JAぎふリオレーナ(ジェイエイぎふリオレーナ)は、岐阜県岐阜市を本拠地とするぎふ農業協同組合(以下、JAぎふ)の女子バレーボールチームである。2024-25シーズンはV.LEAGUE WOMENに所属。
概要
1979年、岐阜県岐阜市のJAぎふにて福利厚生の一環として発足されたのが始まり[1]。2012年V・チャレンジリーグ昇格。
チーム名『リオレーナ』とは、リオ(Rio=スペイン語で「川」の意)とレーナ(reina=同じく「女王」の意)を組み合わせた造語で、岐阜県を流れる清流、長良川をイメージしている[1]。JAぎふ職員による公募で決められ[2]、当時所属選手であった中村早紀子の案が採用された[3]。チームロゴにはJAぎふのイメージキャラクターである『みのっ太』が描かれている[1][4]。
事務局は岐阜市のJAぎふ本店にあり、練習場は同市のJAぎふアグリパーク鈴ヶ坂である[1]。ホームゲームもJAぎふアグリパーク鈴ヶ坂で開催されることがあり、その他岐阜県内の体育館などでも開催される。
GIFUNITE(ギフユナイト)に加盟[5]。
歴史
1979年にJAぎふバレーボールチームとして創立。
地域リーグには第20回(2000年)に初参加し、2002年まで参加したが、その後しばらく参加しなかった。第67回国民体育大会がぎふ清流国体として2012年に開催することが決まったのを受け、それに向けての県の強化指定チームとなった。2008年より、地域リーグに再び参加した。
2009年10月に女子チーム2チーム目となるVリーグ機構準加盟チームとなった[6]。
2010年、第30回地域リーグで初優勝を果たす。国民体育大会第31回東海ブロック大会予選では、V・プレミアリーグのトヨタ車体クインシーズを3-1で破る金星を挙げて本大会出場を果たす[7]。
2011年2月、地域リーグに替わって開催されるようになった、第1回全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会で全勝優勝を果たした。6月、Vリーグ準加盟チームとして初めてV・サマーリーグに出場し[8]、チャレンジリーグ勢を相手に、1次リーグ第1ブロックで8チーム中4位の好成績を収めた[9]。7月、第61回中部総合選手権大会では、準決勝でトヨタ車体を2-0で降して決勝進出を果たし[10]、決勝でデンソーエアリービーズに1-2で敗れるもセットを奪い[11]、プレミア勢相手に健闘して準優勝となった。8月、全日本クラブカップ女子選手権大会で優勝[12]。
2012年1月、Vリーグ機構は条件付き(「全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会」で優勝、ないしはそれに準ずる成績を収めた場合)で、2012/13シーズンより当チームをV・チャレンジリーグに昇格させることを内定したと発表した[13]。そして、2月の同大会で全勝優勝を果たし、昇格内定の条件を満たした。7月に、V・チャレンジリーグ参入にあたり、チーム名を「JAぎふリオレーナ」とした[2]。8月、全日本クラブカップ女子選手権大会で連覇[14]。9月に、V・チャレンジリーグ昇格が正式に承認された[15]。10月にはいよいよ強化対象の大会であるぎふ清流国体が開催され、1回戦で埼玉県(上尾メディックス)をフルセットで破るも、2回戦で山形県(パイオニアレッドウィングス)に1-3で敗れ、4強入りならず。5位決定戦で勝ち、5位で終えた。
初参戦となった2012/13V・チャレンジリーグは、6勝12敗の7位となった。2015/16シーズンに3位の好成績を残す。
2018-19シーズン、新生V.LEAGUEのDIVISION2(V2)に参入[16]。V2初年度で準優勝を果たし、V・チャレンジマッチ(入替戦)出場を決めた[17]。V・チャレンジマッチではPFUブルーキャッツに連敗となりV1昇格はならなかった[18]。
2020-21シーズン、新型コロナウイルス感染症流行による緊急事態宣言が2021年1月に岐阜県でも発令され、23日から2月上旬まで試合出場を辞退[19][20]。緊急事態宣言が1ヶ月間延長になったため、残り全試合の出場を辞退し、その時点でシーズン終了となった[21][22]。最終順位は5位。
2021年、2020-21シーズン終了をもって椿本真恵が監督を退任し総監督に就任。6シーズン椿本の下でコーチをしていた鈴木智大が監督に昇格した[23]。
2021-22シーズンも、新型コロナウイルス感染症流行の影響を受け、組合の以降により、2022年1月以降の全試合を欠場することとなり、当年度は規定により欠場した試合が不戦敗となり、10チーム中9位での終了となった。
