麻鳥 千穂(あさどり ちほ、1937年2月10日 - 2017年6月2日[1])は、元宝塚歌劇団花組主演男役。宝塚歌劇団40期生。兵庫県出身。本名、島﨑 澪子(しまざき みおこ)[1]。宝塚歌劇団時代の公称身長は162cm。宝塚時代の愛称はカンさま[1]、ハザカン。
略歴
1953年、宝塚歌劇団に入団し、『春の踊り』-花の宝塚-で初舞台。同期に浜木綿子(元雪組トップ娘役/香川照之の母)、那智わたる(元星組トップスター)、藤里美保(元月組トップスター)などがいる。宝塚入団時の成績は64人中11位[2]。
1970年10月5日[2]、宝塚歌劇団退団。その後は宝塚音楽学校評議員・声楽講師を務めていた[1]。
2014年、宝塚歌劇団創立100周年を記念して創立された『宝塚歌劇の殿堂』最初の100人のひとりとして殿堂入り。なお、前述で同期の浜・那智・藤里も殿堂入りを果たしている。
2017年6月2日、大動脈瘤解離のため死去。80歳没[1]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
- 『わらべ唄風土記』(花組)(1960年2月3日 - 2月28日、宝塚大劇場)
- 『シューベルトの恋』(花組)(1961年11月1日 - 11月26日、宝塚大劇場)
- 『吹雪の青春』-若きアルピニスト達- 、『明日に鐘は鳴る』(花・月組)(1961年11月29日 - 12月27日、新芸劇場)
- 『哀愁の巴里』(花組)(1962年6月2日 - 7月1日、宝塚大劇場)
- 『嫁とり長者』『カチューシャ物語』(星組)(1962年9月4日 - 9月30日、宝塚大劇場)
- 『あなたは追われている』(星・雪組)(1962年12月1日 - 12月27日、宝塚大劇場)
- 『タカラジェンヌに栄光あれ』(花・星組)(1963年1月1日 - 1月31日、宝塚大劇場)
- 『花詩集1963年』-第一部百花譜、第二部ブーケ・ダムール-(星組)(1963年3月26日 - 4月29日、宝塚大劇場)
- 『太陽に乾杯!』(星組)(1963年8月2日 - 9月1日、宝塚大劇場)
- 『いろはにほへと』『ラテン・アメリカ』(花組)(1963年10月1日 - 10月29日、宝塚大劇場)
- 『レビューへの招待』(月・星組)(1964年1月1日 - 1月29日、宝塚大劇場)
- 『レビュー・オブ・レビューズ』(花・雪合同)(1964年5月7日 - 5月31日、宝塚大劇場)
- 『天使が見ている』(花組)(1964年6月30日 - 8月2日、宝塚大劇場)
- 『狐貉狸さん』『世界は一日』(花組)(1964年9月2日 - 9月29日、宝塚大劇場)
- 『われら花を愛す』『エスカイヤ・ガールス』(花組)(1965年3月3日 - 3月23日、宝塚大劇場)
- 『ぼくらの時代』(花組)(1965年6月2日 - 6月29日、宝塚大劇場)
- 『日本の幻想』『あゝそは彼の人か』(花組)(1966年2月3日 - 2月27日、宝塚大劇場)
- 『シンデレラ・イタリアーノ』『2人が出会うとき』 (花組)(1966年6月2日 - 6月29日、宝塚大劇場)
- 『鬼にもらった美女』『夢を売る妖精たち』(花組)(1966年7月30日 - 8月31日、宝塚大劇場)
- 『龍鳳夢』(花組)(1967年1月1日 - 1月25日、宝塚大劇場)
- 『燦めく星の下に』(花組)(1967年6月2日 - 6月28日、宝塚大劇場)
- 『海の花天女』(花組)(1967年8月2日 - 8月29日、東京宝塚劇場)
- 『ヒット・キット』(花組)(1967年9月30日 - 10月29日、宝塚大劇場)
- 『マイ・アイドル』(花組)(1968年3月28日 - 4月25日、宝塚大劇場)
- 『メナムに赤い花が散る』『海のバラード』(花組)(1968年9月3日 - 9月30日、宝塚大劇場)
- 『メナムに赤い花が散る』『ハリウッド・ミュージカル』(花組)(1968年11月1日 - 12月1日、宝塚大劇場)
- 『風の砦』『ガールス・オー!ガールッス』(花組)(1969年1月1日 - 1月30日、宝塚大劇場)
- 『テ・キエロ』(花組)(1969年4月26日 - 5月29日、宝塚大劇場)
- 『真夏のクリスマス』『愛の交響詩』(花組)(1969年8月7日 - 9月2日、宝塚大劇場)
- 『タカラヅカEXPO'70』第一部 四季の踊り絵巻、第2部 ハロー!タカラヅカ(雪組)(1970年3月14日 - 4月14日、宝塚大劇場)
- 『ドリーム・ア・ドリーム』-夢に歌うピエール-(花組)(1970年7月3日 - 7月30日、宝塚大劇場)*退団公演
