斉藤由貴は、1966年9月10日に横浜市神奈川区白楽の産院で生まれた[10]。両親は共働きで、父は元々は家具職人であったが、結婚後に母方の家業である水島帯裁縫店の職人となった[11]。父は礼儀作法や言葉遣いに厳しく、廊下の壁には家訓などの「家のルール」が張られていた[11]。一方母は、娘を束縛しない方針であったようだと斉藤は語っている[10]。自宅は店舗の2階にあり[11]、両親の働く姿を見ながら育ったことが浮き沈みの激しい芸能界で仕事をしていく上での心構えに結びついたかもしれないと、ENCOUNT (2020, p. 3) において斉藤は述懐している。
2020年3月、映画『最初の晩餐』(2019年 常盤司郎監督)で第34回高崎映画祭の最優秀助演女優賞を受賞した。作品は4部門受賞の最多受賞を達成。同年8月、歌手デビュー35周年を記念した「斉藤由貴 the live 2020」がBillboard Live YOKOHAMAにて、11月(12日-14日)には斉藤由貴35th anniversary concert「THANKS GIVING」が東京建物 Brillia HALLにて開催され、公演、最終日の模様は生配信された。
2021年1月、第32回『日本ジュエリーベストドレッサー賞』50代部門を受賞した。2月21日デビュー記念日には、『卒業』から11作連続でシングルの編曲を手掛けた武部聡志プロデュースによるデビュー35周年記念セルフカバーアルバム『水響曲』がリリースされ、3月と4月には「斉藤由貴〜Billboard Live Tour "水響曲" featuring 武部聡志〜」が開催された。チケットがすべて即完売となったことを受けて、追加公演も急遽行われた。
2025年、斉藤由貴 歌手デビュー40周年を記念して、36年ぶりとなる全国ホールツアー『40th Anniversary Tour “水辺の扉”〜Single Best Collection〜』が予定されている。デビュー曲『卒業』がリリースされたデビュー記念日の2月21日の神奈川県民ホールを皮切りに、全国7ヶ所を廻るホールツアーとなる。