綺咲 愛里(きさき あいり、1991年[1]10月30日[2] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団星組トップ娘役[2]。
兵庫県川西市[3]、県立宝塚北高等学校出身[3]。身長163cm[1]。血液型A型[1]。愛称は「あーちゃん」[3]。
所属事務所はワンダーヴィレッジ[2]。
来歴
2008年、宝塚音楽学校入学[2]。
2010年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に96期生として入団[5]。入団時の成績は17番。月組公演「THE SCARLET PIMPERNEL」で初舞台[6]。その後、星組に配属。
2014年の「The Lost Glory」で新人公演初ヒロイン[5]。その後も3作連続で新人公演ヒロインを務める[7]。
2015年の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(赤坂ACTシアター・ドラマシティ公演)で、東上公演初ヒロイン[8]。
2016年11月21日付で星組トップ娘役に就任[7][6]。紅ゆずるの相手役として、翌年の「THE SCARLET PIMPERNEL」でトップコンビ大劇場お披露目[5]。同公演は自身の初舞台作品の再演ともなった。
2019年10月13日、「GOD OF STARS/エクレール ブリアン」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を紅と同時退団[9]。
退団後はワンダーヴィレッジ所属となり、舞台を中心に活動を続けている[2]。
人物
母は保育士で、幼稚園の頃からピアノとバレエを習い始める[10]。
地元の中学校へ進学し、合唱コンクールでは3年間ピアノの伴奏を担当していた[10]。3年になり進路を決める時期に、担任の教師から演劇科のある高校を勧められ、公立高校の演劇科に進学[10]。学校は駅から遠かったが、演劇科は体作りのためバス通学禁止で、始発で登校し、発声などクラス全員で団結して頑張っていた[10]。体育祭の応援合戦ではアクロバティックなダンスで1位をとる[10]。
その頃、課外授業で初めて生の演劇を観る[10]。同じ頃、ピアノの先生から音楽学校の受験を勧められる[10]。それまで宝塚に全く興味が無かったが、どうせ受かるわけないし…と、母とダメ元で願書を提出[10]。その後になって、宙組公演「黎明の風/Passion 愛の旅」で宝塚を初観劇する[10]。
春休み中もレッスンに明け暮れるクラスメイトに3日だけ休むことを伝え、こっそりと音楽学校の受験に臨む[10]。受験会場へ向かう電車の中ではクラスメイトと顔を合わせそうになり、慌てて気配を消す[10]。一次試験はあまりの次元の違いに衝撃を受け、二次試験はとにかく周りの生徒の見よう見まねでついていった[10]。
合格発表当日、TVに映るということを知らなかったため、母と前列に居てしまい、その日の夕方のニュースで報道されてしまう[10]。結果、同級生から連絡の嵐を受ける羽目に[10]。その時点でもまだ宝塚に関して知識が乏しく、音楽学校と高校生活を両立できるものと思いこんでいた[10]。
実妹も元タカラジェンヌの美里玲菜である[11]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台
星組時代
星組トップ娘役時代
出演イベント
- 2011年1 - 2月、『DREAM TRAIL〜宝塚伝説〜』[注釈 1][13]
- 2011年7月、轟悠ディナーショー『Rendez-Vous〜今宵きみと〜』
- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』[注釈 2]
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』[14]
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say!Hey!Show Up!!』
- 2019年8月、綺咲愛里ミュージック・サロン『My Melody』 主演[15]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
広告・CM
写真集
受賞歴
脚注
注釈
- ^ 外部出演。
- ^ コーラス。
- ^ 帝国劇場は中村麗乃とWキャスト。
出典
参考文献
外部リンク
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歴代主演男役・主演娘役・組長・副組長の'・・'は先代次代関係なし、'-'は先代次代関係あり。◎マークは現在宝塚歌劇団に在籍している演出家。 カテゴリ |
宝塚歌劇団星組主演娘役(2016.11.21 - 2019.10.13) |
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梓真弓(1986年退団) ・・ 浅茅しのぶ(1954年退団) ・・ 宮城野由美子(1951年退団) ・・ 初風諄(1967年10月30日? - 1970年5月8日?) ・・ 大原ますみ(1970年5月9日? - 1974年6月30日) - 固定スター不在('74 - '76年は衣通月子,奈緒ひろきらが主演した公演が多い。'76『ベルサイユのばらⅢ』では初風諄が主演娘役を務めた。) - 遥くらら(1977年5月12日? - 1979年3月25日?) - 遥くらら&東千晃(1979年3月26日? - 1980年4月7日?) - 東千晃(1980年4月8日? - 1982年4月30日) - 姿晴香(1982年5月1日 - 1983年11月29日) - 南風まい(1983年11月30日 - 1984年6月28日?) - 南風まい&湖条れいか(1984年6月29日? - 1986年7月31日) - 南風まい(1986年8月1日 - 1988年12月31日) - 毬藻えり(1989年1月1日 - 1992年3月31日) - 白城あやか(1992年4月1日 - 1997年3月31日) - 月影瞳(1997年4月1日 - 1997年9月30日) - 星奈優里(1997年10月1日 - 2001年10月1日) - 渚あき(2001年10月2日 - 2003年3月23日) - 檀れい(2003年3月24日 - 2005年8月14日) - 白羽ゆり(2005年8月15日~2006年11月12日) - 遠野あすか (2006年11月13日 - 2009年4月26日) - 夢咲ねね(2009年4月27日 - 2015年5月10日) - 妃海風(2015年5月11日 - 2016年11月20日) - 綺咲愛里(2016年11月21日 - 2019年10月13日) - 舞空瞳(2019年10月14日 - 2024年12月1日) - 固定スター不在(2024年12月2日 -)
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'・・'は先代次代関係なし。'-'は先代次代関係あり。 |