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安達忍

あだち しのぶ
安達 忍
プロフィール
本名 安達 忍[1]
性別 女性
出身地 日本の旗 日本東京都[2][3]
生年月日 (1958-04-07) 1958年4月7日(66歳)
血液型 AB型[4]
職業 女優声優ナレーター
事務所 ムーブマン[3]
配偶者 あり[5][6]
公式サイト 安達忍|ムーブマン
公称サイズ(時期不明)[1]
身長 / 体重 159[2] cm / 47 kg
女優活動
活動期間 1980年[7] -
ジャンル 舞台
声優活動
活動期間 1981年[7] -
ジャンル アニメゲーム吹き替えナレーション
デビュー作 ヒロミ(『まいっちんぐマチコ先生』)[5][6][7][8]
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

安達 忍(あだち しのぶ、1958年4月7日[2][4][6][8] - )は、日本女優声優である。東京都出身[2][3]ムーブマン所属[3]

略歴

生い立ち

三人娘の末っ子として誕生[8]。その時は父は航海中であったが、三人目の女の子だったため、母は父に何も知らせていなかった[8]。少女時代は耳年増になりがちで、二人の姉が経験したことを自分も経験したような気になってしまった[8]。そのため幼稚園を見学に行った際、姉がお遊戯しているのを見て「くだらない」と感じ入園を断念[8]。それを許した安達の親も変わったという[8]

耳年増だったため、「新鮮味ゼロ」と思いながら小学校に通っていたが、その当時は「うるさいが口だけ」といった女の子であった[8]。男の子ともよく喧嘩して「何言ってんのよ、男子!」、「うるさいなお前は」、「何よ!」のような会話がしょっちゅうで、校庭で石けりをしたりゴム縄とびをしたりして遊んでいたという[8]

小学校時代、演劇クラブの先生に「朗読がうまいね」、「芝居心がある」と褒められた[7][8]。子供の頃から芝居が好きであったため、中学時代に演劇同好会を結成[6][8]文化祭で『森は生きている』を演じて芝居の世界にのめり込み、高校1年生の時に劇団に入団[6][8]。土・日曜日が稽古の日だったため無休の生活で、その代わりに学校の方はよくサボっていたという[8]

キャリア

日本大学豊山女子高等学校卒業[1]後、山田康雄松金よね子が出演していたテアトル・エコー公演の舞台『ノーセックスプリーズ』を観たことで[9]、テアトル・エコーの養成所に入所[6]。それがきっかけで1981年、『まいっちんぐマチコ先生』のヒロミ役で声優としての活動を始める[6][7][8]。結婚・出産のため一時、活動を休止していた[5]。その後1984年から活動を再開し、単発ものに出演しながら、『夢の星のボタンノーズ』のフラワー王子役でレギュラーを務めた[5]

1980年3月にテアトル・エコーに入団し、1990年に一度、退団後[4]81プロデュースに所属していた[10]が、1999年に再入団している[2]。2023年4月20日付で退団したことを自身のTwitterで発表した[11]

人物

尊敬する先輩は、色っぽい声も男の子の声も上手な小原乃梨子野沢雅子を挙げている[5]

山本亜衣は、安達が演じていたテレビアニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』に登場するミハエルの声を聞いたことで、声優を目指したと語っている[12][13]

息子は寿司職人[14]

特色

アニメファンには少年役で知られるが、女性役も多い[15]。洋画では女性役が多いという[7]

出演作について

『まいっちんぐマチコ先生』のヒロミ役はすごく可愛いキャラクターであるが、安達は可愛い声ではなかったため悩んでいた[6]。その後、男の子役の『夢の星のボタンノーズ』のフラワー王子役を演じた際には、なんとなくホッとしていたという[6]

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のケーラ・スゥ役は、安達のキャラでは珍しく良い女タイプであったが、メカものは『ガンダム』が初めてであった[6]。その時は絵が完全にできてなかったりすることもあり、台本に「わぁー」、「たぁ」などと書かれていても、攻めているのか攻められているのかといった状況把握ができず困っていたという[6]

