小山 剛志(こやま つよし、1967年10月4日[5] - )は、日本の声優、俳優、歌手。愛知県出身[3]。アクロス エンタテインメント所属[3]。妻は歌手の下川みくに[6]。
来歴
24歳の時に早稲田大学[7]卒業後、舞台俳優としての活動を経る[2]。『∀ガンダム』のフィル・アッカマン役でアニメデビュー[2]。声優だけでなく、舞台やテレビドラマへの出演、歌手としてもデビューするなど多彩な活動を行っている。
以前はGLove/ビタミン谷に所属していた[8][4]。
2012年2月14日に公式ブログで歌手の下川みくにとの入籍、結婚を発表した[6]。
2015年12月、近年いろいろと巡り合わせで番組や企画などにも参加することもあり、自身が副業をするならなにかと考えた時、やっぱり麻雀だと結論になり、店を出すためプロデュースをする。店名「麻雀オクタゴン[9]」一般的な麻雀店と違い、プロだけでなくタレントなども参加、2月より通常営業を開始。
習字3段・そろばん2級・英検準1級を取得している。また、アコースティックギターを愛用している。
活動
特撮番組『仮面ライダー龍騎』ではバイザー(召喚機)の音声と仮面ライダーオーディンの声を担当。この現場で萩野崇に「声優に挑戦してみてはどうか」とアドバイスした。その後、萩野は『勇午』で声優デビューを果たす。
「KOYA-MAP」という、様々な劇団から役者を集めたユニットを結成し、年に1〜2回の公演を行っている。
「すごく傷つきやすい万年思春期」であり、「生まれたての38歳(当時)[10]」でもあると語っている。アフレコなどでいすに座りながら喋る時にはベルトを外す。本人曰く、「(モノがでかく)下腹部に圧がかかると声が出しにくいから」。
主宰する劇団の公演『喝采』をDVD化しようとしたところ、劇中で使用した楽曲が海外の著作権者から許可が下りずに断念したが、その映像を利用して「成仏」という名のイベントを開催した[11](その際、知人であり、公演にも出演した谷山紀章もゲスト出演し、ジョイントライブも行われた[12])。自身が主催するイベントの度にチケット手売り会を行うなどのファンとの交流を行っている。
『黒執事』の舞台にて役作りのために20年ぶりにヒゲを剃った。それにより「ヒゲ独身」から「ただの独身」になった。自身のブログ『小山剛志のNo Pain, No Life』が、2007年1月10日にgooのブログアクセスランキングで全国1位になった[13]。その後も数回1位になり、gooブログアクセスランキング上位の常連となっている(なお、goo年間ランキング2007で年間アクセス数2位)。2008年3月にはgooのオフィシャルブログに登録されている。主な内容は暴露話と自虐ネタ、旅行記で、自身との共演者や関係者(『うたわれるもの』など)との暴露話を度々載せることから、関係者の間では恐れられている。浪川を「珍獣」としてネタ写真を撮影してはブログに公開し、「裸王(らおう)様」と命名した(浪川本人もしっかりその珍キャラぶりを演じている)[14]。
逸話
『うたわれるものらじお』に関する逸話
テレビアニメ『うたわれるもの』でクロウ役として出演していたことがきっかけで、『うたわれるものらじお』第10回にゲスト出演した際に数々のエピソードを残した。放送禁止用語レベルの下ネタを連発してパーソナリティーの柚木涼香を激しく動揺させ、そのスクランブルが主題歌「夢想歌」のイントロだった。
『うたわれるもの』のOP主題歌「夢想歌」に対して「本当の主題歌はこれだ」と、自ら作詞・作曲して現場で鼻歌で歌っていたものを公の場で初披露した。かつて小山力也の舞台に精力剤「マカビンビン」を差し入れたことがきっかけで、その語呂の良さから同番組で何度も商品名が呼称されたところ、第34回には番組自体が製造販売元の阪本漢法製薬から公認を受けるまでに至る。その後は公開録音で小山力也と柚木がリスナーと共にマカビンビンで乾杯を行ったり、「真・うたわれるもののテーマ」の歌詞にも登場させた。
