谷町四丁目駅(たにまちよんちょうめえき)は、大阪府大阪市中央区谷町四丁目にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の駅。谷町線と中央線の2路線が乗り入れる。駅番号は谷町線がT23、中央線がC18。
歴史
駅構造
谷町線・中央線ともに相対式ホーム2面2線の地下駅。谷町線ホームの方が中央線ホームより下層にあり、中央線ホーム本町寄りに、谷町線ホーム天王寺寄りに通じる連絡階段が設けられている。改札口は中央線ホーム双方の本町寄りに1ヵ所ずつあるほか、森ノ宮寄り付近と東梅田寄り付近にも1ヵ所ずつあり、合計4ヵ所。
当駅は、阿波座管区駅に所属しており、阿波座副管区駅長により当駅および森ノ宮駅を管轄している。
のりば
-
リニューアル後の2号出入口(2018年10月)
-
谷町線ホーム(2024年12月)
-
中央線ホーム(2024年7月)
配線図
特徴
- 当駅付近に谷町線 - 中央線の短絡線が存在する。谷町線の車両の森之宮検車場への回送時などに使用されている。
- 駅名・所在地ともに谷町四丁目となっているが、谷町線の駅施設は大半が谷町三丁目に位置する(中央線の駅施設は大手前四丁目に所在)。かつて谷町筋を通っていた大阪市電谷町線が本町通との交点に谷町三丁目電停、農人橋通(現・中央大通西行き)との交点に谷町四丁目電停を設置していたこともあって、谷町筋の地下を通る谷町線と中央大通の地下を通る中央線の乗換駅である当駅の駅名には谷町四丁目が採用されている。
- 中央線ホームに設置されているホームドアは、今後実施されるリニューアルの構内デザインに合わせ[9]、Osaka Metroでは初めてであり、現状では2駅のみ[注 1]に設置されている黒い筐体となっている。
利用状況
2023年11月7日の1日乗降人員は91,038人(乗車人員:44,392人、降車人員:46,646人)である。Osaka Metroの全107駅中第11位である。谷町線の駅では天王寺駅、東梅田駅に次ぐ第3位である。2017年の調査で第4位の天満橋駅を上回った。中央線の駅では本町駅、堺筋本町駅に次ぐ第3位である。
各年度の特定日利用状況は下表の通り。なお1969・1995年度の記録については、それぞれ1970・1996年に行われた調査である。
年度別特定日利用状況[統計 1][統計 2][統計 3]
年度
|
調査日
|
乗車人員
|
降車人員
|
乗降人員
|
出典
|
府
|
メトロ
|
1967年(昭和42年)
|
11月14日
|
9,236
|
9,982
|
19,218
|
[大阪府 1]
|
|
1968年(昭和43年)
|
11月12日
|
12,900
|
12,102
|
25,002
|
[大阪府 2]
|
|
1969年(昭和44年)
|
01月27日
|
21,134
|
22,709
|
43,843
|
[大阪府 3]
|
|
1970年(昭和45年)
|
11月06日
|
23,677
|
25,724
|
49,401
|
[大阪府 4]
|
|
1972年(昭和47年)
|
11月14日
|
24,549
|
26,987
|
51,536
|
[大阪府 5]
|
|
1975年(昭和50年)
|
11月07日
|
28,023
|
29,951
|
57,974
|
[大阪府 6]
|
|
1977年(昭和52年)
|
11月18日
|
28,853
|
30,564
|
59,417
|
[大阪府 7]
|
|
1981年(昭和56年)
|
11月10日
|
31,244
|
32,434
|
63,678
|
[大阪府 8]
|
|
1985年(昭和60年)
|
11月12日
|
31,678
|
33,355
|
65,033
|
[大阪府 9]
|
|
1987年(昭和62年)
|
11月10日
|
35,380
|
37,146
|
72,526
|
[大阪府 10]
|
|
1990年(平成02年)
|
11月06日
|
37,884
|
38,828
|
76,712
|
[大阪府 11]
|
|
1995年(平成07年)
|
02月15日
|
37,858
|
37,562
|
75,420
|
[大阪府 12]
|
|
1998年(平成10年)
|
11月10日
|
38,883
|
41,727
|
80,610
|
[大阪府 13]
|
|
2007年(平成19年)
|
11月13日
|
41,719
|
43,265
|
84,984
|
[大阪府 14]
|
|
2008年(平成20年)
|
11月11日
|
42,100
|
43,892
|
85,992
|
[大阪府 15]
|
|
2009年(平成21年)
|
11月10日
|
43,597
|
43,967
|
87,564
|
[大阪府 16]
|
|
2010年(平成22年)
|
11月09日
|
42,372
|
43,958
|
86,330
|
[大阪府 17]
|
|
2011年(平成23年)
|
11月08日
|
40,987
|
42,669
|
83,656
|
[大阪府 18]
|
|
2012年(平成24年)
|
11月13日
|
39,884
|
40,779
|
80,663
|
[大阪府 19]
|
|
2013年(平成25年)
|
11月19日
|
40,602
|
41,679
|
82,281
|
[大阪府 20]
|
[メトロ 1]
|
2014年(平成26年)
|
11月11日
|
40,912
|
42,328
|
83,240
|
[大阪府 21]
|
[メトロ 2]
|
2015年(平成27年)
|
11月17日
|
44,497
|
44,976
|
89,473
|
[大阪府 22]
|
[メトロ 3]
|
2016年(平成28年)
|
11月08日
|
44,740
|
45,391
|
90,131
|
[大阪府 23]
|
[メトロ 4]
|
2017年(平成29年)
|
11月14日
|
45,809
|
47,549
|
93,358
|
[大阪府 24]
|
[メトロ 5]
|
2018年(平成30年)
|
11月13日
|
45,484
|
46,633
|
92,117
|
[大阪府 25]
|
[メトロ 6]
|
2019年(令和元年)
|
11月12日