魔動王グランゾート』では、ラビ役を演じており、オーディションでも同役を受けていたが、テストの時のセリフが強烈で「そんなんじゃねえ!」、「バカヤロー!!」の連続だった[7]。息子が小学生の頃に『魔動王グランゾート』が放送され、「学校でラビが人気高かったのを喜んでいた」と、カセット文庫で告白している。1990年のインタビューでは、父兄参観で学校に行ったところ安達の子供の友人に「おばちゃん、本当にラビやってるの?」と聞かれていたという[7]。2023年10月29日付けのツイートでも、ラビ役については思い入れがたくさんあると語っている[16][17]

趣味・嗜好

趣味はの世話、犬との散歩[3]、読書[8]

本を読むのが好きで、職業がら話し言葉で書かれていた本を読む際は「私だったらどんな風に朗読しようかな」とイメージを膨らませているという[8]

資格は普通自動車免許[3]

出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1981年
1982年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2004年
2017年
2022年

劇場アニメ

1982年
1985年
1986年
1987年
1988年
1993年
1997年
1998年
2011年
2018年
  • 映画 しまじろうのわお! まほうのしまのだいぼうけん(ペンチ)

OVA

1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1996年

ゲーム

1989年
1992年
1993年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2002年
2003年
  • SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚(ケーラ)
2005年
2008年
2009年
2010年
2015年
2017年
2019年
2021年

ドラマCD

吹き替え

担当女優

アニー・ポッツ
ジェニファー・アニストン
ジェニファー・ティリー
シェリル・ハインズ

映画

ドラマ

アニメ

その他

ラジオ

特撮

ナレーション

CM

テレビドラマ

舞台

人形劇

その他コンテンツ

脚注

シリーズ一覧

  1. ^ 『ZERO』(1999年)、『F』(2000年)、『F.I.F』(2001年)、『PORTABLE』(2006年)、『SPIRITS』(2007年)、『WORLD』『3D』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)

