ミハイル・セルゲーヴィチ・コリヤダ (ロシア語ラテン翻字 : Mikhail Sergeyevich Kolyada 、ロシア語 : Михаил Сергеевич Коляда 、1995年 2月18日 - )は、ロシア 、サンクトペテルブルク 出身のフィギュアスケート 選手(男子シングル )。
2018年世界選手権 3位、2018年平昌オリンピック 団体戦銀メダリスト。2017年 ・2018年欧州選手権 各3位。2016年・2017年ロシア選手権 二連覇。
経歴
2011-2012シーズン、ジュニアグランプリシリーズ に参戦。2012-2013シーズンはロシアジュニア選手権で初優勝し、世界ジュニア選手権 では6位。
2013-2014シーズン、ジュニアグランプリシリーズ ではコシツェ大会で銅メダル、タリン杯で銀メダルを獲得。ロシア選手権 ではFSの最終グループ入りを果たすも、靴紐が切れ演技を中断した。リンクサイドに上がり靴紐を結びなおすも、ジャンプが跳べずに途中棄権をした。ドラゴントロフィー でシニアの国際大会初優勝。
2014-2015シーズン、ロステレコム杯 への派遣が決定していたが、右足の腓骨 を骨折して出場を辞退。年明けに全ての3回転ジャンプ、2月に4回転ジャンプが跳べるようになった[ 1] 。3月にはガルデナスプリング杯 に出場し優勝した。
2015-2016シーズン、ロシア選手権で銀メダルを獲得し、自身初めての表彰台に立つ。初出場の欧州選手権 では5位入賞。同じく初出場の世界選手権 では4位入賞を果たした。
2016-2017シーズン、ロステレコム杯 では4位。NHK杯 では5位。ロシア選手権では初優勝を果たした。欧州選手権 では初表彰台となる銅メダルを獲得した。
2017-2018シーズン、フィンランディア杯 にて昨シーズンから挑戦していた4回転ルッツの着氷に成功。史上5人目の成功者となった。ロステレコム杯 では3位。中国杯 ではSPにて103.13と自己ベストをマーク。史上6人目の100点越えを果たし、グランプリシリーズ初優勝を飾った。初のISUグランプリファイナル では、3位となる。その後、ロシア選手権2連覇、欧州選手権 でも2年連続の3位となり平昌オリンピック 出場権を獲得する。しかしOAR の選手として出場したオリンピック団体戦SPでは全てのジャンプで失敗し10人中8位。連続でFSも滑走し5人中2位となりOAR銀メダル獲得に貢献するも、ロシア国内から金メダルを逃した戦犯として厳しい批判を受ける。疲労が残る中、連戦となった個人戦でもSP・FSともにジャンプのミスが相次ぎ総合8位で幕を閉じた。世界選手権 では銅メダルを獲得し、念願の初表彰台となった。
2021-2022シーズン、ロシア選手権で2位に入るが、つづく欧州選手権は怪我で出場を見送り、北京冬季オリンピック はCOVID-19 感染のため、出場不可となった。アレクセイ・ミーシン コーチのもとで競技続行を表明していた[ 2] 。
2022-2023シーズン後、体調不良により競技活動休止を発表[ 3] 。
2023-2024シーズン、中国の the Pangqing Tongjian International Skating Club Academy でスペシャルコーチを務めることが発表された[ 4] 。The Pangqing Tongjian International Skating Club Academy は、2度の世界チャンピオン、2010年のオリンピックで銀メダリストとなった中国のフィギュアスケート(ペア)選手龐清 と佟健 によって運営されている。
主な戦績
2018年欧州選手権 でのコリヤダ
マークが付いている大会はISU公認の国際大会。
詳細
2014-2015 シーズン
開催日
大会名
SP
FS
結果
2015年3月22日 - 24日
2015年ガルデナスプリング杯 (ガルデナ )
1 75.44
1 133.72
1 209.16
2011-2012 シーズン
開催日
大会名
SP
FS
結果
2012年2月5日 - 7日
ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(ヒムキ )
3 72.82
10 111.05
6 183.87
2011年9月7日 - 10日
ISUジュニアグランプリ ブリスベン (ブリスベン )
6 53.95
3 123.60
4 177.55
プログラム使用曲
脚注
注釈
^ a b 2021/2022 ISUグランプリシリーズの第3戦に予定されていた中国杯が中国国内の新型コロナウイルスの感染再拡大を理由に中止となり、イタリア・トリノでの代替地開催となった
^ 男女シングルSP団体3位、総合団体2位
出典
^ Михаил Коляда: мы решили поэкспериментировать – музыку к обеим программам взяли из мультфильмов
^ 「フィギュアのミハイル・コリヤダ選手 現役続行を表明 今後ミーシンコーチが指導 」『SPUTNIK』2022年3月15日。2024年4月21日 閲覧。
^ 「露フィギュアメダリストが心身不調で活動休止「生きていて傷つきやすい」 」『東スポWEB』2023年7月11日。2024年4月21日 閲覧。
^ 「Kolyada will go to work as a coach in China 」『SPORT24』2024年4月19日。2024年4月21日 閲覧。
^ a b c “Фигурист Коляда пропустит минимум месяц из-за проблем со здоровьем ” (ロシア語). ТАСС (2019年10月2日). 2019年10月3日 閲覧。
^ “Коляда пропустит мемориал Непелы из-за болезни ” (ロシア語). Sports.ru (2019年9月17日). 2019年10月2日 閲覧。
^ 「センセイ」と、僕【part2 ステファン・ランビエール編】
外部リンク