オダイバ!!超次元音楽祭(おだいば ちょうじげんおんがくさい、英: BEYOND THE DIMENSION MUSIC FESTIVAL)は、フジテレビで放送されているアニメソングの音楽番組。
2次元・2.5次元コンテンツに焦点を当てて[1]、これまでの地上波番組では実現し得なかった音楽祭を「次元を超えて」展開する[2]。『FNS歌謡祭』の制作チームが制作にあたり、アニメやゲームなどの2次元コンテンツや2.5次元コンテンツで人気を集めるアーティストを集結させ、最新エンタメ情報とともにバナナマン司会のゲストトークとライブパートで魅力を深掘りする構成とした[3]。CS放送フジテレビTWOでは、地上波未放送のトークやバックステージ映像を加えた完全版を放送する。
企画・演出の浜崎綾は、地上波音楽番組の出演者の入れ替わりが少なく行き詰まりを感じる中で、以前から趣味として好んでいた歌唱力や音楽性の高いアニメソングのアーティストを出演させることを考案し、「FNS歌謡祭」での水樹奈々とさだまさしの共演歌唱を皮切りに『MUSIC FAIR』や『FNS歌謡祭』を通じアニメソングアーティストとの信頼関係を構築する[4]。その後2018年春より2019年春の放送を目標にアニメソング音楽祭番組の制作準備に着手し当初編成部門や管理職には受けが悪い状況ながらも社内調整を行い、その後、子持ちの社員の子どもからの好評やアニメソングの熱量を知る社員が各部署にいた事もあって理解が広がり番組実現に至った[4]。
放送枠は限られた人選とならぬよう2時間枠を確保し、番組構成は知らない視聴者でも引っかかるポイントが有るような演出とし、プロフィールも丁寧に紹介しつつ声優のタレント性を引き出しライブパートでは定番曲を揃え「アニソンに詳しくない人にとってのいい"見本市"」のような番組を意識した[4]。
MCの人選についてはアニメソング好きのタレントを起用した場合に初心者にわからない部分が飛ばされてしまう事を危惧し、アニメソングに詳しくなくともアーティストへのリスペクトやゲストの良さを引き出せるタレントとしてバナナマンが起用された[4]。また第2回を除き三上真奈アナウンサーもアシスタントとして出演。
スタジオセットは360度を観客に囲まれる形で観客のコールやサイリウムの光も放送に乗せてアニメソングライブの空気感を届ける形とし、『FNS歌謡祭』同様盛り上がりを維持するため観客の入れ替わりも細かくされ、出演アーティストがやりづらさを感じないよう全てにおいて魅力を届けることを大事にした[4]。
追加内容は太字で表記。
第1回放送の際にTwitterにて13万件のツイートが発信されるなど反響の大きさを鑑み、2020年10月には第2回「2020無観客でも心はひとつ!!編」を放送[5]。タイトルの通り、第1回とは異なり非公開形式の収録となったが、視聴者にライブ感を与えるべく双方向企画として「あなたのスマホがペンライトに!!放送を観ながら自宅でライブのように盛り上がろう!!」も企画され、スマートフォンをペンライト代わりに発光させる特設ページを設けて視聴者に振らせライブパート時に発光色が変化したりTwitterの番組ハッシュタグ「#超次元音楽祭」に寄せられたツイート数に応じて特別なエフェクトが発動する趣向とした[6]。
「ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2021編」と題してぴあアリーナMMにて初のリアルイベントとしてアリーナライブ形式での公開収録を実施、「PIA LIVE STREAM」を用いてインターネットでの有料生配信を行なった。また、ダイジェスト・ディレクターズカット版を後日テレビ放送した。
「Z世代のスター大集合SP」と題して、第2回同様に非公開形式のスタジオ収録となっている。この回は『Love music』の差し替え扱いとなるため、概ね同番組に準じて地上波の地方系列局でも放送された。
「ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2022」として前年に引き続いてぴあアリーナMMでのライブを開催。日本コカ・コーラのスマートフォンアプリ「Coke On」が協賛し、同アプリ内で出演歌手によるトーク企画動画やチケットプレゼントを実施した。
「有観客ライブ復活SP」と題し、スタジオ収録としては第1回以来2年9ヶ月ぶりの有観客収録を実施。第4回同様に『Love music』の差し替え扱いとなるが、同番組のネット局でも編成の都合上ネットを見送った局もあった。
「ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2023」と題してぴあアリーナMMでのライブを開催。
「真夏の冒険王LIVE」と題して青海臨時駐車場内のお台場冒険王イベントステージ「SUMMER SPLASHスタジアム」にて公開収録ステージを開催。
「フユフェス2024」と題してぴあアリーナMMにて開催。