2022年、岐阜県を拠点としてトップリーグで活躍する他の12チーム(FC岐阜など)と共に、全チームが提携して地域活性化やスポーツ人口の増加を目指す組織「GIFUトップチームUNITE」(略称:GIFUNITE、ギフユナイト)を4月26日に発足した[5][24]。
成績
主な成績
- チャレンジリーグ、チャレンジリーグI、 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN
- 黒鷲旗全日本選抜大会
年度別成績
V・プレミアリーグ / V・チャレンジリーグ
所属
|
年度
|
最終 順位
|
参加 チーム数
|
レギュラーラウンド
|
ポストシーズン
|
順位 |
試合 |
勝 |
敗 |
試合 |
勝 |
敗
|
チャレンジ
|
2012/13 |
7位 |
10チーム |
7位 |
18 |
6 |
12 |
-
|
2013/14 |
8位 |
10チーム |
8位 |
18 |
6 |
12 |
-
|
2014/15 |
5位 |
10チーム |
5位 |
18 |
7 |
11 |
-
|
チャレンジI
|
2015/16 |
3位 |
8チーム |
3位 |
21 |
13 |
8 |
-
|
2016/17 |
7位 |
8チーム |
7位 |
21 |
8 |
13 |
-
|
2017/18 |
5位 |
7チーム |
5位 |
18 |
5 |
13 |
-
|
V.LEAGUE
所属
|
年度
|
最終 順位
|
参加 チーム数
|
レギュラーラウンド
|
ポストシーズン
|
備考
|
順位 |
試合 |
勝 |
敗 |
試合 |
勝 |
敗
|
DIVISION2
|
2018-19 |
準優勝 |
10チーム |
2位 |
18 |
14 |
4 |
5 |
4 |
1 |
|
2019-20 |
3位 |
8チーム |
3位 |
21 |
11 |
10 |
- |
|
2020-21 |
5位 |
9チーム |
5位 |
11 |
6 |
5 |
- |
|
2021-22 |
9位 |
10チーム |
9位 |
18 |
5 |
13 |
- |
不戦敗8を含む。
|
2022-23 |
6位 |
11チーム |
6位 |
20 |
10 |
10 |
- |
|
2023-24 |
4位 |
10チーム |
4位 |
18 |
12 |
6 |
- |
|
選手・スタッフ(2024-25)
選手
スタッフ
役職 |
名前 |
備考
|
ゼネラルマネージャー |
南谷武司 |
|
チーフマネジメント |
飯沼堅司 |
|
チーフマネジメント |
高橋昂大 |
新人
|
チームアドバイザー |
椿本真恵 |
|
広報・プロモーション |
宮井遥 |
|
監督 |
鈴木智大 |
外部
|
コーチ |
上田恭輔 |
|
コーチ兼テクニカルアドバイザー |
川口太一 |
外部・新人
|
アナリスト |
山口美空 |
|
トレーナー |
村橋喜代久 |
外部
|
トレーナー |
廣井寛大 |
外部・新人
|
マネージャー |
紅瀬真希 |
|
出典:チーム新体制リリース[26] チーム公式サイト[27] Vリーグ公式サイト[28] 更新:2023年7月31日
|
在籍していた主な選手
関連項目
脚注
外部リンク
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あ行 | |
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か行 | |
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さ行 | |
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た行 | |
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な行 | |
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は行 | |
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ま行 | |
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や行 | |
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ら行 | |
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Remarks |
- ▲ は休部・廃部チーム
- 残波WINGS、福岡ギラソール、山梨中央銀行はV.LEAGUEとその前身リーグに参加したことがない
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