2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN
2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENは、2021-2022年に開催されたV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(女子1部リーグ、略称V1女子)である。 概要大会方式は、前シーズンと同様にV・レギュラーラウンドとV・ファイナルステージの二段階方式で行われるが、前の2シーズンが東京五輪の影響による短縮日程であったため、当シーズンは多めの試合日程となった[1]。V・レギュラーラウンドで3回戦総当たり(1チーム33試合)を行い、上位3チームがV・ファイナルステージに進出し、下位2チームがV・チャレンジマッチのV1・V2入替戦に出場する。V・ファイナルステージで上位3チームによるトーナメント方式で優勝を争う[3]。当シーズンはファイナルが3シーズンぶりに2戦方式となった。 日程出場チーム2020-21シーズンのV1上位10チームとV・チャレンジマッチ(入替戦)勝者2チームの計12チームが出場[1]。
大会方式V・レギュラーラウンドとV・ファイナルステージの二段階方式で行われる[1]。
12チームによる3回戦総当たり(1チーム33試合)を行い、上位3チームがV・ファイナルステージに進出する。4位以下は当ラウンドの順位が最終順位となり、下位2チームはV・チャレンジマッチ出場となる(V2女子上位2チームのいずれかがS1ライセンス不交付の場合は別途定める)。
V・レギュラーラウンド2位と3位による『ファイナル3』と、V・レギュラーラウンド優勝チームとファイナル3勝者による『ファイナル』の二段階方式。 ファイナル3はV・レギュラーラウンド2位に1勝のアドバンテージを与える1戦方式で行い、ファイナルはアドバンテージなしの2戦方式で行う。どちらも2勝した方を勝者とし、1勝1敗で並んだ場合は、その試合後に25点制(1セット)のゴールデンセットを行い勝者を決定する。 順位決定方式V・レギュラーラウンドでは以下のように順位を決定する[2]。
各試合ごとに以下の通りポイントが付与される。
感染症流行による影響2021年11月に新型コロナウイルスの変異株・オミクロン株が確認され、日本でもオミクロン株による感染症が流行し、V.LEAGUEでも試合中止やリモートマッチ(無観客試合)開催が相次いだ。 中止試合の発生中止された試合の開催状況を下の一覧に示す[6]。
V・レギュラーラウンドにおける各チームの欠場を表明した期間などについて下の一覧に示す。
(欠:陽性判定者在籍で欠場、欠2:両チームが陽性判定者在籍で欠場、△:相手辞退による中止、-:試合なし、○:代替試合開催) V・レギュラーラウンドにおける、各チームの、中止試合の代替試合未定カードを下の一覧に示す。
(★は自身の辞退により中止となったカード、括弧囲みの数字は試合数で数字なしは1試合。) リモートマッチ東レアローズは、1月22日に、1月29日-30日のホームゲーム(滋賀大会)をリモートマッチにすると発表した[75][76]。2月15日、中止となった1月29日-30日のKUROBEアクアフェアリーズ戦のうち1試合を3月16日にリモートマッチで代替開催すると発表した[23][34]。 デンソーエアリービーズは、2022年1月24日、2月5日-6日のホームゲーム(郡山大会)をリモートマッチにすると発表した[77][78]。2月1日、1月22日-13日のJTマーヴェラス戦の2試合の代替試合を、2月12日-13日にV1男子のウルフドッグス名古屋と共同でリモートマッチで開催すると発表した[15][16][17]。2月5日には、2月26日-27日のホームゲーム(愛知県西尾大会)をリモートマッチにすると発表した[79][80]。2月15日、2月5日-6日のNEC戦(郡山大会)の代替試合について、そのうち1試合を3月2日にリモートマッチで開催すると発表した[22][23][54]。 トヨタ車体クインシーズは、2月4日、26日-27日のホームゲーム(愛知県豊田大会)をリモートマッチにすると発表した[81][82]。 埼玉上尾メディックスは、2月15日、1月22日-23日のNEC戦2試合の代替試合のうちの1試合を3月9日にリモートマッチで開催すると発表した[21][22][23]。3月3日には、2月5日-6日の東レ戦の2試合の代替試合を3月23日と3月30日にリモートマッチで開催すると発表した[27][42])。 