株式会社グランゼーラ(英: Granzella Inc.)は、石川県金沢市に本社を置く家庭用ゲームソフトウェアの企画、制作、販売を主な事業内容とする企業。コンピュータエンターテインメント協会正会員。
概要
2011年4月、九条一馬などアイレムソフトウェアエンジニアリング(以下アイレムと表記)から独立したスタッフによって設立。社長の名倉剛は、かつてアイレムの通販サイト「アイレム横丁」で責任者を務めていた。社名はアイレムより発売されたゲーム『R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-』に登場する「グランゼーラ革命軍」が由来である。なお、「グランゼーラ」以外の社名候補も『R-TYPE』シリーズに由来する物だった[1]。設立後、しばらくは独立前から手がけていたPlayStation Home向けコンテンツの開発をメインに活動していた。
2014年6月30日にビジュアル制作部門を「株式会社グランゼーラビジュアル」、海外向けゲーム制作・スマートフォンアプリ制作部門を「株式会社グランゼーラ・オンラインエンターテイメント」へ分社化した[2]。
2014年12月、かつて九条がアイレム在籍時に中核的存在として開発していた『絶体絶命都市』シリーズタイトル(新規タイトルを含む)に関する全世界でのIPおよび販売権を取得[3]。『絶体絶命都市4』の開発再開が発表され、歴代シリーズはゲームアーカイブスなどのダウンロード流通で販売されている。
2015年9月、バンダイナムコエンターテインメントとの共同プロジェクト『プロジェクト巨影都市(仮)』を発表。タイトルは後に『巨影都市』に決定。上記の『絶体絶命都市』シリーズとは別の作品として扱われる。
2015年11月、制作部門を「株式会社Gzスタジオ」として分社化したことを発表[4]。
2017年3月、初の自社パブリッシングタイトルとなるスマートフォン用アプリ『SOCCER LOVE』をリリース[5]。
沿革
- 2011年
- 4月 - 会社設立。
- 7月 - PlayStation Homeに特設ラウンジ第一弾「南の島の隠れ家」を設置[6]
- 2014年
- 6月30日 - 株式会社グランゼーラビジュアル、株式会社グランゼーラ・オンラインエンターテイメントを設立、事業の分社化。
- 10月30日 - 初の自社IPタイトルとして『マンガ・カ・ケール』を発表。
- 12月 - 『絶体絶命都市シリーズ』の版権を取得。
- 2015年
- 7月 - ゲーム制作部門を株式会社Gzスタジオとして分社化。
- 11月 - 音楽レーベル「Granzella Music」立ち上げ[7]。
- 2017年
- 5月2日 - 株式会社グランゼーラビジュアルを株式会社グランゼーラ・ゲームファクトリーに商号・所在地変更。
- 11月 - 本社を石川県野々市市に移転。
- 2019年7月9日 - 本社を石川県金沢市に移転。
開発タイトル
事業拠点
- 野々市スタジオ、Gzスタジオ - 石川県野々市市末松三丁目570番いしかわ大学連携インキュベータ3階
- 名古屋スタジオ、グランゼーラ・ゲームファクトリー - 愛知県名古屋市昭和区福江二丁目9番33号名古屋ビジネスインキュベータ白金
ゲーム開発以外の活動
かつてアイレムホームページ上で連載されていた「ふる里4コマ小唄」及び日記「開発者の館」は、それぞれ「ずっこけ4コマ革命軍」「ずっこけ革命戦士たちの奮闘日誌」と名を変えて連載が開始されている。また、新コーナーとして金沢の名所などを紹介する「金沢ライフマップ」の連載も行われている。
また、アイレムが力を入れていたエイプリルフールイベントも実施している。2012年は準備が間に合わず実施出来なかったが、2013年から無事に開始された。しかし2015年は会社のソフト開発が本格始動に乗り始めたばかりであった為、2016年は準備はしていたが「従来の枠組みを超えるものには及ばなかった」という判断により中止となった。こうした現状についてエイプリルフール実行委員長の九条は「イベントのあり様や提供手段を一から見直す」と語っている[12]が、それ以降イベントは行われていない。
協賛
地元金沢市をホームとする、日本プロサッカーリーグ所属ツエーゲン金沢を応援する体制をとっており、スペシャルマッチパートナー[13]としてホームゲームに度々協賛[14][15]している。また、ツエーゲン金沢の壁時計アプリをAndroid向けに開発、配布していた[14][16]。
関連項目
脚注
外部リンク
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一般賛助会員 (学校) | |
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関連団体 | |
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