磯村 勇斗(いそむら はやと、1992年〈平成4年〉9月11日[4] - )は、日本の俳優。静岡県[4]沼津市出身。BLUE LABEL所属。
来歴
中学校2年生のころに自主制作した映画『ヌマヅの少女ハイジ』を全校生徒の前で発表したところ、拍手にうれしさを感じ、役者を目指すようになる[5][6]。
静岡県立沼津西高等学校2年生で、俳優を志望して地元の劇団「沼津演劇研究所」に入り、ベテランぞろいの環境で演技の基礎を学ぶ[4][7][5][6]。初舞台は17歳で、ロシアの劇作家チェーホフが手掛けた喜劇『プロポーズ』だった[7]。高校卒業後はすぐに芸能界入りを目指すつもりでいたが、両親から「大学は行った方がいい」と言われ、芝居の勉強ができる桜美林大学に進学した[6]。しかし芸能活動への思いが強く2年半で中退[6][8]、フリーで役者を始める[6]。アルバイトをしながら小劇場を中心に出演を転々とし[5]、芸能プロダクションへの入所を希望したが恵まれなかった[7]。2014年に、演出家・伊藤靖朗が手掛けた舞台への出演が縁で伊藤が所属していた事務所「ドリームプラス」に入り[5][7]、2016年7月1日には伊藤らとともに「BLUE LABEL」に移籍した[9]。
2015年に『仮面ライダーゴースト』でアラン/仮面ライダーネクロム役でレギュラー出演。同作品のスピンオフオリジナルビデオ『仮面ライダーゴースト アラン英雄伝』で初主演を務める。2017年、連続テレビ小説『ひよっこ』ではヒロイン・みね子に思いを寄せた後に結婚相手となる前田秀俊(ヒデ)役を演じた[6]。
2018年10月期の日本テレビ系テレビドラマ『今日から俺は!!』で第14回コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞を受賞[10]。
2022年、2021年に公開された出演映画『ヤクザと家族 The Family』と『劇場版 きのう何食べた?』で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
2023年、「市制100周年記念 第28期燦々ぬまづ大使」に就任[11]。11月28日、映画『月』での演技が評価され、第48回報知映画賞助演男優賞を受賞[12]。映画『最後まで行く』『波紋』『渇水』『月』『正欲』での演技が評価され、12月2日に第45回ヨコハマ映画祭助演男優賞を受賞し[13]、12月27日に第36回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 助演男優賞を受賞した[14]。
2024年1月25日に第47回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞を受賞した[15]。2月1日に第97回キネマ旬報ベスト・テン 助演男優賞を受賞した[16]。2月8日にエランドール賞 「新人賞(TVガイド賞)」を受賞した[17]。3月8日に第47回日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞を受賞した[18]。
人物
- 仮面ライダーシリーズは、小学生のころに『仮面ライダー555』が特にカッコいいと思い、『仮面ライダー電王』のころから作品として意識するようになり、高校生のころから演技の道へ進みたいと思うとともに仮面ライダーをいつかは演じてみたいと思うようになり、ライダー役のオーディションを受けたいと事務所に話していた[4]。『仮面ライダーゴースト』で演じたアランについては、撮影開始時点では仮面ライダーに変身することを含め詳細な設定を知らされておらず、台本を見て設定を知ることが多かった。たこ焼きが好物で冷凍庫に常備しているほどだが、劇中でアランがたこ焼きを食べないという展開の間は自身も好物のたこ焼きを食べずにいた。
- 『ひよっこ』で前田秀俊(ヒデ)役を演じた際には、自分がヒロイン・みね子と結婚する相手役になるとは知らされずに演じていた[19]。
- 『ひよっこ』で 長期間現場を共にした有村架純については「本当にすごい方。お芝居はもちろん、人柄もステキですし、どんなに疲れていても疲れた顔を見せず、決して弱音もはかない。頼れる存在であり、引っ張ってくださって、いろんな面で刺激を受けました」と振り返る[20]。恋敵でもあった島谷を演じていた竹内涼真とはともに仮面ライダー出身でもあるが、「ライバルとかそういうことは関係なしに、若手俳優同士で盛り上げていきたいという思いでお互い臨んでいたので、『共に戦ってきた仲間』という感じです」と思いを明かした[20]。
