古賀駅
古賀駅(こがえき)は、福岡県古賀市天神一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。駅番号はJA09。 歴史年表
駅名の由来開業時の地名(糟屋郡席内(むしろうち)村大字古賀字天神)が由来。 「古賀」の地名の由来はよくわかっていないが、古くは「空閑(こが)」と読まれていた。「空閑」とは「野生動物しかいない空閑荒蕪(こがこうぶ)の地」という意味で、この地が荒地であったことを表している。この姓氏を賜った領家は自分の手で開拓して荘園としたといわれ、この「空閑」が「古賀」に転じたのが地名になったといわれる。 駅構造1890年(明治23年)9月28日に花見松原と呼ばれた地区を切り開いて建設された小規模な駅舎に、本線1線の他、貨物線を1線配置した駅として開業した[1]。 博多駅方面を中心として旅貨共に利用が伸びたことから手狭となり、1910年(明治43年)に香椎駅の部材を用いて駅舎を改築した[1]。 1919年(大正8年)10月30日に日本調味料醸造(現・ニビシ醤油)古賀工場進出に伴って同工場へ引込線を敷設し、1920年(大正9年)11月15日に福間駅 - 当駅間が複線化したのに続き、1921年(大正10年)1月26日に筑前新宮駅 - 当駅間も複線化する等設備増強が進められた[1]。 その後も、1928年(昭和3年)5月に駅舎を改築し、1937年(昭和12年)6月24日に開設された高千穂製紙工場への引込線敷設、1961年(昭和36年)6月1日の門司港駅 - 久留米駅間電化等施設改良が進められた[6]。 ただし、貨物輸送は自動車との競合により減少したため、1982年(昭和57年)2月28日に当駅の貨物取扱は廃止された[1]。 なお、貨物取扱廃止に伴う貨物積卸線跡地は、線路を撤去して1983年(昭和58年)に駐輪場が開設された[1]。 1989年(平成元年)12月22日に駅本屋は橋上駅舎化され[4]。島式ホーム2面4線を有する地上駅となっている[12]。 直営駅であるが、2016年(平成28年)から2023年(令和5年)の間はJR九州サービスサポートが受託する業務委託駅であった。みどりの窓口が設置されている。 のりば
利用状況2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は5,674人であり、JR九州の駅としては第24位である[14]。
駅周辺当駅の開設により駅前は発展し、古賀市の中心商店街となっている。西口から約300 m程直進すると国道495号との交差点に行き着く。橋上化によって新設された駅東口側には工場が立地している。
バス路線西鉄バス宗像が当駅を拠点として古賀市内各地への路線バスを運行している。駅西口前に「古賀駅前」バス停、駅東口前に「古賀駅東口」バス停がある。また、駅西側の国道495号上にある「古賀」バス停は周辺の福津市・宗像市・新宮町・福岡市へのバスが停車する。 以下、公共施設等連絡バスを除き、全て西鉄バスグループ(西日本鉄道・西鉄バス宗像)による運行。公共施設等連絡バスは古賀市が運行主体となり地元タクシー会社に委託して運行。
隣の駅脚注
関連項目外部リンク
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