高麗大学校
高麗大学校(コリョだいがっこう、韓国語: 고려대학교、英語: Korea University)は、大韓民国のソウル特別市城北区に本部を置く私立大学。QS世界大学ランキングトップ80に入る韓国の名門大であり、ソウル大学校、延世大学校と共に「SKY」と呼ばれる3大トップの最難関大学の一つである。 歴史前身は李容翊が1905年に設立した普成専門学校(보성전문학교)、当初から法律専門学科、理財専門学科を設置した[1]。1921年から金性洙が経営を引き継ぐ。 1944年に京城拓殖経済専門学校(경성척식경제전문학교)に改称し、1945年の光復に伴い解散した後、第二次世界大戦後の1946年に総合大学として再設置された[2]。また1938年に設立された京城女子医学専門学校[3]は、光復(解放)後に高麗大学校医科大学として共学化した。 李承晩政権下では学生運動が盛んだった。サムスングループの李健煕会長は、同大学の開校100周年記念館の建設のために41億円もの費用を寄付している。早稲田大学とは姉妹校の関係である。財界に多くの人材を輩出する一方、スポーツの名門としても知られる。ソウル大学校は日本統治時代の帝国大学の一つである京城帝国大学を、延世大学校はアメリカ人によって設立された大学を起源とするなかで、完全に民間の韓国人によって設立された本学は「民族高大」のスローガンとともに知られていたが、現在では「Global KU Frontier Spirit」を掲げ、学内のグローバル化に向けた改革を進めている。 教育方針上の特徴海外交流現在、4つの学校と協定を結び、毎年多数の訪問の学生を派遣している。 アメリカ合衆国のカリフォルニア大学デービス校、カナダのブリティッシュコロンビア大学、オーストラリアのグリフィス大学などが対象である。授業料は派遣校と本学に納付することが原則であるが、本学の授業料分は奨学金となり返され、相殺される。その他、日本や世界中の大学への交換留学も盛んである。 Global KUプロジェクト世界トップ100の大学に入ることを目標としたもので、第15代オ・ユンデ総長の主導の下に2003年から本格的に実施されている。 長期的には英語教育の拡充、海外の大学との交流の強化、外国人教授の採用の拡大などを目指しており、卒業要件として要求される国際コミュニケーション英語能力テスト(TOEIC)のスコアを大幅に上昇させ、2005年5月に開校100周年を記念して、世界の大学学長フォーラムを開催するなど、短期的な計画も進行している。合わせて、英講(英語による通常講義)を増やしている。 学生は一定数の英講履修が義務化されており、全授業の半数を英語での講義とすることを目標としている。 第二専攻の義務化2004年度より、全ての学生に第二専攻が義務化された。これは、第一専攻と共に、第二専攻の科目も一定以上履修し成績を残さなければ卒業要件に満たなくなるものである。 スポーツ・サークル・伝統
組織学部
大学院*:修士のみ、**:博士のみ
主な卒業生
日本における協定校その他
脚注
関連項目外部リンク |