1990年のロッテオリオンズでは、1990年シーズンについてのロッテオリオンズの動向をまとめる。
この年のロッテオリオンズは、1978年シーズン以来、2回目の金田正一監督体制の1年目(通算7年目)のシーズンである。
概要
久々の金田監督体制となり、2年前の首位打者・高沢秀昭や中心選手であった水上善雄との交換で高橋慶彦、白武佳久らが加入した。大ベテランの村田兆治が4月に3勝したものの、前年に先発で躍進した牛島和彦は右肩痛で離脱するなど投手力に苦しむ。5月には村田も調子を落としてリリーフへ回る。6月23日の西武戦では園川一美へのボーク判定に抗議した金田監督が審判の高木敏昭への暴行で退場となり、さらには審判員への技術批判に及んだことで出場停止1ヵ月の処分。その間は、徳武定之ヘッドコーチが代行を務めた。新人の小宮山悟や高卒3年目の伊良部秀輝、同3年目の前田幸長らの若手投手を積極起用した。またチーム活性化のため主砲・ディアズを捕手として起用し、話題となった。この年限りで村田と袴田英利が引退。西村徳文は首位打者を獲得。順位は5年連続Bクラスの5位に終わった。移籍組では白武がリリーフ中心に自身最高の10勝を挙げたが、高橋慶は不調が続いてこの年限りで阪神へトレードとなった。10月に入ると、本拠地の「千葉移転」の報道がされるようになる。
チーム成績
レギュラーシーズン
[2]
1990年パシフィック・リーグ順位変動
順位
|
4月終了時
|
5月終了時
|
6月終了時
|
7月終了時
|
8月終了時
|
9月終了時
|
最終成績
|
1位
|
西武 |
--
|
西武 |
--
|
西武 |
--
|
西武 |
--
|
西武 |
--
|
西武 |
--
|
西武 |
--
|
2位
|
ロッテ |
2.5
|
オリックス |
5.0
|
オリックス |
4.5
|
オリックス |
9.0
|
オリックス |
16.5
|
オリックス |
11.5
|
オリックス |
12.0
|
3位
|
日本ハム |
2.5
|
日本ハム |
9.0
|
日本ハム |
7.0
|
近鉄 |
11.0
|
日本ハム |
16.5
|
日本ハム |
13.5
|
近鉄 |
14.5
|
4位
|
オリックス |
4.5
|
ロッテ |
11.0
|
近鉄 |
12.0
|
日本ハム |
13.5
|
近鉄 |
18.5
|
近鉄 |
15.5
|
日本ハム |
16.5
|
5位
|
近鉄 |
6.0
|
近鉄 |
13.0
|
ロッテ |
14.0
|
ロッテ |
22.5
|
ロッテ |
27.0
|
ロッテ |
23.5
|
ロッテ |
25.0
|
6位
|
ダイエー |
8.5
|
ダイエー |
19.0
|
ダイエー |
22.5
|
ダイエー |
31.0
|
ダイエー |
35.5
|
ダイエー |
35.0
|
ダイエー |
40.0
|
オールスターゲーム1990
できごと
選手・スタッフ
[3]
表彰選手
リーグ・リーダー
|
選手名 |
タイトル |
成績 |
回数
|
西村徳文
|
首位打者 |
.338 |
初受賞
|
ドラフト
脚注
注釈
- ^ 偵察メンバーの森廣二と交代。
- ^ 偵察メンバーの伊良部秀輝と交代。
- ^ a b 1985年に二塁手部門で受賞しており、通算2度目。
出典
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
1958年開幕直前に大映ユニオンズと球団合併 |