タイ・ナ文字とは雲南省徳宏タイ族チンポー族自治州を中心に居住する徳宏地方のタイ族が使用する文字である。
インド系文字で、古代ビルマ文字を原型に作られたものと考えられる。
1952年十月、「保山専区傣族文字改進委員会」が組織され、文字の改正を目指した。
翌年には「傣族文字新方案」を委員会が作成し、1954年にはこれが国家批准を受けて徳宏タイ語地域で使用され始めた。
1956年の「傣哪文字改新方案」で現在の表記法はほぼ定まり、1988年の改訂を経て現在に至っている。
文字の系図は原シナイ文字から派生した文字体系を参照
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