Share to: share facebook share twitter share wa share telegram print page

じきけん

磁気圏観測衛星「じきけん(EXOS-B)」
所属 東京大学宇宙航空研究所
主製造業者 日本電気
公式ページ 磁気圏観測衛星「じきけん(EXOS-B)」
国際標識番号 1978-087A
カタログ番号 11027
状態 運用終了
目的 プラズマ圏・磁気圏観測
打上げ場所 鹿児島宇宙空間観測所
打上げ機 M-3Hロケット3号機
打上げ日時 1978年9月16日14:00
運用終了日 1985年
物理的特長
本体寸法 ⌀750mm×600mm(38面体)
最大寸法 120m
(ダイポールアンテナ展開時)
質量 90kg
発生電力 30W
姿勢制御方式 スピン安定方式
軌道要素
周回対象 地球
軌道 長楕円軌道
近点高度 (hp) 227km
遠点高度 (ha) 30,051km
軌道傾斜角 (i) 31.1度
軌道周期 (P) 8時間44分
搭載機器
プラズマ波励起実験装置
自然プラズマ波観測装置
ドップラ観測装置
電場及びプラズマ密度測定装置
粒子エネルギー分析装置
電子ビーム放出実験装置
磁場測定装置
テンプレートを表示

第6号科学衛星じきけん (EXOS-B) は東京大学宇宙航空研究所(後の宇宙科学研究所)が打ち上げたプラズマ圏磁気圏観測衛星である。開発・製造は日本電気が担当した。

目的

当機の観測対象は地球のプラズマ圏から磁気圏である。この範囲における波動現象及びそれに深い関わりをもつ粒子、電場、磁場を観測できるよう、当機は近地点高度と遠地点高度が大きく異なる楕円軌道を設定された。また、人為的に電波や電子ビームを放射することでプラズマに定量的な擾乱を与え、それが励起する波動現象を観測することも目的としている。

当機はその観測能力を生かし、国際磁気圏観測計画 (IMS) に参加した。IMSには当機のほかに「うめ」「うめ2号」「きょっこう」などが参加している。

運用

当機は1978年9月16日14時00分に鹿児島宇宙空間観測所からM-3Hロケット3号機で打ち上げられ、近地点227km、遠地点30,051km、軌道傾斜角31.1°の軌道に投入された。打ち上げ後1ヶ月で全ての機器の起動を終えたが、60mアンテナは展開中に不具合が発生したため、観測に支障がない程度まで展開された後、不完全なまま観測体勢に入った。

1981年、60mアンテナが破損したため運用を終了した。

参考文献

  1. 我が国の宇宙開発のあゆみ - 科学技術庁 編 / 1978年8月31日

関連項目

外部リンク

Kembali kehalaman sebelumnya