番組中、「浪川(大輔)…、頑張ってるよ俺」と発言し、それが一種の合言葉にまで発展した。その回はリスナーの間で大評判となり、後述するブログなどで彼自身に人気が集まっただけでなく、同番組自体もさらに有名になるきっかけを作った。
2007年4月22日にディファ有明で開催された『Radio ToHeart2』との合同公開録音の司会をSuaraと共に務めた。その際に「下ネタ発言は3回まで」が達成できなかった場合は罰ゲームとして「右乳首晒し」と宣言するも、冒頭でその3回に達し、結局宣言を達成できなかったため、イベントのライブコーナーの最後に着ていた「ひげ独身」Tシャツを脱ぎ捨てて上半身裸になった。『Radio ToHeart2』収録中に宣言した際には、伊藤静に「右乳首だけですか?」とつっこまれ「右半身晒し」という話になっていた。
2007年4月25日には、マキシシングル「真・うたわれるもののテーマ」がランティスから発売され、歌手デビューを果たした。当初はカップリングに小山力也と柚木涼香のデュエット曲が予定されていたが頓挫し、小山剛志本人が冗談のつもりで作った「ひげ独身のテーマ」が採用された。詳細は真・うたわれるもののテーマを参照。
Suaraが歌った「君だけの旅路」に影響を受け、「僕だけの旅路」という曲を製作した。作曲を衣笠道雄に依頼し、小山が作詞を行い「アクアプラスライブ2008」でサプライズという形で発表されたが、長期の沈黙期間を経てシングルCD化されたのは2010年5月26日となる。なお、カップリング曲はその「君だけの旅路」を小山向けにアレンジされたものが付き、バックコーラスは本家Suaraが担当した。なお、同曲がアレンジとして発表されたのは三宅華也が歌ったものに次いで2人目である。
先述の公開録音などもあって、発売前後には音泉関連の番組に精力的にゲスト出演していた。『Radio ToHeart2』に至っては、福山潤や鳥海浩輔ら『ToHeart2』に出演している男性声優を差し置いて、同番組初の男性ゲストとなった。『アクアプラスフェスタ2007』(パシフィコ横浜)ではビデオレターで出演。先述の『喝采』にビデオレター出演した浪川のパロディであった。
麻雀に関する逸話
高校1年の時に麻雀を始めており[2]、2007年秋に引越した新居が関係者の集会場と化しているほか、長年の念願だったという麻雀の全自動雀卓を中古屋で購入して「雀荘小山」開店宣言[15]を行い、声優業界きっての麻雀愛好家である植田佳奈[16]や小清水亜美ら[17]とも交友を深めている。上記の声優らを集めた第一回声優界麻雀大会(小山剛志宅にて)では、2位の植田を抑えて優勝している[18]。
次に開催する声優界初代雀王を決める大会を『J-1グランプリ』と名づけ、小山も含めて8名[19]が参戦(その中にはプロ雀士でもある神崎ちろも含まれている)。さらに「声優グランプリ」が大会スポンサーとなり、トロフィーまで用意。司会に麻雀仲間であるなすび、解説者に井出洋介を付けてDVD化されるにまで発展した。2008年に『「声優グランプリ」公認!声優界<雀王>決定戦! <J-1グランプリ> Vol.1』が発売された。なお「J-1グランプリ」は小山により商標登録されている(商標登録第5166207号)。
「麻雀最強戦2015女流代表決定戦・桜の陣」の実況を担当する中で、豊後葵が放った門前清一色のあがりに対しての実況から「豊後無双」という言葉が広く普及した。
「さぁ、豊後無双状態が続いている。これは新たな遺恨関係がうまれたのか!?」
2015年12月には麻雀最強戦と提携した競技麻雀雀荘「麻雀オクタゴン」を開店[20]。競技プロがスタッフやイベント、講習で頻繁に訪れるほか、プロアマごとで集計した成績優秀者は麻雀最強戦へとつながる大会への参加権を得られる。のちに2016年10月には渋谷に移転ののち、2021年7月にはサイバーエージェントに運営の移譲、同社のM.LEAGUEのチーム「渋谷ABEMAS」の活動拠点としても活用されている[21]。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1999年
-
- 2000年
-
- 2001年
-
- 2002年
-
