西鉄バス北九州・香月自動車営業所西鉄バス北九州・香月自動車営業所(にしてつバスきたきゅうしゅう・かつきじどうしゃえいぎょうしょ)は西鉄バス北九州のバス営業所の一つで、主に西鉄黒崎バスセンターと八幡西区、中間市の各方面の路線を担当する。 概要国鉄香月線の廃止後、その香月駅跡地に 1989年8月21日に開設(当初は西鉄北九州営業局管轄)。その後当時の直方交通(後の西鉄バス遠賀)に管理委託され、同社の香月支社となったが、2003年7月1日、西鉄バス事業の抜本再編で西鉄バス遠賀が西鉄バス筑豊に吸収合併された際、中間支社ともども分離され、中間支社を統合した上で西鉄バス北九州管理下に“復帰”した。その後2005年10月1日、もともと西鉄バス北九州の拠点であった小嶺自動車営業所が八幡、香月営業所へ路線譲渡される形で統合、同時に鳴水線は八幡営業所へ移管。これにより、現在は八幡西区西南部における西鉄バスの拠点としての地位を築いている。北九州地区では、中谷営業所、青葉営業所とともに、新人の育成担当として位置づけられていたが今現在は青葉自動車営業所、中谷自動車営業所のみが新人育成営業所になり新人が配属される事はない。 なお、車体に表記される営業所名は、○枠内に「香月」の2文字が入る。これはかつて存在した香椎浜営業所(○枠内に「香」、現在はアイランドシテイ自動車営業所へ統合)、西鉄バス二日市本社(月の浦営業所)(○枠内に「月」)との重複を避けるためと思われる。 2013年、2015年の新製車、転入車(2716・2717・2745・2746・6709・6873の6台)は○「香」表記のものが存在していたが、現在は○「香月」修正されている。 直方交通移管時に「西日本鉄道香月第二自動車営業所」が設けられたが、バス北九州社移管で廃止された。しかし、高速バス「なかま号」が福北ラインに統合された際に管理委託制度が復活し、再び「第二営業所」が設けられた。所属高速バス車両は「西鉄バス北九州」の社名表記が消され、「なかま号」以外の便も担当するようになっていたが2020年3月改正で「なかま号」の廃止により第二営業所は閉鎖された。 所在地
管轄路線2024年10月1日現在の路線(太字は終点・始発停留所) 小倉 - 黒崎・折尾線全便がスロープ付大型車での運行。2024年10月5日ダイヤ改正まで、香月運行分は『香月(快速)小倉線』として運用されていた。
朝夕ラッシュ時を中心に市東西を結ぶ幹線ルートのひとつである。小倉営業所・八幡営業所と共同運行であるが、小倉営業所・八幡営業所側では『小倉 - 黒崎線』に組み込まれている。なお、かつてあった産業医科大学系統は香月営業所では担当しなかった。以前は100円周遊バスも快速運用の間合いとして運転され、2009年7月21日のダイヤ改正以降は浅野運行分に加えて香月営業所も担当していたが、100円周遊バスの廃止に伴い運用が無くなった。なお香月営業所は日中に運行されるスペースワールド駅発着23番と北九州パレス発着26番は担当しない。2021年10月26日よりクロサキメイト跡地解体に伴い、黒崎駅前バス停の乗降取扱を休止している。同年11月29日より黒崎行きのみ再開された。
150番は当初は2012年3月19日 - 9月28日までの平日のみ運行する試験路線だったが、利用好調につき10月1日より本格運行開始予定であることが発表された。平日・土曜(土曜は2016年3月26日より)のみ運転され、朝は砂津行き、夕は筑鉄香月(2016年3月25日まで香月営業所)行きを運行。2016年ダイヤ改正以前は小倉行きのみ西小倉駅前から97番として、黒崎~戸畑・砂津線として運行していた。2016年3月26日からは香月(快速)小倉線として、2024年10月5日からは小倉 - 黒崎・折尾線として運行している。
平日のみの運行。香月営業所発は朝のみ、筑鉄香月発は夕方のみの運行。新延橋は通過するため途中の停留所には停車せず、始発の次が終点となる。全区間の運行時間は約2分で、西鉄バスの全系統中、運行距離と運行時間が最も短い。
香月営業所の送り込みを兼ねて朝夕を中心に運転。当初は筑鉄香月発着便のみだったが、2014年3月のダイヤ改正で星ヶ丘五丁目発着便が新設され、当初は平日のみだったが同年10月改正による増便で土休日の運行も開始した。さらに2016年3月のダイヤ改正で筑鉄香月発着便が廃止され、星ヶ丘五丁目発着便のみとなる[1]。 小嶺 - 戸畑・若松線小嶺車庫止の便は、戸畑・若松・ジアウトレット北九州発の便に設定。香月営業所発着は出入便で運転される。小嶺車庫・八幡駅発着のみ戸畑営業所と共同運行。2016年3月のダイヤ改正より、香月・小嶺発着の便はスペースワールド駅行きがメインとなるが、朝夜を中心に今まで通り香月・小嶺~戸畑・若松の直通便も運行される[1]。
馬場山~大平線・茶屋の原線
竹末線
則松循環線
折尾 - 小嶺線
中間線
過去の路線香月(快速)小倉線
曜日別の運行ルートは以下の通り。
2010年3月以降大規模な路線整理実施(西鉄が同年2月26日発表)。これは、バス事業のリストラによる。また、太字停留所はその停留所始発終着便があることを示す。
なかま号→詳細は「福岡 - 北九州線 § なかま号」を参照
もともとは「中間(高速)福岡線」として西鉄バス北九州運行の単独路線で運行されていたが、2013年4月1日のダイヤ改正より経路変更の上「なかま号」の愛称が付き、福岡 - 北九州線に組み込まれた。西日本鉄道本体が路線の運行事業者となるが、なかま号に関しては運行業務を西鉄バス北九州香月自営に管理委託を行っている。同線他系統は西鉄博多自営と西鉄バス北九州北九州高速自動車営業所にて運行。 直方(中間経由)線
中間線
1990年初頭までは折尾車庫発着は15 - 30分に1本の運行だったのに対し、黒崎発着便は1日6 - 7本程度と少なかった。赤字による中間線の廃止検討の中で、2009年3月31日をもって一部区間の廃止と路線の分断、再編された。水巻町は北九州市営バスへの運行会社変更を行った上で水巻駅南口や公共施設を循環する路線バスとして再編、中間市内の区間も、筑鉄中間を中心とした循環系統となっている。2000年代初頭の時点でJR中間駅発着系統と中間営業所止まりの便が半分ずつくらいの運行であった。
中山線
直方(香月経由)線
馬場山~大平線
竹末線
香月線
則松循環線・宮の谷線
三ヶ森線
青葉 - 黒崎線
以前はスペースワールド駅・香月営業所(一部は八幡高校経由)・黒崎バスセンター発着便も設定されていたが、2020年3月14日ダイヤ改正で八幡駅発着は平日朝のみ、その他はスピナラソリエ高見店前発着となった。(八幡駅発着便は青葉営業所が担当)
2021年3月13日に小倉記念病院発着、2022年1月29日に青葉車庫発着が廃止され、全便小倉駅バスセンター発着となった。 黒崎 - 戸畑・砂津線
大谷線
香月(中間)千代線
車両路線車
脚注
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