山田二千華
山田 二千華(やまだ にちか、2000年2月24日 - )は、日本の女子バレーボール選手。 来歴バレーボールを始めたのは豊田市立逢妻中学校1年生の時で、両親の影響を受けた[2]。 中学2年生の時、全国の各地の有望な高校生48人と中学生4人が選抜され、4チームで戦う全日本ジュニアオールスタードリームマッチに出場。中学3年生の時、愛知県代表として、全国都道府県対抗中学大会に出場した[3]。 高校時代は、第11回アジアユース女子バレー選手権のメンバーに選ばれ、中国を破って優勝した。2017年11月に第70回全日本バレーボール高等学校選手権大会の愛知県大会の決勝で優勝、8年ぶり14回目の全国大会の切符を手に入れた。その時はチームの主将として活躍した[3][4]。 2018年の高校卒業後、NECレッドロケッツに入団。 第20回バレーボール女子ジュニア世界選手権で優勝。第20回アジア選手権も優勝、ベストミドルブロッカー賞を受賞[3]。 2021年、東京オリンピック日本代表の最終メンバーに選出され[6]、予選ラウンド4日目となる31日の試合(韓国戦)にスタメン出場。五輪デビューを果たした。しかし、この試合ではスパイクやブロックでチームに貢献できず、第1セット序盤で交代となった。それにより自信をなくし、自分に大きな失望感を持つようになった。2021年が終わる頃にインタビューで五輪の事に触れられて泣き出したことがあり、苦しい思い出となった[7]。 2022年も日本代表に選出され、ネーションズリーグに出場[8]。成長のために何が必要なのかを積極的に考えるようになり、ロンドン五輪で銅メダルを獲得したメンバーが「アントラージュ」として合宿のサポートをしたこともあり、荒木絵里香らからアドバイスを求めるようになった。世界選手権にも出場し、ブロックポイントとブロックタッチが明らかに増え、チームへの貢献度が増した[7]。特に、準々決勝のブラジル戦では、ブロックで7点、アタックで12点の計19得点を取る活躍をした[9]。しかし、チームはそのブラジル戦でフルセットの大熱戦の末に敗れ、涙を流して悔しさを露わにした[10]。ただ、ここまで来れたことは自信にもつながった様子で、世界選手権からの帰国時に取材され「来年はもっともっと強くなって帰ってきたい」と力強くコメントした[11]。 2023年4月、2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENにてチーム6年ぶりの優勝に貢献した[12]。同年9月に行われたパリ五輪予選に出場し、ブルガリア戦ではサーブで4得点するなど貢献した[13]。 2024年3月、2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENではチームの2年連続優勝に貢献した[14][15]。同年5-6月開催のネーションズリーグでは中国戦での勝利に貢献する[16]などして、パリ五輪の出場権獲得を果たした[17]。 人物
球歴所属チーム
個人成績V.LEAGUEの個人成績は下記の通り(ファイナルステージ含む)[18]。
脚注
外部リンク
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