小泉産業
小泉産業株式会社(こいずみさんぎょう、英: Koizumi Sangyo Corporation)は、大阪市中央区備後町に本社を置く、照明器具ならびに家具を製造する企業である。「コイズミ」のブランドで知られる。創業300年の歴史を持つ老舗企業である。 なお、小泉産業株式会社はホールディング会社であり、事業は各連結子会社が行っている。 過去は創業家一族である小泉家が経営に携わっていたが、現在は非同族経営化している。 プロサッカーチームJ1「セレッソ大阪」のスポンサー(プラチナパートナー)である。 概要1716年創業。近江商人をルーツに持つ企業であり、三方よしを行動理念にかかげている。 1943年同社設立に伴い製造業を本格的にスタート。のちに、照明器具・家具が主力商品となる。 2006年に照明・家具両事業を分社化し、小泉産業を持株会社とするグループ経営体制に移行した。 2012年より、毎年児童養護施設への「デスク寄贈活動」を行っている。 2015年10月、関連会社の小泉成器株式会社と共有するブランドロゴを刷新し、ブランドステートメントとして「_違う発想がある」を制定した[2]。 2016年、創業より300周年を迎える。 照明事業1957年より本格的に市場参入。住宅向け・店舗施設向けの器具を開発。特に、住宅向けにおいてはインテリア・デザイン性の高い器具に強みがあり、店舗施設向けにおいては配置配光の空間提案、特注デザイン器具の制作も行っている。家電店での小売よりも設計士などプロ向けに展開しており、同社グループの収入源である。 2006年よりグループの持株会社化に伴い、コイズミ照明株式会社にて事業を継続している。 家具事業1967年より本格的に市場参入。多くの什器会社が事務用品を手掛ける中で、専ら家庭用家具を製造。現在は子供向け学習デスクに特化し、トップシェアを誇る。 現在は新規事業として、スリープテック(睡眠、寝具)事業、プレキッズ事業にも参入している。 かつては毎年4月の入学時期になると、必ず「6・3・3で12年!コイズミ学習机!」というCMが流れていた。過去には、テレビ東京系『ポケットモンスター』のアニメ番組がスポンサーについていた。 2006年よりグループの持株会社化に伴い、コイズミファニテック株式会社にて事業を継続している。 経営分割これまで照明器具と学習家具の両事業を運営してきたが、2006年4月1日より各事業に特化した会社を設立し、持株会社体制へ移行。それぞれの専門領域の中で事業を展開している。
連結子会社
社屋コイズミ緑橋ビルコイズミ照明のR&Dセンター。住宅地側をセットバックし、緑化バルコニーとすることで圧迫感を軽減し、周辺地域と空・光・緑を共有。バルコニーは集合住宅を連想させるデザインで2層以上の全ての屋上には、ヤマザクラやイロハモミジ、またクスノキ、シラカシなど淀川水系に自生する多様な落葉樹と常緑の広葉樹を混植。照明制御の国際規格DALIにより照明・空調等を連動制御させることで、働き方に応じた快適性と省エネの両立を実現している[3][4]。 関連会社脚注外部リンク |