『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』(サラダずきのライオンむらかみラヂオすりー)は、村上春樹文、大橋歩画のエッセイ集。
概要
2012年7月9日、マガジンハウスより刊行された。『anan』(2011年3月30日号 - 2012年4月4日号)に連載されたコラムと、『GINZA』(2012年4月号)に掲載された文章を加筆修正してまとめた、「村上ラヂオ」シリーズの3作目。装丁は葛西薫。2016年5月1日、新潮文庫として文庫化される予定[1]。
雑誌連載時に毎回ついていた「今週の村上」という一行コメントもすべて収録されている。あとがきで銅版画の製作過程が記されている(大橋自身が執筆)[2]。
翻訳
上記翻訳版はいずれも大橋歩の絵が用いられている。
内容
- オムレツの師匠はテレビの番組で見た村上信夫。
- ライオンはやはりライオン歯磨きで歯を磨くのか。
- 弦楽四重奏団は麻雀に似ている。
- 木山捷平の詩集は文庫本で持っていたが、『木山捷平全詩集』という箱入りの本を青山通りの古本屋で買った。
- 「猫に名前をつけるのはむずかしいことです」というT・S・エリオットの有名な詩があるけど、知ってますか?
- 今でも新鮮なトマトを目にすると、能登半島の田舎道で乗ったバスと、三沢高校のエース太田幸司くんのことを思い出す。
脚注
関連項目