- 2003年
-
- 2004年
-
- 2005年
-
- 2006年
-
- 2007年
-
- 2008年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2014年
-
- 2015年
-
- 2016年
-
- 2017年
-
- 2018年
-
- 2019年
-
- 2020年
-
- 2021年
-
- 2022年
-
- 2023年
-
- 2024年
-
- 2025年
-
劇場アニメ
OVA
Webアニメ
ゲーム
- 2001年
-
- 2001年
-
- 2002年
-
- 2006年
-
- 2008年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 二ノ国 白き聖灰の女王(ヘブルチ)
- BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT ENTEND(シシガミ=バング)
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2014年
-
- 2015年
-
- 2016年
-
- 2017年
-
- 2018年
-
- 2019年
-
- 2020年
-
- 2021年
-
- 2022年
-
- 2023年
-
- 2024年
-
ドラマCD
- うたわれるものシリーズ(クロウ)
- うたわれるもの オリジナルドラマ〜トゥスクルの皇后〜
- うたわれるもの オリジナルドラマ〜トゥスクルの内乱〜
- うたわれるもの オリジナルドラマ〜トゥスクルの財宝〜
- 君が咲えば(島津剛太郎)
- Fate/stay night Original Soundtrack & Drama CD Garden of Avalon - glorious, after image(ヴォーティガーン)
- BLAZBLUE ドラマCD「ぶるどら りべるわん」(シシガミ・バング)
吹き替え
映画(吹き替え)
ドラマ
テレビドラマ
特撮
映画
舞台
CMナレーション
- サントリー BOSSレインボーマウンテン
- マツダ・アテンザ
- アサヒビール スーパードライ
- アサヒビール アサヒストロングオフ
- 「グッとくる柳葉さん」篇 / 「グッとくる篠原さん」篇(2010年3月)
- 「打ち上げでグッと・柳葉さん」篇 / 「花火でグッと・篠原さん」篇(2010年6月)
- 「強めでいこう」篇(2010年10月)
- 日清食品 日清太麺堂々
- 「力士のラーメンレボリューション」篇(2009年12月)
- 「ショッカー」篇(2010年11月)
- ニューギン CRゴジラ〜破壊神降臨〜(2010年6月)
- セガ
- 東京サマーランド(2010年)
- 京セラ W43K(2006年)
- マンダム ルシードエル パールマジックワックス「走るパール泥棒」編(2002年9月)
- アサヒフードアンドヘルスケア ミンティア
- 「俺の登場」篇(2012年3月)
- 「俺の会合(プロデュース)」篇(2012年10月)
ラジオ
※はインターネット配信。
デジタルコミック
その他コンテンツ
- K-1 WORLD MAX リングアナウンサー
- 「声優グランプリ」公認!声優界<雀王>決定戦! <J-1グランプリ> Vol.1 DVD(2008年)
- 「声優グランプリ」公認!声優界<雀王>決定戦! <J-1グランプリ> Vol.2 DVD(2009年)
- 夢をかなえるゾウ(アニメ版)その5・その6 脚本(2009年)
- 麻雀最強戦2011 DVD、ニコニコ生放送
- 麻雀最強戦2012 DVD、ニコニコ生放送
- マウスコンピュータ「G-Tuneちゃんオリジナルパソコン」システムボイス(Gちゃん役)
- COMPLETE SELECTION MODIFICATION V BUCKLE & DRAGVISOR(2018年12月、玩具) - 仮面ライダーオーディン、バイザー音声 役
- あにてれ「PPPのゆるぺぱ !」ジェンツーペンギン(第17回目の声代役)