|
45,533
|
46,901
|
92,434
|
[大阪府 26]
|
[メトロ 7]
|
2020年(令和02年)
|
11月10日
|
38,932
|
39,425
|
78,357
|
[大阪府 27]
|
[メトロ 8]
|
2021年(令和03年)
|
11月16日
|
37,769
|
39,109
|
76,878
|
[大阪府 28]
|
[メトロ 9]
|
2022年(令和04年)
|
11月15日
|
38,897
|
40,494
|
79,391
|
[大阪府 29]
|
[メトロ 10]
|
2023年(令和05年)
|
11月07日
|
44,392
|
46,646
|
91,038
|
|
[メトロ 11]
|
路線別の内訳(1998年度まで)
最新の路線別データである1998年調査によると、谷町線のみの乗降人員は東梅田駅・天満橋駅・天王寺駅・谷町九丁目駅に次ぐ5位。ただし乗り入れる2路線の合計はこの時点で谷町九丁目駅を上回っていた。
また中央線のみの乗降人員は堺筋本町駅・弁天町駅・本町駅・森ノ宮駅・阿波座駅に次ぐ6位で、線内の大阪市中心部の区間としては少ない数字となっている。ただし、インバウンド等の影響を大きく受けている駅の1つであるため、現在は当時とは状況が異なっている可能性がある。
路線別利用状況[統計 1]
年度
|
調査日
|
路線
|
乗車人員
|
降車人員
|
乗降人員
|
出典
|
1967年(昭和42年)
|
11月14日
|
2号線
|
7,492
|
7,753
|
15,245
|
[大阪府 1]
|
4号線
|
1,744
|
2,229
|
3,973
|
1968年(昭和43年)
|
11月12日
|
2号線
|
10,559
|
9,169
|
19,728
|
[大阪府 2]
|
4号線
|
2,341
|
2,933
|
5,274
|
1970年(昭和45年)
|
11月06日
|
谷町線
|
17,710
|
19,041
|
36,751
|
[大阪府 4]
|
中央線
|
5,967
|
6,683
|
12,650
|
1972年(昭和47年)
|
11月14日
|
谷町線
|
18,932
|
20,710
|
39,642
|
[大阪府 5]
|
中央線
|
5,617
|
6,277
|
11,894
|
1975年(昭和50年)
|
11月07日
|
谷町線
|
19,565
|
21,071
|
40,636
|
[大阪府 6]
|
中央線
|
8,458
|
8,880
|
17,338
|
1977年(昭和52年)
|
11月18日
|
谷町線
|
20,331
|
21,587
|
41,918
|
[大阪府 7]
|
中央線
|
8,522
|
8,977
|
17,499
|
1981年(昭和56年)
|
11月10日
|
谷町線
|
22,761
|
23,518
|
46,279
|
[大阪府 8]
|
中央線
|
8,483
|
8,916
|
17,399
|
1985年(昭和60年)
|
11月12日
|
谷町線
|
23,339
|
24,286
|
47,625
|
[大阪府 9]
|
中央線
|
8,339
|
9,069
|
17,408
|
1987年(昭和62年)
|
11月10日
|
谷町線
|
26,440
|
27,527
|
53,967
|
[大阪府 10]
|
中央線
|
8,940
|
9,619
|
18,559
|
1990年(平成02年)
|
11月06日
|
谷町線
|
28,136
|
28,937
|
57,073
|
[大阪府 11]
|
中央線
|
9,748
|
9,891
|
19,639
|
1995年(平成07年)
|
02月15日
|
谷町線
|
27,481
|
27,356
|
54,837
|
[大阪府 12]
|
中央線
|
10,377
|
10,206
|
20,583
|
1998年(平成10年)
|
11月10日
|
谷町線
|
27,680
|
29,725
|
57,405
|
[大阪府 13]
|
中央線
|
11,203
|
12,002
|
23,205
|
駅周辺
難波宮跡・法円坂遺跡の最寄駅で、大手前の官公庁街および大坂城追手口にも近接する。谷町筋側に高架橋や地下道を設けた天満橋(土佐堀通)・谷町6(長堀通)・谷町9(千日前通)の各交差点と異なり、谷町4交差点(中央大通)では谷町筋側は平面道路のみで、中央大通側に高架橋を設けて渋滞緩和が図られている。
施設
企業・法人等
教育機関
公的機関等
商業施設
バス路線
駅東側の上町筋には大阪シティバスの馬場町停留所と国立病院大阪医療センター停留所があり(62号系統:大阪駅前行と住吉車庫前行が停車)、いずれもバスの車内放送で「地下鉄谷町四丁目」と案内される。
2008年3月29日まで赤バス(中央ループ)の谷町四丁目停留所が8号出入口付近に設置されていたが、路線廃止とともに停留所も廃止された。また、2014年3月31日まで4号出入口付近に105号系統天満橋行が停車する谷町三丁目停留所が存在していたが、こちらも路線廃止とともに廃止された。
隣の駅
- 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
- 谷町線
- 天満橋駅 (T22) - 谷町四丁目駅 (T23) - 谷町六丁目駅 (T24)
- 中央線
- 堺筋本町駅 (C17) - 谷町四丁目駅 (C18) - 森ノ宮駅 (C19)
脚注
記事本文
注釈
- ^ 夢洲駅にも黒い筐体のホームドアが設置されている。
出典
利用状況
- 大阪市高速電気軌道
- 大阪府統計年鑑
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、 谷町四丁目駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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(夢洲 - 長田間:Osaka Metro中央線、長田 - 学研奈良登美ヶ丘間:近鉄けいはんな線) | |
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