームは切通しの底にあり、うち洋光台方の半分は港南台トンネル(延長およそ105メートル)の内部に入っている。
業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)[1]である。ただし、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝は遠隔対応のため改札係員は不在となる[2]。また、多機能券売機と指定席券売機が設置されている[2]。
大船駅が当駅を管理している。JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅である。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
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改札口(2019年6月)
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ホーム(2019年6月)
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は27,788人である。
1991年度(平成3年度)以降の1日平均乗車人員は下記の通り。
年度別1日平均乗車人員[統計 1]
年度
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1日平均 乗車人員
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出典
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1991年(平成03年)
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38,925
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1992年(平成04年)
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39,816
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1993年(平成05年)
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40,496
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1994年(平成06年)
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40,547
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1995年(平成07年)
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40,495
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[統計 2]
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1996年(平成08年)
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40,908
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1997年(平成09年)
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40,063
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1998年(平成10年)
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39,184
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[* 1]
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1999年(平成11年)
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38,289
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[* 2]
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2000年(平成12年)
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[JR 1]37,403
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[* 2]
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2001年(平成13年)
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[JR 2]36,722
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[* 3]
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2002年(平成14年)
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[JR 3]36,203
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[* 4]
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2003年(平成15年)
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[JR 4]35,847
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[* 5]
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2004年(平成16年)
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[JR 5]35,069
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[* 6]
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2005年(平成17年)
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[JR 6]34,983
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[* 7]
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2006年(平成18年)
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[JR 7]34,878
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[* 8]
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2007年(平成19年)
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[JR 8]34,705
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[* 9]
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2008年(平成20年)
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[JR 9]34,648
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[* 10]
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2009年(平成21年)
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[JR 10]33,752
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[* 11]
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2010年(平成22年)
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[JR 11]33,248
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[* 12]
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2011年(平成23年)
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[JR 12]33,307
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[* 13]
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2012年(平成24年)
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[JR 13]33,103
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[* 14]
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2013年(平成25年)
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[JR 14]33,377
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[* 15]
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2014年(平成26年)
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[JR 15]31,807
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[* 16]
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2015年(平成27年)
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[JR 16]32,136
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[* 17]
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2016年(平成28年)
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[JR 17]32,279
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[* 18]
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2017年(平成29年)
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[JR 18]32,157
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[* 19]
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2018年(平成30年)
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[JR 19]32,098
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[* 20]
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2019年(令和元年)
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[JR 20]31,683
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[* 21]
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2020年(令和02年)
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[JR 21]24,413
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2021年(令和03年)
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[JR 22]25,803
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2022年(令和04年)
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[JR 23]26,954
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2023年(令和05年)
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[JR 24]27,788
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駅周辺
駅前にはバスの発着するロータリーがあり、それを囲むようにしてイオンフードスタイルや港南台バーズなどの大規模商業施設が立ち並んでいる。
バス路線
その他
- 同じ「こうなんだい」という読み方をする地名は日本全国に同字で2箇所、異字で2箇所存在する。
- 港南台には賃貸・分譲を含め数多くの団地が建っているが、分譲販売団地の名称は山鳥の名前、賃貸団地の名称は海鳥の名前と分けられている。
- 港南台地区のキャッチコピー「野鳥のさえずる街、港南台」に因み、1990年頃から1998年7月頃まで、電車の接近を知らせる放送(いわゆる接近メロディ)に鳥の鳴き声が使用されていた。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 根岸線
- ■快速・■■各駅停車
- 洋光台駅 (JK 04) - 港南台駅 (JK 03) - 本郷台駅 (JK 02)
脚注
記事本文
利用状況
- JR東日本の統計データ
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- 神奈川県県勢要覧
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
港南台駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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(大宮 - 東京間 : 東北本線、東京 - 横浜間 : 東海道本線、横浜 - 大船間 : 根岸線) |
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