- 矢場とんオリジナルアニメ「大須のぶーちゃん」(2019年 - 2022年、阿くん、テツ[91][92])
ディスコグラフィ
シングル
キャラクターソング
発売日 |
商品名 |
歌 |
楽曲 |
備考
|
2009年12月23日 |
BLAZBLUE SONGACCORD#1 with CONTINUUM SHIFT
|
シシガミ=バング(小山剛志)
|
「烈風」
|
ゲーム『BLAZBLUE』関連曲
|
2014年1月8日 |
BLAZBLUE ボーカルアルバム『SONG IMPRESSION』
|
「Bang!Bang!Bigbang!-正義上等!ヒーロー登場!-」
|
2019年12月25日 |
メギド72 -songs-
|
アナウンス:ハック(小山剛志)
|
「志操堅固の大胸筋」
|
ゲーム『メギド72』関連曲
|
2021年11月10日 |
STATION IDOL LATCH! STATION IDOL LATCH! 03
|
饗庭紡麦 / 恵比寿駅(高橋英則)、伍代晃 / 五反田駅(三浦祥朗)、羽振寿里 / 田町駅(小山剛志)、大崎新市 / 大崎駅(菅沼久義)
|
「Sparkling Night」
|
『STATION IDOL LATCH!』関連曲
|
2021年11月24日 |
メギド72 -MUSIC COLLECTION-
|
ハック(小山剛志)、マルチネ(大亀あすか)
|
「筋肉Fire!」
|
ゲーム『メギド72』関連曲
|
その他参加楽曲
脚注
注釈
シリーズ一覧
- ^ 第4シリーズ(2008年)、第5シリーズ(2009年)、第6シリーズ(2010年)
- ^ 第1作(2009年)、第3作『全国編』(2014年)
- ^ 第1期(2011年)、第2期『II』(2012年)
- ^ 『デュエル・マスターズ ビクトリー』(2011年 - 2012年)、『デュエル・マスターズ ビクトリーV』(2012年)
- ^ 第1シリーズ(2012年 - 2013年)、第2シリーズ(2013年 - 2014年)、第4シリーズ(2022年)
- ^ 第1期(2012年)、第3期前半『アリシゼーション』(2018年 - 2019年)、第3期後半『アリシゼーション War of Underworld』第1クール(2019年)、第3期後半『アリシゼーション War of Underworld』第2クール(2020年)
- ^ 第2期『√A』(2015年)、第3期・最終章『:re』(2018年)
- ^ 第1期(2018年)、第3期『X』(2022年)
- ^ 第1期(2019年)、第2期(2020年)、第3期(2022年)
- ^ 壱の章(2020年 - 2021年)、弐の章(2021年 - 2022年)
- ^ シーズン1(2021年)、シーズン2(2023年)
- ^ 第1クール(2022年)、第2クール(2022年)、第3クール(2023年)
- ^ 第1期(2022年 - 2023年)、第2期(2024年)
- ^ 第2クール『-訣別譚-』(2023年)、第3クール『-相剋譚-』(2024年)
- ^ 『PORTABLE』(2006年)、『WARS』(2009年)、『WORLD』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)
- ^ 第1作(2013年)、『II』(2014年)、『創生』(2016年)
- ^ 『for 3DS』『for Wii U』(2014年)、『SPECIAL』(2018年)
- ^ 『ヒーローズ』(2014年 - 2016年)、『アルティメットミッション2』(2014年)、『スーパードラゴンボールヒーローズ』(2016年)、『アルティメットミッションX』(2017年)『ワールドミッション』(2019年)
- ^ 第1作(2018年)、『斬2』(2021年)
出典
外部リンク
|
---|
代表取締役 | |
---|
所属者 |
|
---|
旧・所属者 | |
---|
関連会社 | |
---|
カテゴリ |