静内町(しずないちょう)は、北海道の日高支庁管内に設置されていた町。
町名の由来は、アイヌ語の「スッナイ」(祖母の沢)もしくは「ストゥナイ」(ぶどうづるの沢)といわれる。
町内には牧場が多数所在しており、トウショウボーイ、サクラチヨノオー、ウイニングチケット、ウオッカなど多くの競走馬を輩出している。
地理
日高支庁沿岸中部に位置する。南西部は太平洋に面し、北東部には日高山脈を抱える。静内川の河口に市街地が広がる。
隣接していた自治体
沿革
- 1871年(明治3年)徳島藩筆頭家老稲田家の旧家臣546人が元静内に上陸
- 1881年 静内戸長役場が設置される
- 1909年 静内郡下下方村(しもげぼう)、上下方村(かみげほう)、中下方村(なかげほう)、遠仏村(とおぶつ)、碧蘂村(るべしべ)、市父村(いちぶ)、幕別村(まくんべつ)、捫別村(もんべつ)、目名村(めな)、農家村(のや)、有良村(うら)、春立村(はるたち)、婦蟹村(ふかに)、佐妻村(さめ)、音江村(おとえ)、遠別村(とおべつ)が合併、二級町村制施行、静内郡静内村
- 1924年(大正13年)一級町村制が施行される
- 1931年 町制施行、静内町
- 1950年(昭和25年)静内町開基80周年記念式典が挙行される。町章が制定される。
- 1970年 静内町100年記念式典が挙行される
- 1990年(平成2年)静内町120年記念式典が挙行される
2003年1月から、新冠町、三石町と合併を協議し、当初は市に昇格予定で、新市名称は「ひだか市」に決定していたが、その後新冠町から合併の時期の延期申し入れがあり、2004年12月7日をもって3町による合併協議は休止される事になった。
その後、三石町と新たに協議会を設置し、新町名を新ひだか町、合併期日を2006年3月31日とすることで合意、2005年3月22日に合併協定書に調印した。3月25日には両町議会で、7月1日には北海道議会で合併関連議案が可決され、8月19日には総務大臣が官報に告示、これにより静内町の歴史に終止符が打たれた。
合併に合わせて、新たに日高郡が設置されることになった。
地名の変遷
- 1924年 下下方、中下方、上下方(統合) → (大字)静内村
- 1934年 以下のように再編。
- 静内村 → 神森、本町、吉野町、御幸町、古川町、中野、駒場
- 有良 → 入船町、真歌、浦和
- 遠仏 → 田原
- 碧蘂 → 豊畑
- 市父、幕別(統合) → 御園
- 農家(分割) → 高見、農屋
- 捫別 → 東静内
- 婦蟹 → 川合
- 佐妻 → 西川
- 音江、遠別(統合) → 東別
- 1955年 古川町から青柳町が分立。
- 1976年 本町、吉野町、御幸町、古川町、青柳町、中野、駒場、入船町の各町を再編。
- → 本町、吉野町、ときわ町、御幸町、こうせい町、古川町、緑町、青柳町、中野町、旭町、清水丘、入船町、海岸町、木場町、末広町、山手町、高砂町、花園、柏台、駒場の各町が成立。
姉妹都市・提携都市
海外
国内
経済
基幹産業は酪農。その他に競走馬の育成・生産、漁業、林業なども行われる。
教育
交通
鉄道
バス
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光
祭事
作品
TVドラマ
映画
小説
漫画
舞台は東京だが主人公の北丘蒼太が静内町出身である。そのため、北海道の回想場面がよく出てくる。
出身の有名人
関連項目
外部リンク