JTマーヴェラスは、3月3日、1月29日-30日の久光スプリングス戦の2試合の代替試合を3月16日・30日にリモートマッチで開催すると発表した[27][38]。 PFUブルーキャッツは、3月3日、2月5日-6日のJT戦の代替試合を4月2日-3日に、2月20日のトヨタ車体戦の代替試合を3月23日に、それぞれリモートマッチで開催すると発表した[27][30][38][68])。 開催期間の延長V.LEAGUEは、2022年2月17日、第17期第6回Vリーグ機構理事会を受けて、V・レギュラーラウンドの開催期間を、3月27日までのところを1週間延長し4月3日までに変更すると発表した[4]。 中止試合の取り扱いについて発表2022年3月25日、Vリーグ機構は、代替試合未定の中止試合が3試合ある段階で、その3試合について、開催期間に再試合を開催する見通しが立たないため、中止の起因によって勝敗をつける「みなし開催」をもって試合結果を決定すると発表した[67]。一方の辞退により中止となった試合は、新型コロナウイルス対策に関する規程第11条に基づき、中止・延期を申し出たチームの不戦敗(0-25、0-25、0-25の敗戦扱い)とした[83]。 ファイナル第2戦の中止リーグ優勝が決まるファイナル第2戦(JT-久光)が、両チームから陽性判定者が複数人出たことにより中止となった。それにより、第2戦は新型コロナウイルス対策に関する規程により「勝敗をつけない」取り扱いとなったため、第1戦で勝ちファイナルの成績でリードしている久光の優勝となり、JTは準優勝となった[72][73][74]。 シーズン最後の優勝を決する試合が中止となり、代替試合を予定しなかった件について、Vリーグ機構事務局長の日置康夫は記者会見において、同機構会長の國分裕之と両チームの代表者によるオンライン協議の末、翌週以降にJTが出場するアジアクラブ選手権、4月30日に開幕する黒鷲旗全日本男女選抜大会、日本代表登録メンバーの合宿参加などがあり、再試合を開催するのが物理的に困難であり再試合を開催しないことを決断したと説明した。Vリーグ機構側は苦渋の決断であることを強調したが、2020年には、V・チャレンジマッチのV1・V2男子入替戦が中止になったときも同様の理由が述べられており、重要な試合が中止になったときの代替措置の面で改善されていない点が明るみに出て、リーグが掲げる「ファンファースト」の姿勢に疑問の声が挙がるものとなった[84]。 V・レギュラーラウンド勝敗表
全日程終了。順位確定優先順:勝数→ポイント→セット率→得点率→当該チーム間の対戦成績。
試合日程2021年10月15日 - 17日
2021年10月23日 - 24日
2021年10月30日 - 31日
2021年11月6日 - 7日
2021年11月12日 - 14日
2021年11月20日 - 21日
2021年11月27日 - 28日
2021年12月4日 - 5日
2022年1月8日 - 9日
2022年1月15日 - 16日
* 2022年1月16日の岡山-PFUの第2セットで、岡山の得点時に誤って2点加算されたラリーがあったが、それが修正されないままセット終了・試合終了に至った。記録用紙に両チームキャプテンのサインがあり、 2022年1月22日 - 23日
2022年1月29日 - 30日
2022年2月5日 - 6日
2022年2月12日 - 13日
2022年2月19日 - 20日
2022年2月23日 - 27日
2022年3月2日 - 6日
2022年3月9日 - 13日
2022年3月16日 - 21日
2022年3月23日 - 28日
2022年3月30日 - 4月3日
V・ファイナルステージ
※ファイナル3はV・レギュラーラウンド2位チームに1勝のアドバンテージ。 ファイナル32022年4月9日にこのはなアリーナ(静岡市)で開催される[3][5][86][87]。
ファイナル2022年4月10日と16日に2試合方式で開催される。1試合目はファイナル3に続きこのはなアリーナで開催され、2試合目は千葉ポートアリーナで開催される予定だったが[3][5][86][87][88]、両チームに新型コロナ感染確認されたため中止[74]。そのため久光の優勝が決定した。
最終順位
表彰個人賞ファイナル第2戦中止によるV1終了が発表された2022年4月15日、以下のように個人賞が発表された[89]。得点王、スパイク賞、ブロック賞、サーブ賞、サーブレシーブ賞はV・レギュラーラウンドの成績により確定した[90][91]。
Vリーグ特別表彰
脚注
外部リンク
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