東出昌大
東出 昌大(ひがしで まさひろ、1988年〈昭和63年〉2月1日 - )は、日本の俳優、ファッションモデル、猟師、YouTuber。埼玉県出身。 来歴芸能活動高校時代に第19回メンズノンノ専属モデルオーディションでグランプリを獲得しデビュー。高校卒業後は大学進学するも中退し、宝飾デザイナーを目指し、ジュエリーの専門学校に進む[3][4]。 2006年から2011年までパリ・コレクションで、ZUCCaやヨウジヤマモトなどにモデル出演。 2012年、映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビューし、この作品をきっかけにファッションモデルとしての活動を辞め、俳優に転身。このとき演じた菊池宏樹役で第67回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞と[5]、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。 2013年にはNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』『ごちそうさん』と上半期(4月 - 9月末)、下半期(10月 - 翌年3月末)に2作連続で出演している。『ごちそうさん』のヒロインの夫・西門悠太郎役でブレイク。2013年にはオリコン調べによる「ブレイク俳優ランキング」で4位にランクインした[6]。 2014年4月12日、映画『クローズEXPLODE』で映画初主演。 2018年、映画『菊とギロチン』や『寝ても覚めても』での演技が評価され数々の男優賞を受賞する。 2020年7月、9年ぶりにヨウジヤマモト 春夏パリ・メンズコレクション2021に出演。 同年7月に映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が公開され、続編『英雄編』の制作が告知された。 同年9月、三島由紀夫没後50周年記念舞台『MISHIMA2020』に出演。 同年6月に劇場公開された映画『スパイの妻』がヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した。 2022年2月15日、所属事務所・ユマニテが東出との専属契約を14日付で解消したことを発表した[7][8]。 私生活私生活では、2013年度後期放送のNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』で共演した女優の杏と2015年元日に連名のFAXで結婚を正式発表[9]。2015年1月1日に埼玉県内の市役所に婚姻届を提出した[10]。「この家に生まれてよかったと思えるような家庭を築くのが目標」と語っていた[11]。同年10月4日に東京・港区の愛宕神社で結婚式を行った[12]。ちなみに杏との最初の出会いはドラマではなく、東出と杏がモデル時代の2006年にパリコレに出演した際、パリの路上で東出から声をかけたという[13]。2016年1月13日に妻の杏が所属事務所のFAXで双子の第1子、第2子妊娠を発表[14]、双子の女児の誕生が5月16日に公表された[15]。2017年3月31日に妻の杏が所属事務所のFAXで第3子妊娠を発表[16]、同年11月上旬に第3子となる男児が誕生した事を11月7日に発表した[17]。 2020年1月23日、映画『寝ても覚めても』で共演した女優・唐田えりかとの不倫を報じた週刊誌報道により、出演CMが打ち切りになった[18]。同年8月1日、所属事務所を通じ、杏との離婚を発表[19][20]。 2024年8月、再婚することを発表した[22]。相手は元女優の一般女性で、妊娠していて翌2025年の冬か新春に出産予定であることも合わせて公表した[23]。 人物学歴は埼玉県立朝霞高等学校卒業。 『ごちそうさん』では、慣れない大阪弁での演技に備え、撮影開始1か月前に大阪市へ引っ越し、天満天神繁昌亭や喫茶店でアルバイトしたり、上方落語を聴くなどして役作りに務めた[3][24]。 山の暮らし山暮らしについて、2024年に『日刊SPA!』の取材で、「住み始めたのはいつからですか」と問われると東出は「3年前です。それよりも前、東京に住んでるころから、週末猟師みたいな感じでここに通っていた。たまにしか来ないから土地の人と交流はなかった。ある日、山中で車がパンクして、歩いて下山したところで助けてくれたのが、ここの主である義守さんだった。そのご縁からこの土地を紹介してもらい移住させてもらった。スキャンダル以来、東京で部屋を借りることができなくなり、『東京なんか別に住みたくねえよ』ってやさぐれているときに移住の話をいただいた」と述べている[25]。また山に住み始めた当初について「住み始めたころは誰も訪ねてこないし、犬も飼ってなかったので、本当に一人だった。食事も適当で、市内のスーパーで1週間分の食事を買い込んで、パスタ、そうめん、ご飯の繰り返しだった。移住してから半年ぐらいは、仕事の依頼もまったくなかった。その後、後輩たちが移住してきたり地元の方々と知り合ったりと徐々に人付き合いが増えていった」と述べている[25]。 2024年1月放送の「めざまし8」(フジテレビ系)では、20代女優3人も含めた山ごもり生活が紹介され、ネット記事で「共同生活」と相次いで報じられた[21]。「共同生活」について東出は否定し、「みんな別々に家を借りている。(住所の)市も違います」と述べている[21]。 狩猟有害鳥獣駆除の免許を取得しており、猟友会にも加入している[26]。狩猟免許は28歳の夏に取った[25]。23歳のときに千松信也の『ぼくは猟師になった』を読んで「こんな生き方があるのか」と興味を持ったが、役者の仕事優先で難しかったので、5年越しでようやく念願叶った形である[25]。「自分で仕留めたものや、貰ったクマ肉などは貰って冷凍庫で保管して食べている」という[25]。 趣味・嗜好特技は剣道、バスケットボール、サッカー。剣道は父親が剣道の先生をしていたために幼少期から剣道漬けの毎日だった[27]。また、高校時代はよさこいの活動も行っていた。段位は三段である。時間が空いている時に道場で子供たちの指導もしているという[3]。 趣味の一つに将棋がある。将棋棋士の藤森哲也と親交があり、よく藤森が東出の自宅を訪れて将棋の指導を行っているという[28]。2014年には当時の森内俊之名人と対談したこともある[29]。2016年には映画『聖の青春』で羽生善治役を演じる関係で、実際に羽生が将棋七冠を獲得した対局(1996年・王将戦第4局)で使用していた眼鏡を譲り受けたが、本人曰く「将来『羽生善治記念館』ができたらそこに所蔵されるべき品物なので、それまでお預かりするつもり」とのこと[30]。同作の映画監督森義隆は、東出の役作りについて「羽生さんへの心の底からの尊敬を足場にし、たたずまい、所作、棋譜、精神性まで徹底した研究に研究を重ね」たものと絶賛した[31]。同作の主人公である村山聖を演じた松山ケンイチと東出の二人に対して日本将棋連盟が初段免状を贈呈することとなり、同作公開時の舞台挨拶の際に、羽生善治が登壇して二人に免状を手渡した[32][33]。 料理も得意で、レシピや魚の捌き方等はネット動画を参考にしている[34]。 落語も愛好しており、不定期で放送されているNHKEテレのテレビ番組『落語ディーパー! 〜東出・一之輔の噺のはなし〜』で司会をつとめていたが前述のスキャンダルにより番組は打ち切りとなった。 家族・親族父親は日本料理の調理師でもあった[3]。19歳で、実父を病気で亡くしている[35]。兄が一人いる。 再婚相手の元女優・松本花林は愛知県豊橋市出身で、大分県内の大学に在籍していたころの2018年には『ミス・ユニバース・ジャパン』の大分県準グランプリに輝いた[35]。引退前は小規模映画への出演のほかに、ジュエリーブランドのモデルの仕事もこなしていた[35]。松本の父は“自然治癒力”を高めるセミナーなどを開催する松本孝一で、豊橋市内でカウンセリング事業をおこなっている[35]。母親は、ジュエリー販売会社を経営する松本華奈美である[35]。 出演映画
テレビドラマ
WEBドラマ
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WEB番組
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受賞歴
脚注
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