出典

  1. ^ a b c 『日本タレント名鑑(2016年版)』VIPタイムズ社、2016年1月27日、431頁。ISBN 978-4-904674-07-9 
  2. ^ a b c d e 安達忍”. テアトル・エコー. 2020年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 安達忍”. ムーブマン. 2020年1月26日閲覧。
  4. ^ a b c 安達忍”. テアトル・エコー. 2015年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月26日閲覧。
  5. ^ a b c d e 「情報VOICE TOPICS」『アニメージュ』1986年1月号、徳間書店、1985年12月、192頁。 
  6. ^ a b c d e f g h i j k 「人気声優にがぶりより! 第29回 安達忍さん」『アニメディア 1989年11月号』学習研究社、1989年11月1日、雑誌01579-11、119頁。
  7. ^ a b c d e f g h 鈴木倫太郎(編)「特別企画 まじかる対談」『月刊OUT』1990年6月号、みのり書房、1990年6月1日、19-23頁、雑誌01587-6。 
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 「アニメスター カイタイ新書 第7回 安達忍さん」『アニメディア 1991年10月号』学習研究社、1991年10月1日、雑誌01579-10、113頁。
  9. ^ minamiayahime1の2021年3月19日のツイート2024年12月19日閲覧。
  10. ^ 掛尾良夫 編「女性篇」『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年3月30日、336頁。ISBN 4-87376-160-3 
  11. ^ 安達忍 [@minamiayahime1] (2023年5月19日). "お知らせ 安達忍は2023年4月20日付をもって 劇団テアトルエコーを退団致しました…". X(旧Twitter)より2024年8月26日閲覧
  12. ^ ai_yamamoto_913の2023年2月14日のツイート2024年12月19日閲覧。
  13. ^ ai_yamamoto_913の2023年2月15日のツイート2024年12月19日閲覧。
  14. ^ minamiayahime1の2022年1月1日のツイート2024年10月3日閲覧。
  15. ^ 小川びい『こだわり声優事典'97』徳間書店〈ロマンアルバム〉、1997年3月10日、8頁。ISBN 4-19-720012-9 
  16. ^ minamiayahime1の2023年10月29日のツイート2024年12月19日閲覧。
  17. ^ minamiayahime1の2023年10月30日のツイート2024年12月19日閲覧。
  18. ^ がんばれ!キッカーズ”. スタジオぴえろ 公式サイト. ぴえろ. 2016年6月22日閲覧。
  19. ^ Bugってハニー”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年2月17日閲覧。
  20. ^ Character”. 魔動王グランゾート 公式サイト. サンライズ. 2022年11月5日閲覧。
  21. ^ トラップ一家物語”. 日本アニメーションOFFICIAL SITE. 日本アニメーション. 2016年5月18日閲覧。
  22. ^ STAFF&CAST”. 新世紀GPXサイバーフォーミュラ OFFICIAL WEB. 新世紀GPXサイバーフォーミュラ. サンライズ. 2022年9月30日閲覧。
  23. ^ CHARACTER 登場人物紹介”. 『機動戦士Vガンダム』 公式サイト. サンライズ. 2021年9月1日閲覧。
  24. ^ CHARACTER”. アイアンリーガーWeb. サンライズ. 2022年11月5日閲覧。
  25. ^ 「爆走兄弟レッツ&ゴー WGP」@安達忍”. はい!ムーブマンでございます。. 2021年5月4日閲覧。
  26. ^ 魔法のステージファンシーララ”. ぴえろ公式サイト. 2022年9月2日閲覧。
  27. ^ CHARACTER”. TVアニメ「リトルウィッチアカデミア」公式サイト. 2017年5月22日閲覧。
  28. ^ Bugってハニー メガロム少女舞4622”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年2月17日閲覧。
  29. ^ STAFF&CAST”. 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト. サンライズ. 2022年11月5日閲覧。
  30. ^ 劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段”. メディア芸術データベース. 2016年8月14日閲覧。
  31. ^ STAFF&CAST|新世紀GPXサイバーフォーミュラ11”. 新世紀GPXサイバーフォーミュラ OFFICIAL WEB. 2022年9月30日閲覧。
  32. ^ STAFF&CAST|新世紀GPXサイバーフォーミュラZERO”. 新世紀GPXサイバーフォーミュラ OFFICIAL WEB. 2022年9月30日閲覧。
  33. ^ STAFF&CAST|新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA”. 新世紀GPXサイバーフォーミュラ OFFICIAL WEB. 2022年9月30日閲覧。
  34. ^ 浜村弘一 編「CHAPTER 1 人の巻 20人の『武蔵伝』声優 DATA FILE」『BRAVE FENCER 武蔵伝 解体真書』アスペクト、1998年9月14日、43頁。ISBN 4-7572-0190-7 
  35. ^ ムーブマン(公式)の2021年3月10日のツイート2021年3月23日閲覧。
  36. ^ 【UCE】機動戦士ガンダム U.C. ENGAGEの2024年9月24日のツイート2024年9月24日閲覧。
  37. ^ ゴーストバスターズ”. 金曜ロードSHOW!. 2016年8月1日閲覧。
  38. ^ ゴーストバスターズ/アフターライフ -日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2022年2月4日). 2022年2月4日閲覧。
  39. ^ “『ゴーストバスターズ』最新作、上白石萌歌&梶裕貴ら吹き替え続投!初代声優陣もカムバック”. シネマトゥデイ. (2024年1月20日). https://www.cinematoday.jp/news/N0141044 2024年1月20日閲覧。 
  40. ^ クレイジー・イン・アラバマ”. SONY PICTURES. 2023年8月16日閲覧。
  41. ^ 風の杜”. テレビ朝日版「X-ファイル」声優リスト. 2017年1月14日閲覧。
  42. ^ 実験動画「AURA BATTLER DUNBINE SIDE L」スタッフクレジット”. サンライズロボット研究所 (2024年5月7日). 2024年5月9日閲覧。

外部リンク

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