野村不動産マスターファンド投資法人(のむらふどうさんマスターファンドとうしほうじん、略称:NMF)は、東京都新宿区に本部を置く投資法人。東証上場(J-REIT)。
概要
野村不動産グループがスポンサーの上場リート(J-REIT)であり、資産運用会社は野村不動産投資顧問(野村不動産ホールディングス100%出資)。2015年、野村不動産グループの上場リート3社が合併し、総合型リートとして誕生した。総資産は1兆円を超える大型のリートである。ブランドロゴに鹿「THE DEER」を用いている。
沿革
- 2015年(平成27年)10月1日 - 「野村不動産オフィスファンド投資法人」(2003年設立)、「野村不動産レジデンシャル投資法人」(2006年設立)及び「(旧)野村不動産マスターファンド投資法人」(2013年設立)の3社の新設合併による本投資法人の成立。
- 2015年(平成27年)10月2日 - 東証に上場。
- 2016年(平成28年)9月1日 - 「トップリート投資法人」を吸収合併。
ポートフォリオ
保有物件数は299物件(オフィス68物件、商業施設51物件、物流施設22物件、居住用施設155物件、宿泊施設2物件、その他1物件)、取得価格合計は1,066,306百万円である(2020年10月1日時点)[1]。
- 主な保有物件
前身の投資法人
野村不動産オフィスファンド投資法人
野村不動産オフィスファンド投資法人は、2003年(平成15年)8月7日に設立され、同年12月4日に東証REIT市場に上場した。資産運用会社は野村不動産投信株式会社。投資対象はオフィス。2015年(平成27年)10月1日に(新)野村不動産マスターファンド投資法人に新設合併され、消滅。
野村不動産レジデンシャル投資法人
野村不動産レジデンシャル投資法人は、2007年(平成19年)2月14日に東証REIT市場に上場した。資産運用会社は野村不動産投信株式会社。投資対象は居住用施設。2015年(平成27年)10月1日に(新)野村不動産マスターファンド投資法人に新設合併され、消滅。
(旧)野村不動産マスターファンド投資法人
(旧)野村不動産マスターファンド投資法人は、2013年(平成25年)6月12日に東証REIT市場に上場した。投資対象は物流施設及び商業施設。資産運用会社は野村不動産投資顧問株式会社。2015年(平成27年)10月1日に(新)野村不動産マスターファンド投資法人に新設合併され、消滅。
トップリート投資法人
トップリート投資法人は、オフィスビル、商業施設及び住宅に主に投資する総合型REITとして2006年3月1日に上場した[2]。スポンサーは住友信託銀行、新日鉄都市開発及び王子不動産で、資産運用会社は「トップリート・アセットマネジメント株式会社」であった。
新日鉄都市開発が2012年9月28日にスポンサーから脱退した[3](新日鉄都市開発は翌日2012年10月1日にジャパンエクセレント投資法人のスポンサーである興和不動産と合併し新日鉄興和不動産となった)。
2016年8月29日に上場廃止、2016年9月1日に野村不動産マスターファンド投資法人に吸収合併され消滅した[4]。
脚注
関連項目
外部リンク