宝塚歌劇団退団後の出演
脚注
関連項目
主な楽曲(レコードなど)
|
---|
各組 |
---|
|
---|
所属生徒 |
|
---|
歴代主演男役 | |
---|
歴代主演娘役 | |
---|
歴代組長 | |
---|
歴代副組長 | |
---|
|
| |
---|
所属生徒 |
|
---|
歴代主演男役 | |
---|
歴代主演娘役 | |
---|
歴代組長 | |
---|
歴代副組長 | |
---|
|
| |
---|
所属生徒 |
|
---|
歴代主演男役 | |
---|
歴代主演娘役 | |
---|
歴代組長 | |
---|
歴代副組長 | |
---|
|
| |
---|
所属生徒 |
|
---|
歴代主演男役 | |
---|
歴代主演娘役 | |
---|
歴代組長 | |
---|
歴代副組長 | |
---|
|
| |
---|
所属生徒 |
|
---|
歴代主演男役 | |
---|
歴代主演娘役 | |
---|
歴代組長 | |
---|
歴代副組長 | |
---|
|
| |
---|
現役の理事 | |
---|
現役生徒 | |
---|
過去の主な在籍者 | |
---|
新専科に在籍していた生徒 | |
---|
|
|
|
|
|
生徒・期別一覧 |
---|
1 - 10 | |
---|
11 - 20 | |
---|
21 - 30 | |
---|
31 - 40 | |
---|
41 - 50 | |
---|
51 - 60 | |
---|
61 - 70 | |
---|
71 - 80 | |
---|
81 - 90 | |
---|
91 - 100 | |
---|
101 - 110 | |
---|
|
|
公演一覧 |
---|
1910年代 | |
---|
1920年代 | |
---|
1930年代 | |
---|
1940年代 | |
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
|
用語一覧 |
---|
専用劇場 | |
---|
定期公演会場 | |
---|
劇団統括団体 | |
---|
関連会社 | |
---|
メディア展開 | |
---|
関連項目 | |
---|
|
|
歴代主演男役・主演娘役・組長・副組長の'・・'は先代次代関係なし、'-'は先代次代関係あり。◎マークは現在宝塚歌劇団に在籍している演出家。 カテゴリ |
|
---|
高峰妙子(1927年退団) ・・ 初代瀧川末子(1933年退団) ・・ 奈良美也子(1939年退団) ・・ 汐見洋子(1943年退団) ・・ 神代錦(1989年退団) ・・ 打吹美砂(1972年退団) ・・ 越路吹雪(1951年退団) ・・ 淀かほる(1964年専科へ異動、1966年退団) ・・ 星空ひかる(1965年退団) ・・ 麻鳥千穂(1970年退団) ・・ 甲にしき(1974年退団) - 安奈淳,松あきら&瀬戸内美八(1974年2月2日? - 1975年1月30日) - 榛名由梨&安奈淳(1975年1月31日 - 1976年6月22日) - 安奈淳(1976年6月23日 - 1978年7月31日) - 松あきら(1978年8月1日 - 1980年3月30日) - 松あきら&順みつき(1980年3月31日 - 1982年12月6日) - 順みつき(1982年12月7日 - 1983年8月1日) - 高汐巴(1983年8月2日 - 1987年12月30日) - 大浦みずき(1987年12月31日 - 1991年11月29日) - 安寿ミラ(1991年11月30日 - 1995年5月5日) - 真矢みき(1995年5月6日 - 1998年10月5日) - 愛華みれ(1998年10月6日 - 2001年11月11日) - 匠ひびき(2001年11月12日 - 2002年6月23日) - 春野寿美礼(2002年6月24日 - 2007年12月24日) - 真飛聖(2007年12月25日 - 2011年4月24日) - 蘭寿とむ(2011年4月25日 - 2014年5月11日) - 明日海りお(2014年5月12日 - 2019年11月24日) - 柚香光(2019年11月25日 - 2024年5月26日) - 永久輝せあ(2024年5月27日 - )
|
'・・'は先代次代関係なし。'-'は先代次代関係あり。 |
- ^ 麻鳥千穂「ドリーム・ア・ドリーム/さよならタカラヅカ」(EPレコード/SAS-1447B)宝塚アンページ