- 料理好きで、調理場でのアルバイト経験がある。『ひよっこ』では見習いコック役のためクランクイン前にプロのシェフに指導を受け、料理シーンは全て吹き替えなしで演じた[21]。2017年11月5日放送の『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』の料理王に出演し、優勝した[22]。
- 映画『覆面系ノイズ』ではドラムに初挑戦し、約3か月間の練習を経て撮影に挑んだ[23]。
- 憧れる役者に、三船敏郎、ブラッド・ピット、綾野剛を挙げている[24]。綾野剛からは、『ヤクザと家族 The Family』で共演した際、役者陣や制作スタッフとコミュニケーションを取り合いながら一緒に作品を良くしていこうとする姿勢や芝居に対するストイックな向き合い方に影響を受けたと語っている[25]。
- いつか共演したい役者に菅田将暉[5]と満島ひかり[26]の名前を挙げている。
- 大学の同級生にSnow Manの深澤辰哉がいる。「ひと際オーラが違った」と話し、同じ学科だったことから友達になるために磯村から声を掛けた。2人とも大学を中退し、その後は会っていないが、2024年に放送された『A-Studio』に出演した際には深澤との共演を熱望していた[27]。
- スター・ウォーズ・シリーズのダース・ベイダーを愛好しており、『仮面ライダーゴースト』での役作りの参考にもしている。
- 大のゾンビ映画好きで、ゾンビ映画の第一人者ジョージ・A・ロメロ監督を尊敬している[28][29]。
- 犬、猫と生卵のアレルギーがある[30][31]。
- 2017年9月8日放送のNHK総合『あさイチ』プレミアムトークにゲスト出演した際、視聴者から肩幅が広いという内容が多く寄せられたため、実際に番組内で井ノ原快彦が測り、47cmと判明した[32]。
受賞歴
- 2018年度
- 2021年度
- 2022年度
- 2023年度
- 2024年度
出演
テレビドラマ
ウェブドラマ
映画
劇場アニメ
オリジナルビデオ
舞台
- Superendroller LIVE“scene04”「hammer & hummingbird」(2018年2月28日 - 3月4日) - 主演・中村泳 役[134]
- PARCOプロデュース プレイハウス(2019年8月25日 - 9月1日・28日) - 主演・一ノ瀬聖夜 役[135]
- 泥人魚(2021年12月6日 - 29日、Bunkamura シアターコクーン) - 浦上蛍一 役
- 沼津市制100周年記念事業 きらり沼津。磯村勇斗と~新しい100年へ~ 第1部 演劇『プロポーズ』(2023年7月22日、沼津市民文化センター大ホール)[136][137]
バラエティ
情報番組
- どーも、NHK(2018年4月29日・5月27日・7月1日・※7月29日は台風により休止・9月9日・10月7日・11月18日・12月2日・2019年1月20日・2月17日・3月17日・4月21日・5月12日・6月23日・9月8日・※10月13日は台風により休止・11月24日・2020年1月26日・3月1日、NHK総合) - 月替わりMC
ナレーション
音声ガイド
CM
ミュージックビデオ
ゲーム
玩具
- 仮面ライダーゴースト DX御成眼魔アイコン(2016年12月20日) - アラン御成 役
新聞
イベント
その他
作品
カレンダー
- 磯村勇斗 2018 カレンダー(2017年9月30日)
- 磯村勇斗カレンダー 2020.04-2021.03(2020年2月28日)[160]
CD
- in No hurry to shout;「Close to me」(2017年11月15日、SRCL-9562〜9563 / SRCL-9564) - 映画『覆面系ノイズ』に登場するバンドのドラム[161]。
舞台
書籍
著書
- 磯村勇斗ファーストパーソナルブック 過現模様(2016年12月2日、主婦と生活社)
写真集
雑誌連載
- 週刊ザテレビジョン(2017年9月20日号 - 2018年12月14日号、KADOKAWA) - 連載「役者道〜Road to ハリウッド!?」 [166]
- CHEER(「CLUSTER」vol.14(2020年8月3日)(2020年9月1日発売号より誌名を「CHEER」に変更) - 、宝島社) - 不定期連載「磯村勇斗の妄想デートコーデ」
新聞連載
脚注
参考文献
外部リンク
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※2017年度は授賞式中止
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