坂口憲二
坂口 憲二(さかぐち けんじ、1975年〈昭和50年〉11月8日[1][2] - )は、日本の俳優[2]、タレント、ロースター、実業家。東京都出身[1][2]。2023年に個人事務所「OFFICE BLACK TREE(オフィスブラックツリー)」設立[3]。 来歴世田谷区立等々力小学校、明治大学付属中野中学校・高等学校卒業。本人は柔道未経験であったものの、高名な父親のコネがあって明治大学中野高等学校にスポーツ推薦で進学した。高校時代は兄の坂口征夫と同じで柔道は弱かったという[4]。高校の卒業は決まったものの相次ぎ大学受験に不合格となり進路に困っていたところ、実父の坂口征二と交流があった人物の勧めでハワイ東海インターナショナルカレッジを受験し合格、同校へ進学。ハワイ東海インターナショナルカレッジに在籍していた間に習得した英会話やサーフィンが特技である。 1999年(平成11年)にファッション雑誌『MEN'S CLUB』でモデルデビューし、人気モデルとして活躍した[5]。モデルを担うと同時にテレビドラマ『ベストフレンド』で俳優業を始動[5]。2002年 (平成14年)に『精霊流し〜あなたを忘れない〜』で、連続ドラマ初主演[6]。2003年 (平成15年)公開の『新・仁義なき戦い -謀殺-』で映画初出演[5]。2006年 (平成15年)にテレビドラマ『医龍-Team Medical Dragon-』では主演を務め、陰影のくっきりした渋い演技も披露した。『医龍』はシリーズ化され、坂口の代表作となる[6]。 2012年(平成24年)から体調不良に悩まされ[7]、2018年(平成30年)3月31日、厚生労働省指定の特定疾患「特発性大腿骨頭壊死症」を発症しており、仕事を続けることが困難であるため、無期限で芸能活動を休止する旨を発表した[8]。所属事務所・ケイダッシュと契約満了になる同年5月末を以て退社し、治療に専念する[9]。 俳優としての活動を休止したあとセカンドキャリアの道を歩むべくコーヒー焙煎士の成澤敬介に師事し、コーヒー豆の焙煎や淹れ方などを学び、オリジナルブランド『The Rising Sun Coffee』を立ち上げる。2018年夏に千葉県・九十九里に焙煎所を、2019年春に東京都内に初店舗(テイクアウト及び豆の販売のみ)を構えた[10]。2021年6月1日、千葉県大網白里市に2号店となる「The Rising Sun Coffee Oami」を開店した。同店舗ではテラス席も設け、フードメニューも提供している[11]。 2020年(令和2年)2月にはHARIO製品のモバイルコーヒーミル・”モバイルミルスティック”のアンバサダーに就任[12]。2021年10月、同ブランドのアウトドア用コーヒーブランドZebrang(ゼブラン)の公式アンバサダーに就任[13][14]。 2023年(令和5年)3月、サントリー生ビールの新CMに出演[15]。また、フジテレビ開局65周年特別企画テレビドラマ『風間公親-教場0-』に俳優として9年ぶりに出演した(5月8日放送の第5話から[16])。9月12日、俳優活動のための個人事務所「OFFICE BLACK TREE(オフィスブラックツリー)」を設立したことを報告した[17][18]。 人物家族「世界の荒鷲」と称された元プロレスラー・柔道家の坂口征二を父に持ち、憲二自身も柔道二段の腕前を持つなど格闘技に精通している。兄の征夫は、自営業を営む傍ら、総合格闘家・プロレスラーとしての道も歩んでいた(インタビューで「お父さんのようにプロレスラーにはならないのですか?」と質問された際に、「背が低い(当時177cm)から無理です」と答えているが、2012年3月22日、DDTプロレスリングにおいてプロレスラーとしてデビューし、DDTプロレスリング所属となる)。2005年に東京狛江に父親が設立したスポーツジム「坂口道場」で柔道コーチとして在籍していた。同道場は2009年に閉鎖。兄の経営する横浜の道場は引き続き門を開いている。 私生活2002年のテレビドラマ『天体観測』で共演した女優の小雪としばらく交際関係にあったが2005年に破局[19]。2009年頃から6歳年下のモデル桜井裕美との交際が週刊誌に報じられた[20]が、2013年に交際を解消している。 出演テレビドラマ※主演は役名を太字表記
映画
舞台テレビ番組
CM
ナレーションスポーツマンNo.1決定戦
作品DVD
脚注
外部リンク
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