ペドロ・ゴンサレス・ロペス
ペドリ(Pedri)こと、ペドロ・ゴンサレス・ロペス(Pedro González López,2002年11月25日 - )は、スペイン・カナリア諸島州サンタ・クルス・デ・テネリフェ県テゲステ出身のサッカー選手。FCバルセロナ所属。スペイン代表。ポジションはMF。 クラブ経歴プロ入り前カナリア諸島のテゲステに生まれ、地元アマチュアクラブのUDテゲステでサッカーを始めた。2015年にフベントゥ・ラグーナへと加入した[1]。このクラブ在籍時の2018年2月にはスペイン本土に渡り、レアル・マドリードのトライアルを受けた。しかし、スカウトの目に留まることはなく、帰郷してUDラス・パルマスのカンテラでプロサッカー選手を目指すことになった[2]。 ラス・パルマスラス・パルマスのカンテラにて1シーズンプレーした後の2019年夏、当時トップチームの監督だったペペ・メルの要望により、弱冠16歳ながらクラブと4年間のプロ契約を結んで2019-20シーズン開幕前のプレシーズンに帯同した[3]。そのプレシーズンでもチーム一番の活躍を示したことで、プレシーズン終了後に背番号28をつけてのトップチーム昇格が決まった。シーズン開幕戦となった8月18日のSDウエスカ戦にて先発出場し、83分にピッチを後にした[4]。9月19日、スポルティング・デ・ヒホンとのリーグ戦にて後半17分、アルベルト・デ・ラ・ベジャのアシストを受けて右足のシュートでプロ初ゴールを挙げた。このゴールによりペドリはクラブ史上最年少でのスコアラーとなった[5]。 バルセロナ2019年9月2日、バルセロナに2020年7月1日より加入することが発表された。2022年6月までの2年契約で、移籍金は500万ユーロ[6]。2020年8月20日に正式に加入した[7]。開幕戦のビジャレアル戦でデビューを果たすと、10月18日のヘタフェ戦で先発起用される。10月21日のチャンピオンズリーグ、フェレンツヴァーロシュ戦ではクラブ史上3番目の若さでCL初得点を記録。チーム最年少ながら卓越したプレー判断とオフ・ザ・ボールの質、ボールコントロールの巧みさで監督の信頼を掴み、デビュー2ヶ月で不動のスタメンへと定着した。チームOBのイニエスタも「18歳とは思えない」とその才能に驚嘆するコメントを残している[8]。 2021年10月14日、バルセロナと2026年までの契約を延長したことを発表した[9]。同年11月には、ゴールデンボーイ賞とコパ・トロフィーを受賞した。一方でデビューシーズンでのフル稼働がたたり、負傷で長期離脱することが多くなる。 2022年1月13日のスーペルコパ(エル・クラシコ)で46分から出場という形で戦列復帰した。4月3日、第30節のセビージャ戦では決勝ゴールを決めて勝利に貢献した。[10] 2022年7月9日、FCバルセロナはペドリが2022-23シーズンから8番を着用することを発表[11]。8番は、アンドレス・イニエスタが着用していた番号である。リーグ第3節のレアル・バリャドリード戦でシーズン初得点を挙げると、セルタ・デ・ビーゴ戦では決勝ゴールを奪ってチームのリーグ戦7連勝に貢献した[12]。 代表経歴2019年から各ユース世代のスペイン代表で主軸として活躍。2021年3月には、2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選に18歳でフル代表初招集。25日のギリシャ戦で、スペイン代表史上6番目の若さとなる18歳120日で代表デビューを果たした[13][14]。UEFA EURO 2020ではスペイン代表の歴史において最年少出場記録を更新、全試合にスタメン出場、若手最優秀選手にも選ばれた[15]。 2022年11月11日、2022 FIFAワールドカップに臨むメンバーの1人に選ばれた[16]。同大会では、クラブで共闘しているセルヒオ・ブスケツやガビと共に中盤のレギュラーとしてプレーした。 2024年6月8日、UEFA EURO 2024直前の強化試合として行われたホームの北アイルランド代表戦にて、自身のA代表初ゴールを含む2得点を挙げ、5-1での大勝に貢献した[17]。 個人成績クラブ
代表
タイトルクラブ
代表
個人
脚注
関連項目外部リンク
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